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竿を持たない釣り人、浜田に行く・・・。
 今日は、カミさんの里への墓参り。北広島町へと車を走らせる。
 道中にはいろんな夏の花が咲いている。
 まずウバユリの花、、これは花だけ見るとユリだが、花が咲く前の草姿をみるととうていユリ科には見えない。
 根っこは貴重なデンプン質を求めるに最適だったようで、この地方では「カタクリ」と呼んでいたらしいが、現在ではあまり採る人もいないようだ。
 (注:カタクリとは同じユリ科でも、似ても似つかぬ草姿だが、同じデンプン質を採るため、混同されて呼び慣わされていたようだ)

(ウバユリの花、花が無い時期にこれをユリ科と判る人はかなりの植物通)

 明るい日差しがそそぎ込む林縁には、朱赤色も鮮やかな『フシグロせセンノウ』があちこちで花を咲かせている。

(本州の関東地方以西、四国、九州に分布する。名前のフシグロは茎の節部分が紫褐色に染まることからきている)

 暑くならないうちに墓参りを済ませたが、カミさんのお姉さんのウチでの昼食にはまだ時間があるので、大佐山を越え金城町経由で浜田市へ・・・。
 投げ竿を持たないで浜田に来たのは、これで二度目の経験・・。
 20数年前は、金城町の波佐での渓流釣りに飽きて、そのまま浜田市の折居海岸まで行ったことがある。
 波打ち際を見ると砂紋のようなものが見える。よくみると、その砂紋は僅かずつだが動いている。
 それがキスだと気付くまでそう時間は掛からなかった。
 考えた末、渓流竿に山女魚バリ、エサはあまったシマミミズ。小さなかみつぶしを付けて振り込んで、ゆっくり引くと「ククーックー!」と渓流竿の穂先を絞り込む。しばし時間を忘れてキスの探り釣りを楽しんだ。

 今回はまったく竿と名の付くものは持参していない。おまけにカミさんとカミさんのお姉さん、それに愛犬ぷりんも同行している。仕方なく、かめや釣具浜田店の向かいの新鮮市場に行き、万作(シイラ)の刺身と酢漬け用のイカなどを購入し、北広島町にUターン・・・・。浜田の海が私を呼んでいるような気がしたが、これは錯覚だろうか・・・。

 途中、金城町波佐の明治屋で超ウマの『鯖寿司』を6本買って帰る。
 ここの鯖寿司、元毎日新聞の記者をしておられた鴨谷師も、その毎日新聞紙上で紹介したことのあるおいしい鯖寿司。予約なしではなかなか入手が難しい。(私は、昨日の午前中に予約していた)

 カミさんのお姉さんの嫁ぎ先で昼食を食べたあと、近くの小川で遊んでいる子供たちのところに行ってみた。 
 ぷりんも興味津々で子供たちがアブラハヤを釣るのを見ている。

(子供たちの嬌声を聞きながら、川の側で遊んでいるぷりん)

 投げ釣りブログなのにすみません・・・。
 久しぶりに投げ釣りの他に、好きな山野草をゆっくり見ることができ、満足な一日でした)


おまけの写真

(夏空に咲く、オニユリの八重)
ちなみに、県北の湿原などによく見られるコオニユリと、園芸種のオニユリの見分け方ですが、ムカゴができるのがオニユリで、ムカゴができないのがコオニユリです。

注(葉っぱの付け根に、パチンコ玉大の褐色のユリ根のようなものが出来、それが地上に落ちて繁殖する。山芋にもムカゴが出来、ムカゴ飯などに利用されている)
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2008/08/11 20:29 | ぷりん登場

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