今回の旅、計画段階では平戸島まで入っていましたが、よく考えたら平戸なら広島から日帰りと言えば言い過ぎかもしれませんが、一泊で行ける範囲なので、今回は思い切って薩摩川内市の【甑島】をゆっくりと釣り歩くことに・・・。
南さつま市加世田の【旅館 松屋】さん、ご主人は大の釣り好きで21日の夜は釣り談義に花が咲いたが、22日は鹿児島市内の【かめや釣具 城南店】でエサを購入して、串木野新港から午後の便で甑島に行くため、7時には宿を出ました。
鹿児島市内では、【磯庭園】から見る桜島を楽しみにしていたのですが、20日に大噴火をしたそうで、市内でもひどいところでは火山灰が舞い上がり、視界は50mくらいのとこもある。
磯庭園まで行っても、きれいな桜島が見られるわけでもなし、鹿児島港からちょこっと写真に撮って今回はお茶を濁して、いつか九州新幹線でゆっくり来ることにしました。
市内を走っている車も、まるで長い間放置車両ではないか?と思うほどの汚れよう・・・・・。
(長い間の放置車両かと思ったら、20日の一日だけでこれだけ汚れたそうです)
直線距離で40kmも離れている加世田の宿に停めた私の車のボンネットにもかなりの火山灰が。
【南九州自動車道】鹿児島西ICから市来ICまで走り、久しぶりの串木野新港へ到着。
午後2時15分発の高速船【シーホーク】で甑島へ。
便の都合で先に下甑島の長浜港に寄ったあと、上甑島の里港へ着くため倍近い110分も乗っていなければならないが、料金は3610円と変わらず。
里港では1992年の9月に訪れて以来の【えびすや旅館】、おかみさんに港まで迎えにきていただく。
(里での宿、えびすや旅館)
荷物を下ろす時間ももどかしく、宿の車をお借りして釣り場へと急ぐ。
今から30年ちかくも前、「里で尺ギスが何匹も釣れた」との未確認情報がある。
里でキスのいる砂浜と言えば、里港の反対側の浜や港と、市の浦キャンプ場くらいのもの。
私の睨んだところでは裏側のテトラに護られた砂浜、そこしかないと・・・・・・。
しかし5ヶ所替わって投げたが、キスのキの字も姿を見せず、広島を出発して92時間ぶりに竿を出し、初めて釣れたのがオキエソの15~16㌢。
思わず、1985年4月27日から鴨谷計幸師と一緒に甑島釣行時、週刊釣りサンデーに書かれた記事
「プルプルッというアタリは、ミニギスかと思ったら15~20㌢のオキエソのダブル、ダブル。
このときまでは、甑くんだりまできてこのザマは、大いに後悔している最中だった」のくだりを口にした。
他にはツバメコノシロのような魚が入れ掛かり。
波止からは、その魚にスリッパより大きなアオリイカが抱きついてきた。
係船してある舟に飛び降りて、玉網を拝借して魚を放す寸前に救い上げたが、目の前の看板に「5月1日から31日まで、アオリイカは禁漁!!」と書いてある。
近くに漁師さんもいるので、後ろ髪を引かれる思いでリリース。
キスの姿を見ることなく22日の夜は更けていきました・・・・・。
(えびすやさんの夕食、一泊二食6300円)
翌23日、えびすやさんの車をお借りして上甑島と中甑島を投げ歩く。
今回の旅での初キッスは、広島を出て100時間目でした。
場所は、鴨谷師と初上陸したときに投げてはみたが、その時はイソベラばかりだったので期待していなかったK浦。
80%以上が20㌢オーバーと、楽しいキス釣りができましたが、ほとんど口に掛けているのでリリース。
今からクーラーに入れても、27日まではまだ4日もあるからです。
O湾でもキスの良型20~24㌢が・・・・・。
あちこち廻って再度K浦へ。
ここでの干潮ラインを確かめておくのが目的だったが、せっかくなのであまり期待しないまま投げたところ、いきなり「ガツン!クーッ!」と大ギス特有のアタリ!!
