蚊取り線香5個とどこでもベープを1個用意して、ぐっすりと寝ることができた。
翌8月30日は、素晴らしい天気。
いつもどおり5時30分に集合し、挨拶のあと思い々の釣り場に散開し、6時に流れる町内放送のチャイムを合図に投擲開始で、50匹釣っての早上がりor9時までの3時間勝負。
(琴ヶ浜の集いに参加した体調の良い仲間、私を含めて9人が集合)
今回は、大会形式ではなくあくまで《集い》ということで、参加者全員が活エサではなくマルキユー㈱の《パワーイソメ ソフト(中)》一袋を使用してみようとの試み。
(マルキユー㈱のパワーイソメ ソフト、15本のイソメ風のモノが入っている)
私はいつものチーナカ豆さんの前で竿を出す。
左手にはクラブの西村代表とK上さん、右手にはY本さん、かんたくん母子、H澤さん、N原さん、ゆかりさんが。
(砂浜は、多くの人から愛されているだけあって、右も左も無数の足跡が・・・・・)
まず最初、針はダイワのD-MAXシロギス《投魂T-1》4号の6本バリ仕掛けで開始。
パワーイソメソフトをハリ一杯に刺すと、ちょうど6本バリでパワーイソメ一本が消費できる長さ。
ということは15本×6本バリで90匹のキスが手にできると、捕らぬ狸の皮算用。
ロッドはトーナメントキャスターAGS29-400、リールはトーナメントサーフ45。
シンカーはアタリが楽しめるフロートシンカーを使用と考えたが、当日ピンギスが多い場合は向こう合わせで掛かる固定式のトップガンS1・0の25号を使用。
第一投、まず120m辺りに投げ込み、ゆっくり引いてくるがアタリはさっぱり・・・・。
悪夢が頭をよぎる・・・・・・。
それは私が昔々、小さな小さな釣り人の目にも付かないような釣具店をやっていたころ、すぐ近くに格好のキス釣り場があり、よくキスの引き釣りに行っていた。
そこで、ヒマに任せて赤い毛糸をハリに巻き、キス用ルアーさながらの仕掛けを作り上げた。
これで釣れれば、手返しは絶対に有利だと(エサを売って生計を立てる釣具店にあるまじき考え)。
しかし、あれほどキスが釣れる浜なのに「ピクリ」ともしない?
そこで近くに住んでいたクラブ員を呼んで、すぐ横でイシゴカイを付けて引いてもらうと、4連、5連とキスが釣れる。
つまり、見た目なのか?匂いなのか?キスが完全に赤い毛糸を見切っていたのです。
もし一回でも口にくわえていればアタリでわかる筈。
その後、ジアミや集魚剤に毛糸を漬けておけばどうだろう・・・・・・?とも考えたが、八桁とちょっとの赤字を以っての閉店とともに、その考えも「閉店ガラガラ!」となった。
話が長くなりましたが、人生初の人工エサでのキス釣り、エサへの信頼感よりも、その時の毛糸事件の不信感が浮かんできたのです。
赤い毛糸のお話が長くなったので、結果はまた・・・・・・。