ずいぶん昔、冬場のキスと言えば、週刊釣りサンデー別冊【小西和人のキス指南】のカラーページにあるとおり、防寒着を着ての置き竿で狙うのが通り相場だった。
私も八十八夜過ぎに本格化する乗っ込みキスが待ちきれず、長崎県の平戸島辺りに出掛けては超スロースピードで引いていたものです。
ここ数年、江田島湾などではキスが年中釣れ、釣り人の間では「越冬ギスと呼ぶより、冬ギスの方がふさわしいのでは?」との声をよく耳にします。
昨日、江田島の外海向きで釣って帰った、20~24・5cm13匹と16~18cmを4匹の計17匹をさばいてみましたら、おなかに白い脂肪があり、包丁も脂分でズルズルしていたので、私の中では越冬ギスと呼ぶことにしました。
(おなか回りには、白い脂分がたまっていました)
昨日は、マイナス潮なので早朝に出掛けました。
中国新聞【命のゆりかご】18ページ第8話に、「光るウミサボテン」というのがあります。
江田島のF江で何年か前に見たことがありますが、今回はNの砂泥底にたくさん生えて?いました。
(普通のカメラでは、このくらいの画像が精一杯。そう言えば、ガレージに使っていない水中カメラニコノスがあるので、今度持参してみようかな?何十年も使ってないのでパッキンがダメになっているかも?)
(水の中では優雅なウミサボテンも、潮が引くとこのとおり地面にだらしなくベターと倒れている)
そこにはクサフグもおびただしい数がいて、「こんな所で釣りをしたら、100gのホンムシは1時間ももたないな」と思いました。
ウエイダーを履いて歩いているうち、何度かクサフグを踏んずけてしまいました。
夜が明けて8時前、外海向きに面したF江で越冬ギス狙い。
一投目から「ググー」で20cmが釣れたが、群れが小さいのかなかなかあとが続かない・・・・・。
ここは結構狭い範囲でしか釣ったことがないので、その範囲の中をあちこち投げた5投目に「ググッ」「ググー」で、22cmと20cmのダブル、しかしまたまたあとが続かない。
思わず「アタリない♪ アタリない♪アタリないたいそう~♪」と口ずさむ。
(アタリない♪ アタリない♪ アタリないたいそう~♪ とアタリを見てくれているウミネコ)
5匹を釣ったところで移動を決めて、江田島湾に面したNへ。
ここはやはり外向きよりは海水温が高いのか。16~17cmの小型も釣れてくる。
小さいのは要らないので、3匹釣ったところでもう一つの用事、打ちたての牡蠣を買いに走る・・・・・が、日曜日だからなのかおたんやが近いからなのかどこも休み。
どうしても送りたいところがあるので、コンビニに停まっていた宅配の車のドライバーさんに、「おたくが集荷している牡蠣屋さんで、今日営業しているとろはありませんか?」と聞いて、開いている牡蠣屋さんを教えてもらう。
10時過ぎ、まだ帰るのは早いのでもう一ヶ所心当たりの釣り場に行く。
ここもアタリは渋いながら18~24・5cmを9匹追加。
(当日最大は、この24・5cmでした)
帰ろうと思っていると、今年からえのみやサーフに入会したリバティさんが、ブログの先輩のすすむさん(すすむの気まぐれ釣り日記)と、すすむさんのお友達と3人でF江の釣り場に来ると言うので合流することに。
しばらく3人の釣りを眺めていましたが、竿を持たないで釣り場にいるのは退屈なのでひと足先に帰ることに。
もう一ヶ所釣り場を見に寄ったあと、15時17分切串港発、呉ポー行きのフェリーに乗船して帰りました。
次回は、江田島湾の釣り場のキスを釣っておなかの脂を確かめてみよう・・・・。
晴天無風を予感させる夜明けを迎えた。
受付会場から見える海は凪で、中空の月を海面に映し出している。
受付を済ませ釣り場に向かうのだが、昨日好調だった西端のシモリ際や、東の端の島田川辺りまで歩く勇気も体力も持ち合わせていない。
そこで考えた・・・・・・審査会場からすぐそば、昨日松尾さんと横山さんが熱戦を繰り広げた場所、その場所で両名人と一日遅れの【時間差勝負】をしてみようと・・・・・・。
競技開始の6時までに砂浜に散らばっているゴミを2袋拾い集めて、自分の車のところまで持って行く。
今日は、キス釣り大会と釣り場のクリーンアップの兼ねている。
