しかし、今回釣ったマダイ3匹のうち下の写真のとおり、2匹の口の中からタイノエが2匹づつ出てきました。
私がこれまで釣ったマダイには1匹づつしかいなかったのでちょっとびっくりしました。
よくよく調べたら、《タイノエはオス・メスつがいでいて》・・・・・・とありました。
ってことは、これまで私が何匹も何十匹も何百匹も釣ってきたマダイは、たまたま《アローン》生活をしていたのでしょうかね・・・・・・?
(真ん中と右のマダイから2匹づつのタイノエが出てきました)
タイノエの産卵期が近いのか?お腹パンパンのタイノエでした。
(先日あった、タイノエのダブル下バリには28㌢のマダイが、上バリにはタイノエだけ)
今月号の特集は、大型魚&美味魚が釣れる!活きた小魚・冷凍・切り身《魚エサを使ってみよう!》
表紙には、名だたるフィッシュイーター11種が顔を並べている。
投げ釣りの対象魚ではヒラメ、マゴチにスズキ、アコウ、カサゴに夜釣りのお友だちアナゴなども。
そう言えば今から35年以上も前、鴨谷師のお供で鹿児島県の甑島に行った折、地元の人との大ギス談義の中で、「レーダー基地の人が、非番の時にキビナゴで大ギスを釣っている」と聞いてびっくりしたことがある。
我らが愛する砂浜の女王シロギスがフィッシュイーターの仲間と。
その後、長い間投げ釣りをやっているうち、シロギスやマコガレイのお腹から小さなお魚が出て来たのを見たことがある。
(22~23㌢のシロギスのお腹から出てきた4㌢くらいのサビハゼ?なのかハゼの仲間)
(35㌢くらいのマコガレイのお腹から出てきたキュウセンベラの赤ちゃん3匹)
つまりは、どちらにしてもムシエサであろうと、それらを食している肉食系のお魚は、条件によってはお魚も食べるということ。
彼は、毎年遅くまでカレイを釣っているのですが・・・・・。
2015年6月⒓日 35㌢
2016年6月27日
昨年の6月22日に、35㌢、32・5㌢、29㌢のマコガレイを釣った友人が、今年も6月13日に37・5㌢と36㌢の夏ガレイを釣ってきました。
更なる夏ガレイの記録更新を・・・・・・・・と言ったところ、6月27日に行ったそうで下の写真が送られてきました。
(29㌢のマコガレイと、高級魚?のキュウセンベラ)
2017年6月⒓日
大畠のいつもの波止です。まだ夜が明けきらない4時半前に釣れました。40㌢の良型でした。
次を期待しましたが1枚で終わりでした。
風があり釣りづらかったし、根掛かり多発でやる気も失せて9時半に納竿しました。
夏ガレイは厚みたっぷりで、堂々とした風格ですね!
