カミさんの田舎に、「コウタケ取りに行くよ」と電話すると、「まだ早いじゃろう」との返事。
新暦で言えば、9月末や10月上旬に取りに行ったこともあり、その感覚で返事をしているのでしょう。
しかし私は、現代の暦を持たない植物も動物は日本に昔からある、農歴の旧暦が大きく作用していると信じているので、迷うことなく田舎行きを決め、土曜日の朝に家を出て、まずはカミさんの実家のお墓参り。
3月のお彼岸は、時ならぬ大雪で途中で引き返しました。
GWにはお参りができましたが、お盆は非常に体調が悪くてお参りができなかったので、しっかりと草取りなどに時間を掛けた。
さてさて今回のメインエベントのコウタケ採り、林道は今年の大雨で大きくえぐれ、落ちるなら私一人で・・・・・と、みんなに降りてもらって、いつもの倍の時間を掛けてコウタケのシロに到着。
(狙いどおり、コウタケは結構なサイズになっているものもありました)
しかし、数は昨年の三分の一くらいしか生えていない。
やはり長雨はよくないのかもしれない。
(アケビはたわわに実っていました)
(谷合いには、ツクババネソウが)
(愛犬ぷりんは、何キロも続くまっすぐな道を歩き、秋を満喫していました)
翌21日、隠れメインエベントのキス釣りに・・・・・・。
ゆっくり目の6時30分に出発し、一路浜田へひた走る、ウキウキと・・・・・・。
かめや釣具浜田店で石ゴカイ1000円購入して西下する。
まずは落ちギスシーズンには外せない日脚海岸へ。
しかし、浜を2ヶ所移動して8投するが、13~14㌢のリリースサイズが4匹と、少し力強いアタリで釣れたのはヘダイの赤ちゃん。
次は折居、ここもさっぱりで、投げる方向によってはフグの巣なのか?ハリがすべて無くなってしまう・・・・・・・・3投で移動。
次は、私の好きな砂浜10選のうち、2~3番にランクされる吉浦海岸へ・・・・・・・。
(JR山陰線の線路下の暗渠をくぐり砂浜へ)
ここの落ちギスもさっぱりで、後ろを走る島根県のキャラクター《しまねっこ》や《石見神楽》がラッピングされた特急列車を眺めただけで、すごすご退散する羽目に。
なんだか、落ちギスの定番釣り場三ヶ所にそっぽを向かれ、だんだんやる気が失せてきて、久々に道遊びを楽しむことにし、国道に戻らず白砂集落から狭い道を今浦、福浦と廻ることにしました。
途中の道端、彼岸花が咲き誇り、その花にカラスアゲハがとまっている。
何枚か写真を撮っていると、どこからかモンキアゲハが飛んできて、ケンカなのか?挨拶なのか絡み合っていたのでカメラを向けましたが、残念ながら写真には撮れませんでした。
三隅湊浦も、河口付近の砂浜や防波堤にはキス釣りの人が。
考えた挙句、今日の予定の土田北浜まで走って、そこで止めにすることに・・・・・・。
私の好きな砂浜10選のうち、上位5位以内にランクされる土田北浜、ここから波打ち際まで歩くときには、思わずラヴェル作曲の《ボレロ》を口ずさんでしまうほどお気に入りの砂浜です。
左遠方の島は、磯釣り場で名高い高島です。
ここが大正解で、疑いがちに投げた4本バリに15~18㌢が4連。
すぐにハリ数を増やして釣り始め、落ちギスのアタリを楽しめました。
8本バリに8匹が一回あっただけですが、これまで三ヶ所の釣り場とは比べ物にならない楽しさ。
おなかが空いたな・・・・と時計を見ると、12時を少し回っている。
もう止めて帰ろうと思いましたが、以前「同じ山陰でのキスでも、砂浜のキスと港内のキスは色が違う」というキスの写真を撮るために、すぐ近くにある港で一匹だけ・・・・と2投しました。
(同じ山陰のキスでも、北浜で釣ったキスは上のように真っ白です、すぐ近くでも港内で釣れるキスは下のようにやや黒っぽい色をしています)
かめや釣具浜田店の向かいにある新鮮市場で、お気に入りの藤本醤油を買い、帰り道にある金城(かなぎ)町波佐(はざ)にある明治屋で名物の鯖寿司を購入して、愛犬ぷりんの待つカミさんの義姉の家へ・・・・。
(浜田からの帰り道、これぞニッポン!というような風景が広がります)
愛犬ぷりんは、涼しい田舎で待ってくれていました。