ダイワの投げテスターたちが共同で【投げは友あれ】というブログを書いています。
その中で、四国の名人渡部裕司さんが、私の紹介文を書いてくださっています。
「釣り人には、データで動く人と直感で動く人があり、小池さんはデータで・・・・」と、書かれています。
ふと考えてみると、まったくその通りで、データ通りに行くと面白いような釣りをしますが、いったん思惑が外れるともろさが露呈し、今年春の釣りごろつられごろの花見ガレイや、今回のアオギス釣行のようにまったくやる気が起きてきません・・・・・・・。
これを悪く言えば【先入観が服を着て釣りをしているようなもの】です。
仕事の出来ないサラリーマンもそうですが、否定的な発想ばかりで、「いかに出来ないか」と言う説明ばかりうまくなる人・・・・的になっている自分に反省しきり・・・・・。
こうだから釣れないのだろう、ああだから今日は釣れないなどなど・・・・・。
その点、釣り上手と言われる人はプラス思考でガンガン攻めまくります。
九州での一日目、雨・風・波・濁りでやる気もうせていましたが、同行の達人さんの「なんとか一匹でも釣ろうやぁ」の言葉に励まされ、頑張りましたがキスの姿は見ることができませんでした。
二日目、ひと目でいいからアオギスが見たい!と広島から駆けつけた広島大学大学院の海野徹也先生と、午前6時に釣り場で合流する。
しかし、肝心の釣り場にはまったく水が無い・・・・・・・。
瀬戸内や山陰にお住まいの方は、何を言っているのか?と思われるかも・・・・・・。
有明海やここ周防灘の干潟、そして鹿児島の吹き上げ浜などは、1kmくらい先まで潮が引き、満ち上げてくるまではまったく釣りにはなりません。
しばらくの間、干潟の上を飛び跳ねるトビハゼなどを眺めながら時間つぶし・・・・・・・。
昨日より透明度を増した潮がさしてきたので釣りはじめるが、マハゼ・セイゴ・メイタばかり・・・・・。
そこで、私なりに先入観を捨てて釣り場を変わる事に・・・・・。
釣り場を変わったものの、もうキスは落ちに入ったのだろうと遠投ばかり・・・・・・。
それでも三ヶ所廻って元の場所に戻ったものの、さっきからずっと同じ場所で釣っている地元の人が気になり、挨拶をして状況を聞くと、「キスが2匹釣れた。そこで釣っている子供も1匹釣ったよ。距離は30mくらいのところ・・・」とのこと・・・・。
あわてて、少し離れたところにいた海野先生に電話をし、地元の人の近くで釣らせてもらう・・・・。
ここでも私の先入観が頭をもたげる・・・・「もう引きに入ってしまっているので厳しいのでは?」と。
海野先生は張り切って、「ウエーダーを履いて釣りましょうか?」
この違いが釣果に差が出るのです・・・・・。
海野先生、すぐにあこがれのアオギスをゲット!!
(憧れのアオギスをゲットしてご満悦の海野先生、後ろは先生の研究室の三原さん。彼もキス釣り二回目にして、このあとアオギスをゲットするのだから、釣りとは判らないもの・・・・・・)
しまいには、ズボンの裾をまくって岩場の先まで出て行ってしまった、すごい好奇心とプラス思考・・・・・十分参考にさせていただきました。
(岩場の先まで行ってアオギスを狙う海野先生)
次からは、少しはプラス思考で粘っている私がいるかも知れません・・・・・。
これまで、「あること」と言う書き方で、山口湾や山陰そして徳島のシロギス釣りに行ったことは書きました。
その全容は、このブログとリンクしている【投げは友あれ】に詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。なお、何人の方に観ていただいた証として、できましたら文末の拍手のところをクリックしてみてください。
山口県周防大島、山口県山口市・防府市、島根県浜田市、徳島県吉野川河口のキス50匹づつの尻ビレを採取してきましたが、今回その集大成として、九州のシロギス50匹とアオギス12匹(昨年38匹分尻ビレ採取済み)を狙って、10月8日の夜に広島を発ちました。
同行は昨年と同じ、【クラブの達人】さんにお願いした。
あいにくの雨の中、山陽道→中国道と走り、壇ノ浦サービスエリアで休憩をはさみ、九州ジャンクションから東九州自動車道の苅田インターで高速道を下りる。
釣り場近くで夜明けまで仮眠をとることに・・・・。
朝5時半に起きて、外に出てみるとなんとか雨はやんだものの、雨上がりにつき物の強風が吹き、波は1・5mくらいは十分ある。
この辺りの海は干潟なので、少し波が高くなると濁ってしまう・・・・。(この砂浜はまだましなほうで、川に近い辺りは透明度は10cmもない)
おまけには、堤防を波が越えてしまうので雨上がりにも関わらず、レインウエアを着用しての釣りとなる・・・。
不安的中!濁りがひどいのでキスのアタリはおろか、その他の魚のアタリも昨年に比べると少ない・・・・。