間一髪合わせを入れ、巻き上げた瞬間足元にポトリ!口の皮一枚だったのです。
おおざっぱに見て26~27㌢、つまり全日本サーフでいうところの大物ランクが釣れたのです。
しかし、その後は18~24㌢で釣ってはリリースに、だんだんやる気がうせてくる。
どうも私は、完全なキャッチ&リリースという釣りはむいていないようです。
早めに切り上げて、甑島の名前の元になった甑大明神や、長目の浜などの写真を撮ってあるくことに。
(甑島大橋から見る、甑大明神)
(上甑島の長目の浜、むこうに見える低くなったところが里の集落)
23日の夜は、中甑島平良の【民宿 平良】へ。
きさくなご主人やおかみさんとお話をしながらの夕食でしたが、食べきれない量に米のご飯はパスするはめに・・・・。
(正面に見えるのが民宿平良)
今では、上甑島との間に橋が架かって陸続きになり、フェリーなどの寄港もなくなったそうですが、「昔は台風時期になると、天然の良港だったこの平良港には、甑島中の舟が避難してきて、それはもう賑やかなことでした」とのお話もうかがいました。
24日は、里港にえびすやさんの車をお返しして、フェリー【ニューこしき】で下甑島長浜港へ。
その前にランチをいただくために立ち寄った【時春】さん、孤島には珍しくフランス料理を極めた方で、釣りの方もダイワのテスターのフォローを甑島でされているとのこと。
(フェリー ニューこしき)
長浜での宿は【民宿 みち】さん、ここでは同宿のお客さんと顔をつき合わせての食事が楽しめる。
その日は、私以外に3人の方がお泊りで、楽しく語らいながら新鮮なお魚をいただき、ここでもお米のご飯はパスしてしまいました・・・・・。
釣りの方ですが、1985年に来た時には30㌢オーバーを2匹に26㌢オーバーを5匹も釣った場所ですが、あいつぐ埋め立てや波止の延伸で海底が変わったのかキスの姿をみることはできませんでした。
民宿の車を借りて、島の南部の手打や西岸の片野浦にも行ってみました。
(よほどのんびりとした土地柄なのでしょう、片野浦のねこちゃんものんびりとしています)
片野浦の人の話では「キスは時々釣れるがあまりいない、釣れたら大きいが」とのことでした。
手打の浜は、かの有名な【釣りばか日誌】の映画第9作めのラストシーンで、浜ちゃんとスーさんがキス釣りをしたとの看板が立てられています。
私も浜ちゃんのせりふ「勝負!勝負!」と投げてみましたが、ツバメコノシロのような魚がダブルで、1投だけでやめました・・・・・・。
甑島での最終日、24日は朝から雨、雨具は串木野港に停めた車の中だし、釣れる気もしなかったので10時25分発のシーホークの時間まで民宿でゆっくりとさせてもらった。
雨きらいな私ですが、たまには雨もいいものだなぁ・・・・と思ったことがありました。
南さつま市でボンネットの上に火山灰がたまったことは書きました。
鹿児島の方の話では、「火山灰はタオルでふき取ってはいけません!水で流さないとこすると灰で車が傷つきます」とのことでしたが、おりからの雨で火山灰が流されていました!!
いよいよ25、26日と九州最終日を迎えます。
ちなみに、甑島での宿泊料金は3軒とも一泊二食で6300円でした。
南さつま市加世田の【旅館 松屋】さん、ご主人は大の釣り好きで21日の夜は釣り談義に花が咲いたが、22日は鹿児島市内の【かめや釣具 城南店】でエサを購入して、串木野新港から午後の便で甑島に行くため、7時には宿を出ました。
鹿児島市内では、【磯庭園】から見る桜島を楽しみにしていたのですが、20日に大噴火をしたそうで、市内でもひどいところでは火山灰が舞い上がり、視界は50mくらいのとこもある。
磯庭園まで行っても、きれいな桜島が見られるわけでもなし、鹿児島港からちょこっと写真に撮って今回はお茶を濁して、いつか九州新幹線でゆっくり来ることにしました。
市内を走っている車も、まるで長い間放置車両ではないか?と思うほどの汚れよう・・・・・。
(長い間の放置車両かと思ったら、20日の一日だけでこれだけ汚れたそうです)
直線距離で40kmも離れている加世田の宿に停めた私の車のボンネットにもかなりの火山灰が。
【南九州自動車道】鹿児島西ICから市来ICまで走り、久しぶりの串木野新港へ到着。
午後2時15分発の高速船【シーホーク】で甑島へ。
便の都合で先に下甑島の長浜港に寄ったあと、上甑島の里港へ着くため倍近い110分も乗っていなければならないが、料金は3610円と変わらず。
里港では1992年の9月に訪れて以来の【えびすや旅館】、おかみさんに港まで迎えにきていただく。
(里での宿、えびすや旅館)
荷物を下ろす時間ももどかしく、宿の車をお借りして釣り場へと急ぐ。
今から30年ちかくも前、「里で尺ギスが何匹も釣れた」との未確認情報がある。
里でキスのいる砂浜と言えば、里港の反対側の浜や港と、市の浦キャンプ場くらいのもの。
私の睨んだところでは裏側のテトラに護られた砂浜、そこしかないと・・・・・・。
