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極短仕掛け
 極端ではなく、私が名付けたのは『極短仕掛け』。漢字に詳しい方は小池は間違っているんじゃないか・・・それは誤字だよ、と心配いただいたのでは?
 ご心配なく、決して間違えたのではなく、極端に短い投げ仕掛けだから、遊び心で『極短仕掛け』と呼んでいるだけです。
 えのみやサーフの掲示板で、和尚さんが書いている「小池勝の仕掛けを・・・」というのがそれです。
 長い投げ釣りの歴史を経て、先人方のたゆまぬご尽力のお陰でかなり完成度が高くなった投げ釣りで、まったくオリジナルというものは現在ではほぼありえないと思います。この極短仕掛けも全くのオリジナルではありません。
 そのルーツをたどれば、某有名な出版関係の方が何十年も前に、これに似た仕掛けを発表されています。私はその仕掛けに私なりのオリジナリティを加えて、それを使い結果を出してクラブ員にも紹介しているだけです。
 先ず材料ですが・・・
 ダイワ精工の船ハリス真鯛の4号か5号と、8号のハリスを用意します。
 ハリはがまかつの黒チヌ5号です。
 スイベルUG(植田漁具)のインナースナップ付きサルカン3~5号を用意します。

 この仕掛けはあくまで根掛かりの多い場所で、水深や潮流の関係で仕掛けが絡みやすい場所使用と考えてください。
100%仕掛けを絡ませない!という自信のある人などは無用のモノとしてご笑覧下さい。

 まずハリス4か5号を70㌢に切ります。その両端に、黒チヌ5号のハリを結びます。
 結び終えた仕掛けに、5㌢違いの段差で折り目を付けておきます。
 8号のモトスを40㌢に切り、真半分の位置に折り目を付けます。
 その2本をスナップ付きサルカンに通します。
 5号のハリが両端に結ばれたハリスと、8号のモトスの同じ折り目のところを中心に4本まとめて縒って行きます。
 縒り終わったところを8の字結びで止めます。これでできあがりです。
 全長35㌢前後、これだと絡みようがないのでどんな条件で投げ込んでも絡むことは99%ありません。絡まないということは、絡んだら釣れないという事を逆説的に言えば釣れると言うこと。


(極短仕掛けで釣った41㌢のカレイ。天秤はジェット天秤使用)
 短い仕掛けだから、長い仕掛けに比べ飛距離も稼げる。
 仕掛けが長いと、ハリスが根を巻くことがあるが、短いと根を巻くことも少なく根掛かりも少ないということも言える訳です。
 今度、画像が添付できる技術が身に付いたら画像付きで詳しくご説明します。
 
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2008/03/20 20:14 | 仕掛けに関するお話

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