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主役不在
 瀬戸内海でのキスは好調で、山陰も江崎など入り江での釣れ具合もまずまず、今年は例年に比べキスが釣れるのが早いのか・・・。
 管理人と、彼の会社の後輩が山陰でキスを釣りたいので行きませんか?とのお誘い。ここはひとつキス釣りの妙技でもお見せしなくては・・・、と承諾。
 しかし、4月の20日ころに出かけた知人の話では「日脚など砂浜を何ヶ所かまわったけど、最初に良型が来ただけでさっぱりだった。まだあまりいないようだ」と、それなりウデのいい彼の言葉だけに気になっていた。
 29日、午前7時にかめや釣具浜田店で待ち合わせ、最初は折居の夏井の浜に行く。
 一投目、何も生体反応無し・・・・・。
 二投目、5色ちょいに投げずっとずっとがまんをしながら巻いて、2色まで来たところでククッ!とわりと強いアタリ、次のアタリを待つ。またククーッ!と二匹目のアタリ。欲張って次のアタリを待ちながらゆっくり引いていると、グッと重くなり仕方なく巻き上げることに。プルプルっとキスはいるにはいるが重い。巻き上げてみると海藻の一種カジメががっちり掛かっている。カジメに振り回されたせいか2匹掛けたつもりのキスは一匹だけに。それでも20㌢超のキスに気を良くする。
 次は70mあたりに投げ、素早く60mあたりまで巻いて仕掛けを落とし、2色あたりを引くが群れが小さいせいか今度はアタリ無し。
 その後3回投げるが、キスのアタリはさっぱりなので移動を決める。これがガマン大会なら、キスが1匹でも釣れた場所なのだから、粘ってでもあと何匹かでも釣れればいいや!と思うが、キス釣りはあのククーッてのが何度もないと面白くない。
 次に、三隅の田の浦に行く。浜に降りても釣れなかったらしんどいので、との横着心で護岸の上から3投。しかしここも生体反応無し。
 浅い方が、早く水温が変わっていいのかも知れないと土田の北浜へ。
 ここは写真のようにきれいな砂浜で、盛期にはキス釣りファンで賑わう場所。



 ロケーションは最高だが・・・・、昔流行った歌で『今はもう秋 だれもいない海~ではなく、今は まだ春 キスはいない海~♪』状態・・。

 もっと西に下がって、益田持ち石海岸に行き、最悪の場合江崎湾でキスのアタリを楽しむか、帰りの事を考えて浜田方面に戻るかを相談した結果、浜田方面に戻ることに。
 折居でも、夏井の浜ではなく港側で投げてみるがやはりダメ・・。
 日脚海岸で投げてもダメ、3投であきらめる。
 貯木場の波止から2回投げたがここもダメ、一気にあきらめムード。
 熱田の竿カケから海面を見ながら話をしていると、昨年の虹ヶ浜でのSBCでお話したことのある、トーナメンターのH氏が来られ「今日はどうしたのかキスはさっぱりですね」とのこと。山陰のキスに詳しくウデも一流の彼の話なので、どこを回っても釣れなかったことに納得。
 瀬戸内は好調というのに、山陰のキスはまだお目覚めではない様子。
 やはり昨今の瀬戸内海の海水温上昇の影響で、瀬戸内のキスが早く釣れただけで、山陰のキスは『キスは八十八夜を過ぎたら陸を向く』と先輩方から聞かされた言葉どおり、連休過ぎからがねらい目なのかも・・・。
 今回はいいところを見せるつもりだったのだが、どんないい道具を持ってベテランと言ったところで、所詮釣り人は脇役に過ぎず、主役のおさかなさんがいなければ何の役にも立たないということを痛感させられました。
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2008/05/01 10:39 | キス大スキ!!

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