忍者ブログ
極短仕掛け、続編
 前々回ご紹介した極短仕掛け、天秤は必然的にジェット天秤・キング天秤・シャトル天秤そして今は廃版となっているエンダー天秤など、半遊動式天秤使用が前提になります。
 今から38年前、友人の薦めで始めた投げ釣り、当然のようにその時の天秤は半遊動式のジェット天秤だったと思います。
その後、まもなく全日本サーフに入会、周りの先輩方はほぼ100%遊動式天秤。私も右に倣え!で遊動式オンリーになったのは言うまでもありません。
 当時は、投げ釣りでチヌを釣るのは夢のまた夢、チヌを釣るには仕掛けが長い方が良いと聞かされ、自作の長い遊動式の天秤を作成したりした。
 しかし現在では、キスの数釣りや遠投場所でのカレイ釣りには固定式を愛用し、根掛かりの多い場所では胴付きの底オモリ、カレイ・アイナメのちょい投げポイントでは半遊動式を愛用している。キスの大物も場所によっては10~15号と軽い固定式オモリでやりとりしていて、これは本当にたまらなくおもしろく病みつきになること請け合いです。私は昨年、この釣り方で26㌢以上のキスを30匹以上釣り、そのうち5匹は30㌢オーバーでした。慣れると涙が出るほどおもしろい釣り方です。
 極短仕掛けの天秤の説明の筈が横道に逸れてすみません。
 仕掛けもそうですが、私の場合「オンリーワン」という天秤はありません、その場所その状況によって使い分けていて、現在では遊動式の使用比率は30%以下だと思います。
 明日は、その極短仕掛けである取材に行ってきます。みなさんに良いご報告ができる釣果を期待しています。
PR

2008/03/24 20:18 | 仕掛けに関するお話
極短仕掛け
 極端ではなく、私が名付けたのは『極短仕掛け』。漢字に詳しい方は小池は間違っているんじゃないか・・・それは誤字だよ、と心配いただいたのでは?
 ご心配なく、決して間違えたのではなく、極端に短い投げ仕掛けだから、遊び心で『極短仕掛け』と呼んでいるだけです。
 えのみやサーフの掲示板で、和尚さんが書いている「小池勝の仕掛けを・・・」というのがそれです。
 長い投げ釣りの歴史を経て、先人方のたゆまぬご尽力のお陰でかなり完成度が高くなった投げ釣りで、まったくオリジナルというものは現在ではほぼありえないと思います。この極短仕掛けも全くのオリジナルではありません。
 そのルーツをたどれば、某有名な出版関係の方が何十年も前に、これに似た仕掛けを発表されています。私はその仕掛けに私なりのオリジナリティを加えて、それを使い結果を出してクラブ員にも紹介しているだけです。
 先ず材料ですが・・・
 ダイワ精工の船ハリス真鯛の4号か5号と、8号のハリスを用意します。
 ハリはがまかつの黒チヌ5号です。
 スイベルUG(植田漁具)のインナースナップ付きサルカン3~5号を用意します。

 この仕掛けはあくまで根掛かりの多い場所で、水深や潮流の関係で仕掛けが絡みやすい場所使用と考えてください。
100%仕掛けを絡ませない!という自信のある人などは無用のモノとしてご笑覧下さい。

 まずハリス4か5号を70㌢に切ります。その両端に、黒チヌ5号のハリを結びます。
 結び終えた仕掛けに、5㌢違いの段差で折り目を付けておきます。
 8号のモトスを40㌢に切り、真半分の位置に折り目を付けます。
 その2本をスナップ付きサルカンに通します。
 5号のハリが両端に結ばれたハリスと、8号のモトスの同じ折り目のところを中心に4本まとめて縒って行きます。
 縒り終わったところを8の字結びで止めます。これでできあがりです。
 全長35㌢前後、これだと絡みようがないのでどんな条件で投げ込んでも絡むことは99%ありません。絡まないということは、絡んだら釣れないという事を逆説的に言えば釣れると言うこと。


(極短仕掛けで釣った41㌢のカレイ。天秤はジェット天秤使用)
 短い仕掛けだから、長い仕掛けに比べ飛距離も稼げる。
 仕掛けが長いと、ハリスが根を巻くことがあるが、短いと根を巻くことも少なく根掛かりも少ないということも言える訳です。
 今度、画像が添付できる技術が身に付いたら画像付きで詳しくご説明します。
 

2008/03/20 20:14 | 仕掛けに関するお話
胴付き仕掛け、極短仕掛け
 以前、胴付き仕掛けについて書いたことがあります。
ラン&ガンなどで釣り歩き、黒っぽく見える藻場やシモリの中に恐れずためらわず投げ込む時の仕掛けです。
 私は根掛かりの原因を次のように考えています。
1.ハリが掛かる
2.ハリスが磯を巻く
3.天秤が掛かる
4.オモリが掛かる
5.ラインが根を巻く
おおむねこれくらいの要因が考えられます。
そこで1.の対処法として、魚が掛かっても伸びないが、石に掛かった場合は石と喧嘩せず曲がってくれるがまかつの黒チヌ5号のハリを使います
2.の対処法として、通常カレイ・アイナメ釣りでは5号ハリスを使用するが、この場合4号までに落とし、根にがっちり掛かったときは切れるように考えている。もちろん魚の場合、カレイの50㌢が来ても4号なら大丈夫。
3。の対処法として底オモリの胴付きを使用するわけ。根掛かりで一番多いのが天秤が掛かることに起因する。
4と5は必要最低限しょうがないと考えるしかない。
ただ、5に対応するにはあまりラインをたるませないことしか対処法はない。

 前置きが長くなったが胴付き仕掛けの場合、ダイワの船ハリス真鯛200m巻きの4号を10㌢くらいに切りハリスとしてたくさん作っておく。ハリは先に述べたようにがまかつの黒チヌ5号を使用。
 釣り場に着いたら、ダイワの船ハリス真鯛200m巻きの8号を矢引の長さに切り、そこにあらかじめ作っておいたハリス付きのハリを2本、モトスの8号とまとめて8の字結びで結ぶ。
力糸とはUGの3号くらいのインナースナップ付きサルカンで結ぶ。
 オモリは潮流により関門ナマリや長ツリガネナマリ、キングテンビンやフロートテンビンのおもり部分だけ切り取った物を使い、モトスとの結束部分はUGの5号くらいのスナップ付きサルカンを使います。ここで小さめのサルカンを使用するのは、最悪の場合オモリが外れて仕掛けが助かることを想定してのことです。
図や写真がこのブログに掲載できればいいのですが、まだまだ私のパソコン技術は緒に付いたばかりで、それができません。

次回は極短仕掛けについて説明します。

2008/03/14 20:49 | 仕掛けに関するお話

<<前のページ | HOME |
忍者ブログ[PR]