しかし5ヶ所替わって投げたが、キスのキの字も姿を見せず、広島を出発して92時間ぶりに竿を出し、初めて釣れたのがオキエソの15~16㌢。
思わず、1985年4月27日から鴨谷計幸師と一緒に甑島釣行時、週刊釣りサンデーに書かれた記事
「プルプルッというアタリは、ミニギスかと思ったら15~20㌢のオキエソのダブル、ダブル。
このときまでは、甑くんだりまできてこのザマは、大いに後悔している最中だった」のくだりを口にした。
他にはツバメコノシロのような魚が入れ掛かり。
波止からは、その魚にスリッパより大きなアオリイカが抱きついてきた。
係船してある舟に飛び降りて、玉網を拝借して魚を放す寸前に救い上げたが、目の前の看板に「5月1日から31日まで、アオリイカは禁漁!!」と書いてある。
近くに漁師さんもいるので、後ろ髪を引かれる思いでリリース。
キスの姿を見ることなく22日の夜は更けていきました・・・・・。
(えびすやさんの夕食、一泊二食6300円)
翌23日、えびすやさんの車をお借りして上甑島と中甑島を投げ歩く。
今回の旅での初キッスは、広島を出て100時間目でした。
場所は、鴨谷師と初上陸したときに投げてはみたが、その時はイソベラばかりだったので期待していなかったK浦。
80%以上が20㌢オーバーと、楽しいキス釣りができましたが、ほとんど口に掛けているのでリリース。
今からクーラーに入れても、27日まではまだ4日もあるからです。
O湾でもキスの良型20~24㌢が・・・・・。
あちこち廻って再度K浦へ。
ここでの干潮ラインを確かめておくのが目的だったが、せっかくなのであまり期待しないまま投げたところ、いきなり「ガツン!クーッ!」と大ギス特有のアタリ!!
間一髪合わせを入れ、巻き上げた瞬間足元にポトリ!口の皮一枚だったのです。
おおざっぱに見て26~27㌢、つまり全日本サーフでいうところの大物ランクが釣れたのです。
しかし、その後は18~24㌢で釣ってはリリースに、だんだんやる気がうせてくる。
どうも私は、完全なキャッチ&リリースという釣りはむいていないようです。
早めに切り上げて、甑島の名前の元になった甑大明神や、長目の浜などの写真を撮ってあるくことに。
(甑島大橋から見る、甑大明神)
(上甑島の長目の浜、むこうに見える低くなったところが里の集落)
23日の夜は、中甑島平良の【民宿 平良】へ。
きさくなご主人やおかみさんとお話をしながらの夕食でしたが、食べきれない量に米のご飯はパスするはめに・・・・。
(正面に見えるのが民宿平良)
今では、上甑島との間に橋が架かって陸続きになり、フェリーなどの寄港もなくなったそうですが、「昔は台風時期になると、天然の良港だったこの平良港には、甑島中の舟が避難してきて、それはもう賑やかなことでした」とのお話もうかがいました。
24日は、里港にえびすやさんの車をお返しして、フェリー【ニューこしき】で下甑島長浜港へ。
その前にランチをいただくために立ち寄った【時春】さん、孤島には珍しくフランス料理を極めた方で、釣りの方もダイワのテスターのフォローを甑島でされているとのこと。
(フェリー ニューこしき)
長浜での宿は【民宿 みち】さん、ここでは同宿のお客さんと顔をつき合わせての食事が楽しめる。
その日は、私以外に3人の方がお泊りで、楽しく語らいながら新鮮なお魚をいただき、ここでもお米のご飯はパスしてしまいました・・・・・。
釣りの方ですが、1985年に来た時には30㌢オーバーを2匹に26㌢オーバーを5匹も釣った場所ですが、あいつぐ埋め立てや波止の延伸で海底が変わったのかキスの姿をみることはできませんでした。
民宿の車を借りて、島の南部の手打や西岸の片野浦にも行ってみました。
(よほどのんびりとした土地柄なのでしょう、片野浦のねこちゃんものんびりとしています)
片野浦の人の話では「キスは時々釣れるがあまりいない、釣れたら大きいが」とのことでした。
手打の浜は、かの有名な【釣りばか日誌】の映画第9作めのラストシーンで、浜ちゃんとスーさんがキス釣りをしたとの看板が立てられています。
私も浜ちゃんのせりふ「勝負!勝負!」と投げてみましたが、ツバメコノシロのような魚がダブルで、1投だけでやめました・・・・・・。
甑島での最終日、24日は朝から雨、雨具は串木野港に停めた車の中だし、釣れる気もしなかったので10時25分発のシーホークの時間まで民宿でゆっくりとさせてもらった。
雨きらいな私ですが、たまには雨もいいものだなぁ・・・・と思ったことがありました。
南さつま市でボンネットの上に火山灰がたまったことは書きました。
鹿児島の方の話では、「火山灰はタオルでふき取ってはいけません!水で流さないとこすると灰で車が傷つきます」とのことでしたが、おりからの雨で火山灰が流されていました!!
いよいよ25、26日と九州最終日を迎えます。
ちなみに、甑島での宿泊料金は3軒とも一泊二食で6300円でした。
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