最初はワールドの3m位のロッド一本だけ買って出かけました。
しかし、山口県上関町の白浜で、会社の友人が釣ったマコガレイを見て私は目が点になりました。
むりもありません、それまでの私はハゼやベラとたまにキスを釣っていただけなので、魚屋さんで売られているカレイがそんなに釣れるわけはないと思っていましたから。
友人いわく「カレイは比較的遠投したところにいるから、竿は長い方がいいよ」と。
この話は何度もしましたが、次の休みの日に釣り具店に行った私は、NFTの4・6m?4・8mだったかの磯遠投竿を買ったのです(^^ゞ
かくして3mと4・8mのアンバランスな竿を持った新米釣り人は、周防大島の日向泊などへとカレイ釣りに(つもりで)通いました。
しかし、カレイ釣りは道具ではない・・・・・と分かっていてもさっぱりでした。
意を決した私は、ダイワのSS7500のリールと、オリムピックのキューバ14を3セット買っての投げ釣りが始まりました。
(右のストリップ仕様の色と同じキューバ14を買いました)
オリムピックのキューバシリーズ。
左は1970年後半に出された《純キューバ》、真ん中は折り畳み式の大口径ガイド装着の《キューバ420FC》
当時かなり高値だったサクラの日本号、左が《日本号C》、真ん中が《日本号D》、右はダイワ《ニューアロー スポーツ》、すべて当時全盛だった大口径のガイドが付いています。
日本号は、大口径のガイド二つが取り外しできるようになっています。
ダイワアローは、大口径ガイドが折りたためるようになっています。
持ち運びに便利なように取り外しができるのはいいのですが。
ある日のこと、平山郁夫美術館や耕三寺で知られる生口島へ行った時、一番大きなガイドを忘れてしまい、そのガイド無しで釣りましたが、グラスロッドのしなりで今にも折れるのではないか?とヒヤヒヤしながら、とても釣りをしたような気がしませんでした。
オリムピックのアマゾンシリーズです。
左からカーボン含有の《世紀アマゾン13(定価19,000円)》真ん中は《別誂アマゾン》、右は半透明が斬新な《ブライトアマゾンーV(定価10,000)円》。
1977年、当時私が使っていたブライトアマゾンで、生まれて初めて50㌢オーバーの石ガレイを大畠で釣りました。
(この写真のロッド10本は、すべて未使用のコレクションです)
このころはもうガイドは、折り畳み式キャスピンになっています。
ただ、ガイドリングの材質がハードプラスチィックなので、熱伝導率が悪くナイロンラインの3号でゴリ巻きをすると、溜まった熱でラインが溶けた状態になり、「ファッ」といった感じで簡単に切れていました。
現在のSicガイドなんか夢のようです。
リョービの《プロスカイヤー420》、会社の人に頼まれ、愛用していたブライトアマゾンと、このプロスカイヤーを交換しました。
1987年に登場したダイワAWTプロキャスターと比べてみてください。
こんな物干し竿みたいなロッドを3セット抱えて、山口県周南市黒髪島や大津島に渡船で渡り、釣り場まで「ふぅふぅ」言いながら歩いたものです。
(左のダイワAWTプロキャスターだけは未使用品ではありません)