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海ではなく、岩山登り。
 21日の火曜日は、カミさんが休みだったので、ぷりんのお守りはお任せしての【無罪放免】、つまり「海でも山でも行ってこい!亭主元気で留守がいい」ってこと。

 同行者は、しげぽんさん。
去年の秋から、お互いの都合が合わずにのびのびになっていた【イワタケ】採取に行くことに・・・・。
 行くのはいいが、私にとってその場所に行くのは30年ぶりくらい、まだ歩ける道はあるのだろうか?
行けたとしても、岩山に登る体力があるのだろうか?と思ったが、いつもあちこちの山歩きをして、里山ガイドの資格もあるしげぽんさんと一緒なら心強いから・・・・・と出掛けることに。

 かすかな記憶を頼りに、息を切らせながら沢沿いの道を歩く。
最近は歩く人もいないのか?倒木などで痕跡が無くなった道を、時々コースを外れながらも岩場の下まで到着。
 5ヶ所ある登り口の中から、一番楽だったコースを登ることにしたが、それでもキツイのなんの・・・・。
堪らず「しげぽんさん、その先まで行って陽が当たる岩場があるか見て」と、先頭歩きを譲る・・・・・。

 両手両足はもちろん、全身の筋力を使って立ち木を掴んだり、岩を掴んだりしながらゆっくりと登っていく。
岩場歩きは、ある種【パズル】のようなもので、どちらに進んで(登り・降り)行くか、よく見極めて行かないと、行き止まりの崖になり、これまで2回ほど「進むに進めず、戻るに戻れず」状態になり、崖の上で20~30分思案したことがあります。

 途中には、普段なかなかお目にかかれない植物、【ウチョウラン】【ジガバチソウ】【イワヒバ】【セッコク】【ササゆり】などが生えていて、それを眺めながら登って行く。



(岩棚に生えたウチョウラン、花はまだ咲いていません)



(ふんわりとした腐葉土の上に生えたジガバチソウ)



(園芸愛好家に人気のイワヒバ、これも大きくなるには年月が掛かり、このこぶし大のモノでも10年は経っているでしょう)

 ついついうっかりすると見落としてしまいそうなのが、今回の目的の【イワタケ】。
十円玉くらいのはたくさんあるが、手のひら大(指部分は除く)のものはなかなか無い。
手のひら大になるには30年以上も掛かるとのこと。



(比較的大きなイワタケ。大きさ対比のため、私の人差し指と一緒に撮りました)

 イワタケとは言いながら、茸(きのこ)の仲間ではなく苔の一種で、よくぞこんなものを食べようとしたものだと、これを見るたびに感心してしまいます。
 栄養があるわけでもなく、特別な味があるわけでもないのですが、しいて言うならば食感を楽しむ【粋】な食べ物だと思います。

 約3時間の崖の昇り降りをしたのち、渓流畔におりて一休み。
しげぽんさんが作ってくれたパスタをかき込むよう食べました。



(しげぽんさんに作ってもらったパスタ、天然のランチョマットの上に置き・・・・・)

 帰り道、汗だくになったのでY温泉に浸かって、さっぱりとして帰りました。
しげぽんさん、サポートありがとうございました。
 登るとき、崖の途中で「しんどいしんどい・・・・・もうここに来るのは、これが最後だろう・・・・・」と独り言を言いながら座り込んでしまいましたが、山を降りるとまた行きたくなりました。
 
 しげぽんさんと一緒に休息した場所から見た、対面の岩場。
あちらから、こっちを見たら同じような光景かもしれません。

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2013/05/23 15:14 | 未選択

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