6月26日
『今朝は4時からいつもの漁港でやりました。
朝マズメに2匹のカレイが釣れました。
カレイのサイズは28.5と33㌢でした。
本虫にゆっくりと竿先が入りドラグがかなり出たアタリがありましたが針掛かりせず逃げました。キス仕掛けに竿が倒れるほどのアタリがありました。がPEラインが波止に擦れて高切れでした。』
6月26日、私が投げ釣りを始めたころには、とても想像のつかないお話です。
2018年6月26日
カレイ 39.5 、29.5 、28、 22㌢
マダイ 44、 35、 29㌢
チダイ 27.5 、24.5、 23.5㌢
アイナメ 28㌢
おかずには十分ですね…。
(6月18日、山口県大畠付近でYS田さんの釣果)
2019年7月8日
「今日は(7月8日)メバルを釣ろうと夜中から来てます。メバルは全くダメでした
投げは4時半開始してカレイは潮替わりに手のひらサイズを一枚、9時半前に40㎝他の竿に手のひらサイズと立て続け。
瀬戸内海側の川にはサツキマスの陸封型のアマゴ、日本海に流れる川にはサクラマスの陸封型のヤマメのお話をしました(アマゴとヤマメの違い)。
興味深いお話がありました。
それは、7月28日のブログに書きましたが、広島大学の河合幸一郎教授のお話の中で、瀬戸内海側に流れる安佐北区可部の根谷川でヤマメが釣れた・・・・・というお話です。
(7月28日に行われた太田川水系総合調査成果報告会のようす)
太田川水系にヤマメがいたと聞いて、一番に思い浮かぶのは、先日もお話した誤放流ですが、この谷に限っては一概にそうとは言えない部分があります。
と言うのも、実際に上根峠に行かれた方はおわかりになると思いますが、八千代町方面からいきなり断層が落ち込んで、かなりの高低差ができた《上根断層》があるのです。
その地層から想像できることは、元々根谷川は上根断層のところから八千代方向へ流れていたとしたら、その上流にヤマメが棲んでいてもまったく不思議はないわけです。
(画面右下の赤●がヤマメが釣れた根谷側、紺色の線が現在の根谷川、推測では紺色の川が緑線の方に流れていたのでは・・・・・と想像すると楽しいです)
ある日上根断層ができて、根谷川は途中から断層の落下と同時に太田川方向に流れ始めた・・・・・とすれば、根谷川にヤマメがいても不思議ではないわけですね。
※ ヤマメとアマゴの混生で、誤放流の他によく語られるお話に、昔山奥で木で食器などを作る木地師などが、貴重なタンパク源を自分の川でも得られるように・・・・・と、分水嶺の向こうの魚を釣って弁当箱に入れて運んで、自分の方の川に放流した・・・・・といったお話があちこちで残っています。
先日の全日本カレイ選手権大会もカレイボウズ、その前もカレイボウズ、そしてリベンジをかけて出かけた昨日、私の中では鉄板場所でしたが、またしてもカレイボウズ・・・・・。
今シーズンのカレイには手を焼いている。
水温などの関係で遅れているとか、そんな状況ではなくこれまでに経験したことがないくらい「釣れムラ」がある。
広島県西部に住まいするYS田さんもカレイに手こずっているようで。
ただ、彼は昨日は30㌢オーバーを一枚釣ったようだが、メールでは
「帰ってカレイを捌くと、卵巣はまだ小さいのに、身はすでに産卵後のように白くなり、薄っぺらでした。乗っ込み時期にこんなカレイを今まで見たことがありません。」
とのことでした。
お話しは変わって、先日の中国新聞《尾三》地区版に、『テッポウギス養殖挑戦』との記事が載っていた。
記事では、「孵化から一、二年、体長15~20㌢程度・・・・体長25㌢を超える3年物は・・・」と書かれていた。
本当にシロギスの成長はそれほど早いのだろうか?
大学の先生の話だから、私ごときが異議を唱えても仕方ないが、本当にそうならば、全日本サーフの大物寸法、シロギスのAランク26㌢はもっと簡単に釣れるはずだが。
年数が経過するにしたがって、自然界での淘汰率が高くなるが、3年ものならもっと数多く生き残ってもいいと思うのだが。
確かに水槽などで水温を高めにして、エサをやり続ければ自然界よりもずいぶん成長が早いに決まっているが。
また、記事では25㌢以上に養殖して寿司屋に、と書かれていますがエサを与え続けると、キスは多回産卵なので、産卵を繰り返し身に脂が乗らなくて、天ぷらには向くが握り寿司にはいかがなものか?と素人ながらに考える。
種無しぶどうに使うジベレリンなどのように、何らかの薬剤で産卵を抑制すれば、脂の乗ったキスが育てられるかも知れませんが、それでは食べるにはばかられるし。
※多回産卵のシロギスは飼育研究では、102日間に65回も産卵と書かれている。
キスの成長については、1982年に週刊釣りサンデーから発行された『キスのすべて』や、1988年に発行された
『新キスのすべて』に出ているサイズを、多少の地域差はあるものの私はずっと信じてきたのだが。