花火禁止とのたて看板があるにも関わらず、ずいぶんな量の花火カスが打ち捨てられている。
6時の開始とともに釣りはじめる。
昨日と同じように、ほとんど波口であたってくる。
数釣り大会では、隣同士お互い様で、仕掛けを上げているときに少し斜めに投げさせてもらい、波口を斜めに引くと効果的なのだが、私の隣7~8m辺りに入った、この大会への一般参加の人が、置き竿にして携帯メールを始める始末。
まったく左側は探ることができない・・・・・。
仕方なく、右側10mのところに入っている広島協会のとあるクラブの人が、仕掛けを上げたときに遠慮がちに投げさせてもらう。
昨日の横山さんは、バナナ覚悟で一投一仕掛けで5~6匹を釣り上げていたが、潮は違うと言いながらもゆっくり引いても、少し置いてもアタリはあるものの、バナナ状態にはならずに2~3匹しか掛からない・・・・。
最初発泡ナマリ23号でやったが、これはテンションが掛かったほうがいいのか?とトップガン25号に替えたが、釣れ具合は変わらない・・・・・。
どうやらもっと重いナマリの方がいいようだが、あいにく23号の発泡ナマリと25号のトップガンしか浜に持って来ていない。
車に取りに帰ると2~3投は損をすると考え、そのまま釣り続けた。
終了間際に、潮が変わったのか5連、5連と続いたが時すでに遅しで、9時の終了時間を迎えた。
審査の結果52匹で、一応広島協会ではトップとなったが、遠く福山市から参加の備後協会の人には負けてしまった。
終わった瞬間から、来年のリベンジを誓う負けずきらいな私がいました。
賞品は、新品種の【岡山オーロラ】という、大粒のブドウをいただきました。
おまけには、この大会に協賛くださったオモリメーカー景山産業㈱さんの、【連】をラッキー賞でいただいた!
表彰式の後は、涼しい松林(日本松林百選のひとつ)で、事故防止訓練もおこなった。
(ロープの結束方法を練習中のえのみやサーフ会員)
前日の、横山さんと松尾さんの熱闘と同じ時間を釣ってみたかったが、クラブ員みんな帰ると言うので、私も愛犬ぷりんの待つ家へと早めの帰宅をしました。
その愛犬ぷりんですが、ここ数日あまりごはんを欲しがりません、どこといって調子は悪そうになかったのですが。
今朝のこと、娘がぷりんの口の中を調べてみると、口内炎のように赤く腫れて犬歯が当たっている。
口内炎だろうくらいの軽い気持ちで、掛かりつけの獣医さんに連れて行くと、「口内炎だと饅頭のように腫れるが、これはキノコ状になっているので腫瘍です。針で細胞を採って調べます」とのことで、約10分間の検査待ち。
検査の結果は、「とりあえず悪性のものは出ていませんが、悪性でないとは言い切れません」「切除という手がありますが、とりあえず2~3日様子を診て、腫れるようでしたら連れてきてください」とのこと。
ぷりんから【食べる】を取ったら何も残りません、大事無いことを祈るばかりです・・・・。
昨日9月1日は、山口県光市虹ヶ浜で【DAIWAスーパーバトルカップ】のブロック大会が行われた。
私も何かお手伝いを・・・・と考え、応援がてらに行ってみた。
5時40分ころに到着すると、すでに参加選手は釣り場に散らばり、開始の合図を待つばかり。
大会本部にご挨拶をして、まずは西の端の線審をしている、東京からいらした投げ担当のS路氏にご挨拶を兼ねて、西の端まで歩いてみることに。
この虹ヶ浜、西の端近くは磯が点々としていて、根掛かりさえ回避する釣り方をすれば、そこそこの型が出る場所。
6時ジャスト、合図とともに釣りはじめ、早くも一番西端の選手は4連、その後も2連3連と釣り上げるが、そこから10~15mの位置の選手はボーズ。
あいかわらず気難しい一面を見せる虹ヶ浜を垣間見るに充分な状況でした。
そこから、東の島田川へと歩き始めました。
マンションと本部席の中間辺りに、毎年この大会でがんばっている兵庫レインボーキャスターズの松尾幸浩氏が。
釣果をみてみると、まずまずのサイズが10匹とちょい、さすが松尾さんと感心する。
本部席と小さな川との中間辺りには、岡山玉野フィッシングの横山武さんが釣っていて、これまたそこそこのサイズを12~13匹と、確実に釣果を伸ばしている。
西の端には、えのみやサーフのキス大会にいつも家族連れで参加くださる、島根県美郷町のTさんが。
