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落ちギス考・・・・・・。

 先日来、このブログで【落ちギス】について書いています。
落ちギスの定義についてよく聞かれますが、私もはっきりはお答えできないのは事実です。

 週刊釣りサンデーの会長で、全日本サーフの名誉会長も務められていた、故小西和人氏が書かれた「キスのすべて」などには、短く次のような記述がある。
 「冬が近づくと再び深みに去るが、その前の一時期、冬ごもりに備えて採食活動が一段と活発化するせいか、行動域が広がる。これがいわゆる落ちギスで、良型が岸近くでまとまって釣れることがある。」
と・・・・・・・。

 私は、キスの周期を越冬ギス、早場のキス、乗っ込みのキス、盛期のキス、夏場のキス、落ちギスなどとそれとなく分けて呼んでいる。
 夏場に、波打ち際でピンギスが釣れたり、夜になると良型が釣れたりしている真夏のキスの釣れ具合から、そこそこ良型のキスがまとまって釣れたり、良型が2色付近でガツン!と釣れたりする状況を、私は【落ちに入った】または【落ちの入り口】とか称して自分で楽しんでいる。



 いずれにしても、乗っ込みや盛期のキスなどに比べ、比較的釣りやすいので、私はキス釣りを始めるなら落ちギスからがいいでしょう・・・・、と言っている。(カレイは乗っ込み時期よりは、えさ取りの少ない花見ガレイから始めるといいのでは?)


 そうそう、先日のブログで水曜日に山陰に行こうか?と書きました。でも行っていません。
実は【落ち】に絡んで、考えている事があります。

 先日の琴ヶ浜での大会(集い)、石ゴカイが品切れだったので、パスタくらいの細めの本虫を持って行きました。
 26日のあることの残りの石ゴカイと、その細めの本虫を併用して使いました。
ところが、偶然なのか本虫の方によく釣れたのです・・・・・。

 その日は単なる偶然かと思っていましたが、当日20匹釣ったTさんが「チロリの方によく釣れました」とのメールがあったので、これは単なる偶然ではなく、本虫やチロリのようなエサにある何かが作用したのでは・・・・・?と思ったのです。
 そこで、水曜日の釣行は止めて、チロリか本虫が入手できる金曜日まで待ち、土曜日に釣行をしようか?と考え直したわけです。

 それから、これも単なる偶然かも判りませんが、気になるお話が・・・・・。
 先日琴ヶ浜に参加されたK見氏の話によると、「Y浦からキスが消えた・・・・・・・、75m沖まで潜ってみたがキスの姿を見たのは一匹だけだった・・・」とのメールと、次の写真が送られてきていた。



(浜田市のK見さんから送られてきた、キスの水中写真)

 そして、琴ヶ浜大会の前日、泳いでいた人との会話の中で、「沖にあるブイまで潜ってみましたが、キスは一匹しかいませんでしたよ。」とのお話。
 まさに翌日、その場所での釣況は惨憺たる有様で、2時間でキス3匹という惨めな結果でした。

 Y浦も琴ヶ浜も同じような状況に見舞われたわけです・・・・・・・・。

 まだまだ【落ち】には解明されていない部分が多くあるようです。

 

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2010/09/02 19:59 | お魚の生態

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