ゆっくりと三日間滞在した甑島列島を、25日の10時25分の高速船シーホークで離れ11時30分に串木野新港へ。
桜島の火山灰を浴びていた車も、朝からの雨で少なくとも灰だけは流されていた。
降り止まない雨のなか、次の目的地の阿久根市沖の長島を目指して走る。
黒の瀬戸大橋を渡っても雨、18年ぶりにたずねた長島の大ギス釣り場【梅の木山】は、すっかりとその様相を変え釣れる気がしないので、波止の先端でアオリイカを狙っていた地元の方と少しお話をしただけで移動。
柳ヶ迫も足を濡らしながら海辺に下りる気にもならずパス・・・・・。
市来崎でも釣る気は起きず、碓井漁港の魚市場上屋からなら雨は避けられそうだが、キスとなるとあまり期待ができそうもない・・・・・。
ずいぶん前には大ギスが続々上がった伊唐島への橋まで行ってみたが、やはり釣り場に濡れながら下りる気にはなれない。
(かっては、かなりの数の大ギスが釣れた、伊唐島に架かる橋)
足を濡らして釣り場に下りる気が無いのなら長居は無用・・・・・と、天草へ渡るフェリー乗り場の蔵之元港へ。
牛深港に入港しても雨は降り止まない・・・・・・。
何年か前に来たときは、魚貫(おにき)や浅海などを釣り歩いたが、「何が悲しゅうて、こんな雨の中、釣りをせんにゃぁいけんのや・・・・・」と独り言を言いながら100%観光に切り替える。
まずは20年前にも来たことのある【崎津の天主堂】へ。
五島列島などあちこちの教会を訪ね歩いているが、この教会は好きな教会のひとつでもあります。
次は、以前から一度は行ってみたいと思っていた【大江の天主堂】
ここは、私のもうひとつの趣味である【野生ラン栽培】のうち、寒ランの記事で初めて知った教会で、その小さいながら端麗なたたずまいは感動もの・・・・・・。
今回の天草での最大の目標は、今からずいぶん前に【全日本キス釣り選手権大会】で優勝魚31・8㌢が釣れた苓北町富岡でのキス釣り。
毎年毎年、入れ代わり立ち代わり釣り人が入れば別ですが、そうでない好ポイントの場合、大きく地形が変わっていない限り期待ができるからです。
翌朝26日の早朝からの釣りに備え、【麟泉の湯】に浸かったのちに富岡港で車中泊。
翌朝6時前から優勝魚が釣れた場所に行こうと試みたが、道路には車止めが作られ、釣り場まではかなり歩くよう・・・・・。
私の辞書には【待つ】の他にも【歩く】の3文字は無いので、あっさりと諦めて、対岸の港入り口の砂揚場から・・・・・。
一投目から23㌢の良型に気を良くするが、その後はだんだん型が落ちてくる。
富岡港から投げるが、砂浜が近いせいだろうかピンピンピン・・・・・・。
熊本に2年間出向していた友人が教えてくれた、上天草市の釣り場を目指して本渡まで走ったが、また鬼池港まで帰るには40kmもある・・・・・・と思い直し、予定を早めて島原半島に渡ることに。
鬼池港発8時45分のフェリーで島原半島の口之津港へ。
口之津から251号線を小浜温泉まで。
小浜までの途中、これは・・・・と思う小浜町飛子で投げてみましたが、サイズは17~18㌢ばかりで、10匹ばかり釣ったところで竿を納めました。
ここで、これから小浜温泉に行かれる方へのアドバイス。
小浜から雲仙への国道57号線の交差点にある【よしちょう】で食事をすると、同じ経営の立ち寄り湯が無料で、食事なしで入湯だけだと200円・・・・。
国道57号線を雲仙へと上る・・・・・・。
雲仙に着いたが、どこもかしこも有料駐車場で、有料駐車場以外はトイレも利用できる場所がない。
駐車料金を惜しむ、せこい男のようで恐縮だが、日本人が日本に旅行をした場合、少しくらいは公営のくつろげる駐車場があってもいいのでは・・・・・・・。(釣り場でもそうですが、島によってはまったく駐車料金を取らない島と、結構有料の場所を設けている島がある、地域性にもよるのだろう・・・・・・・・)
広さ野球の内野に少し足しただけの感じの雲仙地獄を写真に撮っただけで、さっさと雲仙をあとにして島原市街へ。
なぜ、私はそこまで雲仙と島原にこだわったかですが・・・・・・。
もう時効なのでお話しますが、実は中学校の修学旅行が長崎~雲仙~島原~阿蘇~別府でした。
その時、行きの列車の中と長崎の旅館で、悪友どもとトランプのバクチで、小遣いがすってんてんになり、まともに雲仙と島原のおみやげ屋さんを楽しんでいない・・・・というトラウマがあったのです。
今回は「矢でも鉄砲でも持って来い!」「山よりふといイノシシは出ない!」くらいの大きな気持ちで、みやげを買い占めるつもりでしたが、あまりにもぎすぎすした雰囲気がイヤで、そそくさと下山した次第です。
島原では名物の【とら巻き】と【羊羹】を小さなお店で購入。
(島原の武家屋敷)
島原城と武家屋敷を歩いた後、最後の目的地である長崎の野母崎へ・・・・・・。
(島原から長崎への途中の気に入った風景。遠くに海が見えます)
なぜ野母崎にこだわるのか・・・・・・・・?
