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カレイの謎に迫る。
 これまでも2回ほど、早朝の磯歩きに最適な大潮のマイナス潮の日は【今シーズン 最高の冷え込み】とのことでしたが、今回のマイナス潮の日は8・9・10日。
私が言ったとおり、今回も【今シーズン 最高の冷え込み】とのことで、9日はマイナス2度。
 雪などで道路凍結がなければ寒くてもガマンができるので行ってきました。

 カジメなど褐藻類が食い荒らされて、茎だけになっていることは前にも書きました。
 地元の人の話では「江田島もアイゴが増えて、海藻を食べるんよ」と言っていましたが、アイゴにしてはひどすぎる・・・・・?と思っていましたが、犯人バフンうにでした。

 茎だけになったカジメに、わずかに残った葉のような部分に、2匹のウニが20㌢くらい登って食んでいました。
 これまではあまり気にはなりませんでしたが、よくよく見たらおびただしい数のバフンうにが、異常発生していました。この時期は繁殖期なのか、白い液体を出す固体もいて、ひどいところでは薄いながら海水が白濁していました。
 まだまだ増えたら、アワビやサザエより先に海藻を食いつくし、生態系がおかしくなるのでは・・・・・と思いましたが、この近辺にはうにで生計を立てる人もいなそうだし、ゴルフボール大では商品価値もないのでしょう。

 さてさて釣りの方ですが、カレイなどの研究をされている【ある方】をご案内してのカレイ釣り。
わずか2時間で、30㌢、30㌢、33㌢、35㌢、40㌢の5枚を二人で釣り上げ終了。



(2週間前に比べたら、ずいぶんと厚みを増しています。ガツガツ餌を摂っているのでしょう)



(2週間前に釣ったカレイは、まだ薄っぺらでしたが・・・)

 欲の無い・・・・と思われる方もおられるでしょうが、私の考えはこうです。
居場所はわかっているので、また2週間置いてから数匹釣っては経過をみることにしたのです。
言うならば【カレイ定点観測】をしてみることにしたわけです。

 通常、花見ガレイは2月の下旬でも、まだうすっぺらな個体も多いのですが、ここのカレイは結構早くから肉厚になっているようです。
 これは、前回も書きましたが「ガツガツと餌を摂るために」この場所に来ているのでしょう。

 2009年1月4日のブログで【カレイの狙い方についての疑問、3題・・・・・・】というのを書きました。
その中に、夜に灯りのある場所で釣れるカレイについて、「こんな場所に来ているカレイは、お兄ちゃんに例えて言うなら、広島では流れ川、博多なら中州、札幌ならススキの・・・・・・というように、やる気満々で夜の繁華街に来ているわけですから、当然エサがあれば食いついてくるわけです」と書いています。

 この場所も、エサが豊富な場所なので、そこに集まっているということは、食い気たっぷりだと想像できます。
 それで、ここのカレイは回復が早く、厚みの増し方も他所に比べると早いのでしょう。
みなさんも、そんなエサの豊富な場所を探して釣れば、良い釣果に恵まれるでしょう。

 それからこの場所でもう一つ確かめたいことがありまして・・・・。
40㌢のカレイは、【ある方】が釣られましたが、その日私は石ゴカイオンリーで釣りましたが、その方はホンムシを使用されていました。
 やはり大型はホンムシの方が良かったのか?とも思いますが、私はそこでは数を釣ったり大型を釣りたい・・・・というよりは、とにかくどんな小さなことでもいいので【カレイについて確かめたい】ので、今シーズンはすべて石ゴカイでやってみようと考えています。

 謎について考える事は本当に楽しいです

 余談ですが、私たち全日本サーフでは、一定のサイズ(カレイなら30㌢・40㌢・45㌢・50㌢とランク付け)を数多く釣るという一種の競争のようなものがあります。
 多分、上記の場所だとかなりの数が釣れると思います。(前回が10分で2枚、今回が2時間足らずで5枚)

 でも、この場所はせっかく見つけた【定点観測】に適した場所なので、口はばったいようですが「今を楽しむより、未来も楽しめるよう」少しでもカレイの謎に迫れるよう、大事に調べていきたいと思っています。








 

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2012/02/10 17:38 | お魚の生態

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