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蚊の気持ち
 竿先の穂先ライトだけを凝視し、無念夢想で釣っている夜釣りにおいて、あの「プ~ン」という、蚊の羽音はとても気になる存在です。

 何年か前、山口県の山陰側にある【須佐湾】の、マテ潟にあるペンション前での半夜釣り・・・・・・。
「クゥィーー」と竿先を押さえてラインを出して行ったのは、お目当てのキスではなく33㌢の尺マダイでした。
 キスではないが、これもありかな・・・・と釣り続けていましたが、足首がむずがゆくどうにもこうにもガマンができなくなりました。

 そうです、やぶ蚊の襲来で露出している手や足首を十数ヶ所刺されたのです。
「これは堪らん」と竿を納め、須佐駅前にある薬局に駆け込み、虫刺され用の【キンカン】を購入する羽目に。
「キンカン塗って♪また塗って♪」と塗りたくりましたが、時すでに遅しで痒いの痒くないの・・・・・、その日の釣りはジ・エンドとなりました・・・・。

 それに懲りた私は、写真のような大量の蚊取り線香などを用意するようになりました。



(蚊取り線香皿が5個にどこでもベープ・・・・・・、これだけでは終わりません、フマキラーのスプレー缶も持参しています)

 と、準備万端で先日の【鴨谷杯キス釣り大会】に臨みました。

 最初のうちは、日暮れとともにあちこちから「プ~ン」「ぷ~ん」と何匹もの蚊が『うまそうなメタボ親父だぁ!!』と、私の周りを飛び回ります。

 スプレーをシューシューと吹きつけ、皿とフタに分けて8個の蚊取り線香を焚きました。

 さすがに、蚊は寄ってこなくはなりましたが、しばらくするとみぞおちの少し上が痛くなり、吐き気がしてきました。
最初のうちは、さきほど食べた弁当のおかず、そのうちの何かが悪かったのか・・・・?と色々考えていました。

 食あたりにしては吐き気はするものの、ぜんぜん出る気配は無いし、腹も下る気配もない・・・・・・、その繰り返しに苦しくて苦しくて・・・・・。

 朝になって気がついたのですが、あの吐き気は食あたりではなく、どうやら蚊取り線香の煙による軽い中毒だったようです。

 何事にも『程度』というものがある・・・・ということを思い知らされました。
大の人間でもあれほど堪える蚊取り線香、蚊の気持ちがわかるような気がしました。

 お話は変わって、いつもおいしいお魚をいただくOさんから、『イサキ食べませんか?』とのメール。
私の辞書に「おいしい魚、いらないと言う文字は無い!」とお返事して、いただきに行きました。

 刺身と、炙りと煮付けにしておいしくいただきました。
Oさんはイサキのほかに90数㌢のマダイも釣ったそうです。

 私と違って大物釣りをされていますね・・・・・。
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2011/07/27 19:39 | 未選択

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