今から30年くらい前、入院した病院の看護婦さんが野母崎の出身で、五島や平戸、そして有明海に釣りに行くという私に、「野母崎も大きなキスが釣れますよ」「野母崎に帰る時は九州自動車道の南関で下りて、長洲から有明フェリーで島原半島に渡って帰るんですよ」などと話をしてくれました。
いまではその人の名前も顔も覚えていないので、【恋】とは言いがたいのですが、やっぱり私はロマンチストなんでしょうね。
その時以来純情な?私の心に【野母崎】という地名は深く刻み込まれていたのです。
(野母崎への途中、夕日を待つ軍艦島、正式名称は端島だが、その風貌?から軍艦島と呼ばれている)
野母崎では、一番端っこまで行ける【樺島灯台】まで行きました。
でもキス釣りはしていません。
私の下手なせいで、大きなキスが釣れなかった時、30年前のその人の「大きなキスが釣れますよ」との言葉を疑っては失礼なので・・・・・。
(樺島灯台から見る野母崎)
この野母崎を訪ねたことで、今回の私の旅は終わりとしました。
26日の夜は、長崎のホテルでも・・・・・と思っていましたが、少しでも早く愛犬 ぷりんに会いたいので、川平道路~長崎バイパス~多良見インターへと走り、九州自動車道の古賀SAで仮眠をし、予定より10時間くらい早い27日の10時30分ころに無事帰宅しました。
次回は、甑島のキス事情について考察してみたいと思います。
桜島の火山灰を浴びていた車も、朝からの雨で少なくとも灰だけは流されていた。
降り止まない雨のなか、次の目的地の阿久根市沖の長島を目指して走る。
黒の瀬戸大橋を渡っても雨、18年ぶりにたずねた長島の大ギス釣り場【梅の木山】は、すっかりとその様相を変え釣れる気がしないので、波止の先端でアオリイカを狙っていた地元の方と少しお話をしただけで移動。
柳ヶ迫も足を濡らしながら海辺に下りる気にもならずパス・・・・・。
市来崎でも釣る気は起きず、碓井漁港の魚市場上屋からなら雨は避けられそうだが、キスとなるとあまり期待ができそうもない・・・・・。
ずいぶん前には大ギスが続々上がった伊唐島への橋まで行ってみたが、やはり釣り場に濡れながら下りる気にはなれない。
(かっては、かなりの数の大ギスが釣れた、伊唐島に架かる橋)
足を濡らして釣り場に下りる気が無いのなら長居は無用・・・・・と、天草へ渡るフェリー乗り場の蔵之元港へ。
牛深港に入港しても雨は降り止まない・・・・・・。
何年か前に来たときは、魚貫(おにき)や浅海などを釣り歩いたが、「何が悲しゅうて、こんな雨の中、釣りをせんにゃぁいけんのや・・・・・」と独り言を言いながら100%観光に切り替える。
まずは20年前にも来たことのある【崎津の天主堂】へ。
五島列島などあちこちの教会を訪ね歩いているが、この教会は好きな教会のひとつでもあります。
次は、以前から一度は行ってみたいと思っていた【大江の天主堂】
ここは、私のもうひとつの趣味である【野生ラン栽培】のうち、寒ランの記事で初めて知った教会で、その小さいながら端麗なたたずまいは感動もの・・・・・・。
今回の天草での最大の目標は、今からずいぶん前に【全日本キス釣り選手権大会】で優勝魚31・8㌢が釣れた苓北町富岡でのキス釣り。
毎年毎年、入れ代わり立ち代わり釣り人が入れば別ですが、そうでない好ポイントの場合、大きく地形が変わっていない限り期待ができるからです。
翌朝26日の早朝からの釣りに備え、【麟泉の湯】に浸かったのちに富岡港で車中泊。
翌朝6時前から優勝魚が釣れた場所に行こうと試みたが、道路には車止めが作られ、釣り場まではかなり歩くよう・・・・・。
私の辞書には【待つ】の他にも【歩く】の3文字は無いので、あっさりと諦めて、対岸の港入り口の砂揚場から・・・・・。
一投目から23㌢の良型に気を良くするが、その後はだんだん型が落ちてくる。
