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巨ギスの宝庫、甑島回顧録
 庭の栽培棚で、「サツマチドリ」が咲き始めました。
 先日ご紹介した野生ラン、ウチョウランの仲間で甑島固有の変種。
 この花が咲くころになるとある一件を思い出す。

 鹿児島県の串木野市沖の東シナ海に浮かぶ甑島。今から23年前の1985年4月27日から3日間、取材と言うかたちで公表された初めての投げ釣り党として鴨谷計幸師とともに、5人で釣行したのがそれだ。
 当時はほとんど甑島での投げ釣り場の情報も無く、例えば中甑の民宿探し。1泊目は上甑島の里港とならぶ大きな港、中甑港にあるものとばかり思って「中甑の民宿かわばた」を予約した。
 ところがどっこい!そのかわばたは純粋に中甑島の平港にあった・・。
 我々の予定では、里港や小島など入り江の多い上甑島を釣り、砂地の少ない(ほとんど無い)中甑はパスして、長浜や手打、青瀬など砂浜の多い下甑に一泊して釣る予定だったのだが。
 予約している手前、仕方なく船便も悪い中甑島に泊まったが、どうしたものか思案投げ首・・・。
 民宿のおかみの手配で、翌日モーターボートで上甑島の中甑港に渡してもらい、ついでにその人が自家用車で上甑の釣り場を案内してくれることに・・・、つまりチャーターである。しかし、その当時はその船と自動車に運転手付きでの一日だったが、料金は安かったのだろう金額はまったく記憶にないくらい。
 話せば長くなるので、結果だけを言いますと、甑島列島滞在45時間のうち、実際は10時間の長浜港での釣果は、5人で26㌢以上が20匹。そのうち30㌢オーバーは4匹。

(昭和60年6月2日発行の週刊釣りサンデーより)
尺ギスを手に満足そうな若き日の私。ベストに付けたクラブワッペンも旧タイプ(結成から20年間使用)のものです。

 甑島の釣行記の続きはまたの機会にご紹介します。


花好きな方へ
【我が家の花ごよみ】

(サツマチドリの花が咲き始めました。ウチョウランに比べ丸い花型の個体が多く、舌弁に斑点を多く散らす。)
 一時は普通の花でも1球5000円の時代があり、私も二度目の甑島行きでは20~30万円も買い込んだものです。
 その後、価格は暴落してカミさんにこっぴどく叱られ、10年くらいはぶちぶち言われました・・・。
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2008/06/28 20:54 | 我が家の花ごよみ

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