(一番東端まで来てがんばっているTさん。正面に見える赤いアーチ橋は笠戸島大橋)
途中では、島根県のキャスターH田さんが「今回は息子さんの応援」と、久しぶりの笑顔でご挨拶。
九州の投好会のK谷さんも今回は応援に廻っているとのことで、いろいろキスの引き釣りについて語ってくださった。
決勝戦には17人の選手が残り、こんな場面にもお目にかかった。
(手前に立っているのが横山武さん、むこうに座っているのは松尾幸浩さん、名手二人が隣りあわせでせめぎあい)
(名手の技を盗もうと、一回戦の選手たちがギャラリーに変身)
二時間の決勝戦の結果5人が選出され、秋田県で行われる決勝戦へと駒を進めた。
当然と言うべきか、横山さんも松尾さんも決勝戦の権利を得ました。
今日9月2日、同じ虹ヶ浜で行われた、広島協会キス釣り大会兼クリーンアップ作戦兼事故防止訓練の様子はまたあした。
今週末の日曜日は、全日本サーフキャスティング連盟広島協会のキス釣り大会がある。
その大会が開催される、山口県光市の虹ヶ浜では、前日の土曜日(明日)にDAIWAのスーパーバトルカップが行われる。
16日には、島根県江津市の尾浜で、岡山の横山さんの名前を冠にした【横山武杯】のキス大会があるということで、私と同じクラブの西村さん、島根県美郷町のTさん、安来市のK上さんが張り切っている。
他にもあちこちで、いろんなキス大会が開催されることでしょう。
この時期、ムラガあるものの落ちに入っていたり、まだハシリだったりと結構悩まされるかもしれない。
特に虹ヶ浜は場所ムラが激しいので、あさっての協会の大会では、しっかりと計画をたてなければ・・・・と今から考えている。
先週のように波口で食ってくるか、それとも遠投であたってくるのかに備え、DAIWAトップガン25号、27号と、景山産業の【連】の23号を買って帰った。
あとは近場で良型があたってくるのには、手作り(改造)のフロートシンカーも用意した。
ハリは、一番扱いに慣れている6本バリ仕掛けでやってみよう・・・・。
何年か前、海水浴場東側の小さい川の流れ込みでやったが、数はくるもののマイクロピンがほとんどだった。
西の端にあるシモリ付近まで行けば良型が来るのだろうが、歩くのがきらいな私はちょっと・・・・・・・。
あまり歩かなくてもいい場所で、順位は気にせずに、そこそこの型狙いをしようかな・・・・・・。
この集い、2000年より少し前?くらいから開催をし、かっては全日本サーフキャスティング連盟会報の編集長、故鷲見迪寛氏や、その他多くのゲストが参加され、初秋の一日をきれいな鳴き砂の浜や、碧い海の広がる島根県大田市仁摩町の琴ヶ浜で開催してきました。
(故 鷲見迪寛氏からの、参加を報せる暑中見舞い。この大会から帰阪され急なご逝去となり、非常に惜しい方をなくした・・・・と残念でなりません)
当初のルールは、あまりたくさんのキスを釣ってはかわいそう・・・・・と30匹早上がりでしたが、年によっては30分も掛からない時間で釣りあがり、せっかくの日曜日にわずか20分くらいしか釣りができなかった・・・・・・、との声が上がり、現在の50匹早上がり兼2時間で競いながら楽しんでいます。
重さや長寸ではなく、数勝負の場合、どうしてもピンギスもクーラーの中に入れることになります。
そこで、年に一回のこの大会(集い)は、みんなで釣ったキス(ピンギスも含め)を、手分けして捌き刺身やソテーで【いただく】ようにしています。
また、この鳴き砂の浜は、茶碗一杯の砂に対してチョークの粉を耳かき一杯混ぜても鳴かなくなるという、本当にきれいなデリケートな砂浜なので、釣りの後に残ったエサの投げ捨ても禁止しています。
さてさて能書きはこのくらいにして、今回は一昨年と同様に前日の夕方に到着し、すぐ近くの【湯迫温泉】で汗を流し、琴ヶ浜海水浴場の桟敷までもどり、ゆかりさんとクラブのFさんと一緒に夜風にあたりながら
①水平線に沈む夕日を眺め
②沈んだ夕日と主役交代で輝き始めるイカ釣り船の灯りを眺め
③満天に輝く天の川を眺めながら、流れ星を探し
④秋を告げる虫たちの澄んだ鳴き声を聞きながら
⑤ギンギンに冷えたおいしいおいしいキリンラガービールで乾杯!
