ある程度通いなれたカレイ釣り場なら、狙いの潮回りや時合いについては、だいたいの時合いが判っているので、その時間に集中的に投げ返すことができます。
初めての釣り場はどうでしょう・・・・・。
実は25日は、まったく初めて竿を出す釣り場でした。
こんな釣り場の場合、ずっと気が張った状態で投げ返していては、いくら好きな釣りだと言っても疲れますし、エサもべらぼうな量が必要となります。
ずいぶん昔のこと、友人に連れて行ってもらった愛媛県中島でのカレイ釣り、生まれて初めて降り立った砂浜で、右も左も時合いもまったく判らないまま釣りをしました。
その時に感じたことですが、今まで左に流れていた仕掛けが急に右に流れた時にカレイが釣れ、また左に流れ始めると釣れなくなり、再度右に流れ始めた頃にパタパタと釣れ、初めての釣り場ながら30~37㌢を6枚釣ったことがありました。
今回の釣り場も、それまでかなりの流れで右に流されていた仕掛けが、少し流れなくなった・・・・・・そんな時に釣れました。
そのせいなのか、3匹のうち2匹は自分のラインと絡んで上がってきました。
つまり、それまでは均等な速さで流れていた仕掛けのうち、潮流が変わったことによりそれぞれのラインの方向が多少ズレたころに食ってきたのでしょう。
初めての場所を釣る場合、多少潮流のある場所で釣ると、これまでとは違う流れ方などがよく判るので、判断材料になると思います。
また、何度も雑誌などに書いてきたお話ですが、初めての釣り場やあまり行ったことのない釣り場の場合、できるだけ複数の人間で釣行すると、自分が釣れなくても横の人が釣れば、その時は時合いだと判断できるので、エサをたっぷり付け替えてプラス思考で釣りをするといいでしょう。
私の経験では、例えば満潮前の2時間とか1時間、引き始めてから1時間とか2時間、干底前や干底からの満ち上がりなどに釣れることが多かったのですが、今回は上の図のようにそんなことに関係のない時間に釣れました。
いやぁ~・・・・・だから釣りは面白いのでしょうね。
そうそう、地掘りホンムシですが、いくら食いがいいと言っても、カレイのいる場所で、カレイの食い気のある時間に投げておかないと、遠くのカレイまで引き寄せる魔術は持っていませんよ。