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釣り場での怪談・・・・・・。

 春とは言え、まだまだ寒いのに、夏の定番怪談でもあるまいし・・・・・・・。

 投げ釣りを始めたころ、先輩から聞いたお話の中で、「墓場や焼き場(火葬場)の前は、エキスが地中から流れるのか?よく釣れる場所が多い」と。
 そう言えば、江田島でも倉橋でも沖美でも、好釣り場と聞く場所に心当たりがある。

 しかし昔のように土葬ならともかく、昨今の火葬ではエキスなどとはあるまい・・・・・・と思いながらも、先輩の顔を立てて聞いていました。

 私なりに判断すると、エキスはともかく、墓場などの前で釣る人は少ないので「釣り荒れ」がないのでは・・・・・と思いました。
 かく言う私も「幽霊怖い!」ので、絶対にお墓の前では釣る気にはなりませんので、そういう考えの人が多ければ多いほど釣り荒れがない・・・・・・・と考えたのです。

 ここからの二つの話は、私が長い釣り人生で経験したこわ~いお話なので、心臓の弱い方などはスルーしてください。

 今から40年近くも前、仕事が終わると友人と3人で、呉市阿賀港発の最終便フェリーで堀江港へと渡り、国道33号線を高知まで走っていました。

 高知県の中芸海岸での、コトヒキイシモチなどの夜釣りへと通っていたのです。

 松山市から三坂峠を越え、高知へのぐにゃぐにゃ道を走っていたところ、前を走っていたトラックに追いつきました。
 そのトラックのボディーには《USA》と書かれていた。

 友人の一人が「USAゆうて書いてあるで!アメリカのトラックが走りよるんかいの?」と。
しばらくして、もう一人の友人が「ありゃぁ、USAでもアメリカじゃなく、高知県の宇佐じゃろ!」との言葉でその場は一件落着。

 さらに真っ暗な山道を走っていると、突然ヘッドランプの中に真っ黒な子猫が飛び出して来た!
あっ!」と急ブレーキを踏んだものの、その子猫をかわしたか?轢いてしまったかは怖くて確認できないまま・・・・・・。
 すると!後ろからもの凄い速さで、黒い子猫を咥えた親猫が追い付いてきた!!!!!!
わぁぁぁぁ~!」「ごめん!ごめん!」と謝りながらも、怖さから強くアクセルを踏む。

 しかし、その黒い子猫を咥えた黒ネコはぴったりと後ろをついてくる。
さっきまでの「USAは宇佐じゃろ(^_^)v」などとの明るい会話は消えてしまい、ただただ逃げるだけ。

 やっと、明るい場所までやってきて、バックミラーを見ると・・・・・・・・・・・・。
黒い子猫を咥えた黒ネコの正体は!

  なんとぉぉぉぉぉ~










 もう一つ、今から30年くらい前よく行っていた長崎県の五島列島。
宿は、鴨谷師ゆずりで《えび屋》と決めていた。

 確かこの下の写真の年だったと思います。



 女将さんと4人で話ながら食事をしていたときのこと。
「そう言えば、お盆のころ部屋がいっぱいになって、しかたなくお仏壇の部屋にもお客さんに泊まってもらいました」と女将さん。

 「その晩のこと、真夜中にこの世のモノとは思えないようなギャ~あと悲鳴が、仏壇の部屋から聞こえた」と。

 何事かと飛び起きて、そのお客さんの部屋に駆けつけてきると、なんと数匹のアカテガニが部屋を這いまわっていて、どうやらそのお客さんの顔をアカテガニが這ったらしい。



 みなさんご存じのとおり、アカテガニは普段は海に近い陸の上で暮らし、夏の大潮の夜に産卵時期を迎えると、とにかく通れるところは家の中だろうがどこだろうがお構いなしに、海へ海へと行進をするわけで、その折よりによって私のような幽霊怖い人間が、仏壇の間で寝ているのに顔の上を這って行った・・・・・というのが事の顛末でした。

 そのプチ怪談話しをしているとき、お仏壇の部屋でもないのに突然「チ~ン♪」と音がして、部屋中というか旅館内すべてが真っ暗闇に(+_+)

 しばらくして電気が灯りましたが、また「チ~ン♪」という音とともに、またまた真っ暗に(・.・;)

 女将さんの弟さん(板長)がやって来て、「すみません・・・・増築工事中で、電子レンジを使うとテンパールが落ちてしまいまして」と。

 どうでしょう・・・・・・怖かったですか(^^ゞ 









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2016/03/21 20:08 | 未選択

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