もう、お金では買えない最高の贅沢を楽しんだ前夜祭でした。
いよいよ26日、午前5時30分に集合し大会実行委員の和尚の説明のあと、自己紹介が始まる。
えのみやサーフからは達人さん、K川さん、徳兵衛さん、和尚さん、ホームページや私のブログを作ってくれたFさん、じゃけんさん、岡沢さん、K村さん、西村さん
Caster310さん
松江グリーンサーフさんからは三島会長、なかさん
島根県美郷町からTさんご一家
島根県安来市からK上さん
山口県岩国市からタルさんご夫婦
広島市中区からLibetyさん
広島市東区からゆかりさん
の総勢22人が集まりました。
6時の開始の合図とともに釣りはじめる。
3色から2色であたってくるが、単発的で数は望めそうもない。
ゆっくり引いてくると、1色に入ったころからちから糸辺りでクイクイと連続したアタリが。
型は小さくて、大きくても16㌢くらいと物足りないのですが、大会ルールでは50匹早上がり。
次は30mくらいに投げて5連、4連、悪くても1~2匹と掛かってくる。
しかし作戦ミスで、ロッドはプロキャスター30号で、オモリはトップガンの27号しか持ってきていない、車まで取りに帰ると5~6分のロスタイムになる・・・・・・・。
この距離なら、キャスティズム25号か23号くらいのオモリだと釣りやすいのだが・・・・・。
重いオモリでちょい投げすると、へたくその私は仕掛けを絡ませてしまう・・・・・。
オモリとロッドに合わせて、そこそこ遠くに投げればいいのだろうが、ポイントまで巻いてくる時間ロスに加え、エサがハリから外れかけないか?と考え、なるべく絡まないような投げ方を試みる。
その後も何度か仕掛けを絡ませ、「今日はもうダメだ・・・・・」と緊張の糸が切れそうになる。
一応のライバルと踏んだ3人の動きを目で追いながら、精一杯がんばって1時間とちょっと掛かったが、最後に3連が掛かり合計52匹で桟敷に上がった。
そうこうするうちに順次50匹釣り終えた人があがってきて、リミットの2時間にはみんな勢ぞろい。
三島会長お手製の焼きソバ、和尚一押しの三次市の手作り豆腐、そしてみんなで釣ったキスを手分けして捌いて、刺身とソテーにしていただく。
和尚の家の前の畑?の完熟トマトも大好評(隣のおじさんがいつでも採りんさい、と言っているそうな)
デザートは安来市のK上さん持参の梨に、Fさん持参の【夢菓子(むかし)】のバターケーキ。
和気あいあいのうちに楽しい時間も過ぎ、12時少し前に来年のお約束をして一応の解散を。
帰り道、川本町の【湯谷温泉】に浸かり、途中の野菜市に寄ったあと、浜田道の大朝インターから広島東インター経由で15時過ぎに帰着しました。
今日は大変なことに!!!
ガレージ前まで行くと、もの凄い臭いが・・・・・・。
昨日捌いたキスの頭やアラを、米袋に入れておいたのだが、新聞紙などでしっかり包んでいなかったので、何重にもなった米袋とはいえ、底から魚の汁が漏れて出て臭いの何の、ハエも飛び回っている。
車は窓を開けっぱなしにしていたので、車の中までずいぶんな臭いが・・・・。
幸い今日が生ゴミの日なので、ゴミ集積場に持って行き、漏れた汁はたわしでこすり落とし、ファブリーズを買って帰って、車の中と床にたっぷりと吹きつけた。
一昨年は同じようにして持ち帰ったのだが、そんなことにはならなかったが??と考えたが、一昨年はあまりキスが釣れなかったので、そんなに袋が濡れなかったのだろう・・・・・・・と納得。
来年はたっぷりと新聞紙を持参し、しっかりと包むことにしょう・・・・・。
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