あちこちで戻りガレイの声を聞く。
昨年の乗っ込み時期は、想定外の不調になやんだ乗っ込みガレイで、この先どうなることやら・・・・・と心配していたが、江田島・倉橋、そして大畠・大島方面も好調のようだ。
ただ、へそ曲がりの私はもう少し冬ギスにこだわってみたく、釣行計画を立ててみた。
確実なのは江田島方面だが、周防大島の赤みを帯びた冬ギスの姿を見たくて見たくてたまらず、山陽自動車道の広島インターから山口県方向へハンドルをきる。
(誰だったかの?説では、赤みを帯びたキスを回遊ギス、白っぽいキスを居付きのキスと言っていたが)
広島インターから玖珂インターまで1,240円なり。
よくよく考えたら、私がよく行く江田島だと都市高速の矢賀インターから坂南インターで770円、そして呉ポーから切串港まで40枚綴の回数券を買っても847・5円だから、近くても江田島の方が割高になる。
まず最初は、周防大島のK作へ。
(この後、この地図に載っている周防大島西側と、室津半島を釣り歩く結果に)
去年、一昨年と良型の冬ギスを何匹か釣った場所だが、今年の異常な冷え込みのせいなのか?
クラカケトラギスが2匹と、一回だけ弱々しいアタリが続いて、エサの石ゴカイの頭の硬いところだけ残してハリには乗らず・・・・・・。
次に、M蒲に行ってみたが、知り合いの先客が竿を2本出して「海ケムシしかおらん」と言うので、竿を出さずに東進してB埠頭の対岸へ。
車を停めたあたりに、椿の花が咲き誇り蕾もいくつか落ちていて、いよいよ春だなぁ・・・・と感慨にふけるが、お目当ての冬ギスのアタリは無し・・・・・。
S田から南にハンドルをきり安下庄へ。
何年か前、かめや釣具商工センター店のHさんが、冬ギスの良型の大釣りをしたという場所から投げるが、5回投げてノーヒット・・・・・・。
西に戻りながら、T海木に寄ってみる。
ここでは、何本か突き出た突堤から5月に、ちょい投げで24㌢のキスが釣れたので・・・・と期待して海底を見てみたが、この時期にしては浅すぎるので竿を出さずじまい。
未練がましく最初にやったK作にもどって4回投げるが、引き潮とあって左にぐんぐん流されて釣りにはならない。
椋野も考えたが、せっかくならと何年か前の春ギスでいい思いをしたことのある、室津半島へ行くことに。
久々の室津半島。
尾国から右へ走ったS賀港も春ギスの好釣り場だが、まだこの寒さだと少し水深のある場所を・・・・・と,ハンドルを左にきりO熊毛へ。
ここは随分前《釣りごろつられごろ》で春ギスの連掛けの取材をやったことがある自信の釣り場。
しかし、本日は鳴かず飛ばず・・・・・で3回投げただけで撤収。
最後はすぐとなりのS田。
ここも春ギスは釣ったことがあるが、冬ギスむきではないのか?4回投げてクサフグのちびっ子が一匹だけ。
結局、寒い中をあちこち走り回り投げてみたが、狙いの冬ギスのアタリは、K作での弱々しい小アタリが一回だけ・・・・・・・・・。
そこで一句
小半日 小アタリ一つ 余寒かな