富岡港から投げるが、砂浜が近いせいだろうかピンピンピン・・・・・・。
熊本に2年間出向していた友人が教えてくれた、上天草市の釣り場を目指して本渡まで走ったが、また鬼池港まで帰るには40kmもある・・・・・・と思い直し、予定を早めて島原半島に渡ることに。
鬼池港発8時45分のフェリーで島原半島の口之津港へ。
口之津から251号線を小浜温泉まで。
小浜までの途中、これは・・・・と思う小浜町飛子で投げてみましたが、サイズは17~18㌢ばかりで、10匹ばかり釣ったところで竿を納めました。
ここで、これから小浜温泉に行かれる方へのアドバイス。
小浜から雲仙への国道57号線の交差点にある【よしちょう】で食事をすると、同じ経営の立ち寄り湯が無料で、食事なしで入湯だけだと200円・・・・。
国道57号線を雲仙へと上る・・・・・・。
雲仙に着いたが、どこもかしこも有料駐車場で、有料駐車場以外はトイレも利用できる場所がない。
駐車料金を惜しむ、せこい男のようで恐縮だが、日本人が日本に旅行をした場合、少しくらいは公営のくつろげる駐車場があってもいいのでは・・・・・・・。(釣り場でもそうですが、島によってはまったく駐車料金を取らない島と、結構有料の場所を設けている島がある、地域性にもよるのだろう・・・・・・・・)
広さ野球の内野に少し足しただけの感じの雲仙地獄を写真に撮っただけで、さっさと雲仙をあとにして島原市街へ。
なぜ、私はそこまで雲仙と島原にこだわったかですが・・・・・・。
もう時効なのでお話しますが、実は中学校の修学旅行が長崎~雲仙~島原~阿蘇~別府でした。
その時、行きの列車の中と長崎の旅館で、悪友どもとトランプのバクチで、小遣いがすってんてんになり、まともに雲仙と島原のおみやげ屋さんを楽しんでいない・・・・というトラウマがあったのです。
今回は「矢でも鉄砲でも持って来い!」「山よりふといイノシシは出ない!」くらいの大きな気持ちで、みやげを買い占めるつもりでしたが、あまりにもぎすぎすした雰囲気がイヤで、そそくさと下山した次第です。
島原では名物の【とら巻き】と【羊羹】を小さなお店で購入。
(島原の武家屋敷)
島原城と武家屋敷を歩いた後、最後の目的地である長崎の野母崎へ・・・・・・。
(島原から長崎への途中の気に入った風景。遠くに海が見えます)
なぜ野母崎にこだわるのか・・・・・・・・?
今から30年くらい前、入院した病院の看護婦さんが野母崎の出身で、五島や平戸、そして有明海に釣りに行くという私に、「野母崎も大きなキスが釣れますよ」「野母崎に帰る時は九州自動車道の南関で下りて、長洲から有明フェリーで島原半島に渡って帰るんですよ」などと話をしてくれました。
いまではその人の名前も顔も覚えていないので、【恋】とは言いがたいのですが、やっぱり私はロマンチストなんでしょうね。
その時以来純情な?私の心に【野母崎】という地名は深く刻み込まれていたのです。
(野母崎への途中、夕日を待つ軍艦島、正式名称は端島だが、その風貌?から軍艦島と呼ばれている)
野母崎では、一番端っこまで行ける【樺島灯台】まで行きました。
でもキス釣りはしていません。
私の下手なせいで、大きなキスが釣れなかった時、30年前のその人の「大きなキスが釣れますよ」との言葉を疑っては失礼なので・・・・・。
(樺島灯台から見る野母崎)
この野母崎を訪ねたことで、今回の私の旅は終わりとしました。
26日の夜は、長崎のホテルでも・・・・・と思っていましたが、少しでも早く愛犬 ぷりんに会いたいので、川平道路~長崎バイパス~多良見インターへと走り、九州自動車道の古賀SAで仮眠をし、予定より10時間くらい早い27日の10時30分ころに無事帰宅しました。
次回は、甑島のキス事情について考察してみたいと思います。
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