2~3ヶ所廻ってみたが、どこも濁りが強くまったくと言っていいほどアタリが無い・・・・・。
仕方なく、早めにあきらめてJA福岡みやこ直売所に・・・・・・・。
ここで、お目当ての【手作りゆずこしょう】をしこたま買い込む・・・・・。
このゆずこしょう、広島などでもメーカーが作ったものが販売されているが、やはり地元のおばちゃんが手作りで作ったものが最高!!ついでに、タケノコの干したものも購入する・・・。
さて、買い物もすませたものの、達人さんが「なんとか一匹でも釣ろうやぁ」と言うので、潮が引いているにも関わらず釣り場に帰って投げ続ける・・・・・・・。
やがて周りはすべて干上がってしまい、貝堀りを楽しむ人たちで渚はいっぱいに・・・・・。
それでも潮がさし始めた17時から辺りが真っ暗になってしまった19時まで頑張るが、キスの姿は見ることはできず、釣れたのはマハゼ10数匹、セイゴ5匹、メイタ5匹、うなぎが1匹だけ・・・・・。
波は収まったので、一旦引いた潮がゆっくりとさしてくれば、少しは濁りは少なくなるだろう・・・・・と希望的観測をもって9日の釣りは一旦納竿とし、予約してあったホテルにチェックインした・・・・。
そうそう、上記のお魚のほかに珍しいモノが釣れました。
ゆっくりとサビいていると、これが釣れてきました、最初はイイダコか?と思いましたが、釣り上げてみると今までに見たことのないカニでした。
帰ってネットで検索してみましたら、【ヘイケガニ】とのこと、平家が滅亡した壇ノ浦に近い海だからだろう・・・・・なんて考えてしまいました・・・・・。
昨年の秋から始まった一連の、シロギス・アオギス釣りに関しては、このブログとリンクしてある、【投げは友あれ】にも書いていますので、よろしかったら右上のリンクの中、【投げは友あれ】をクリックしてみてください。
9月18日、午前2時出発で徳島に行ってきました・・・・・・。
同行者は、当初の予定とは違ってK村さんに付き合ってもらいました。
午前5時30分、徳島市吉野川手前の(鳴門インター方向から)、サークルKサンクスで今回釣り場をご案内してくださる方と、そのクラブのN矢さん・・・・・、そしてえのみやサーフ会員で、現在徳島県在住の石Dさんと合流。
あいさつもそこそこに釣り場へと向かう・・・・・。
さっそく広い砂浜に4人が散開して釣り始める(ん?ここでおかしいな5人の筈では?と思われるかも・・・・、同行してくれたK村さんは、昨日から一睡もしていないので竿を出さずに、車の中でカミングアウトじゃなく仮眠グーということに・・・)
(さてこの後姿は誰でしょう?)
久々に朝日を眺めながらの釣りとなりました。
広島在住の私には、水平線から昇る朝日はとても新鮮な風景なのです。
早速アタリはあるが、一投目はマイクロピンのダブル・・・・。
左となりのN矢さんと、その向こうのある人は良型のトリプルなどなど・・・・・。
どうやら一投目は力んで遠投し過ぎたようで、次は3色辺りに投げて巻き取ると、プルプルっと小気味よいアタリが連続。
17~20㌢足らずが3連・4連と久々に愉しい引きが続いた。
このところ、山陰での不調に落ち込んでいる私は、50匹のサンプル集めに苦戦をしてはいけない・・・・と徳島のキス釣り名人にご一緒していただいたわけ・・・。
その名人はこの方です!!
(阿波踊りの名手としても知られる、がまかつフィールドテスター矢野勝彦さんです)
この独特の釣りスタイルは遠くから見てもすぐ矢野さんと判ります。私もひとつ、キス釣りのスタイルを作り上げたいものです。
矢野さんとN矢さん、そして久々に会うえのみやサーフの石Dさんと、愉しくのんびり釣りを続けた結果、リリースは10数匹と、キープは68匹。
(独りでお散歩中のわんちゃんも応援してくれましたよ。その向こうで釣っているのは、えのみやサーフ石Dさん)
サンプルの50匹は十分クリアしたが、サンプルは多いほうがいいと思うので、矢野さんのキスの尻ビレもいただいて100個体以上をアルコール漬けに。
11時には納竿として、矢野さんお勧めの【徳島ラーメン】を食べに・・・・・。
早く着いたのに、人気のお店【巽屋】はお客さんがいっぱい。
徳島ラーメンを食したのち、石DさんとN矢さんとお別れして、矢野さんご夫婦にお願いして【四国八十八ヶ所】の札所のうち、一番札所の【霊山寺】に案内をしていただいた。
(四国八十八ヶ所、一番札所霊山寺の大師堂)
霊山寺にお参りしたのち、板野インターから帰路に着きました・・・。
矢野さん始めみなさんのお陰で、予定よりずいぶんと早く釣り終えたので、我が家には3時30分過ぎに帰着とあいなった・・・・。
釣りもしないでお付き合い(運転)していただいたえのみやサーフのK村さん、本当にありがとうございました。
『ふと見れば 花に抱かれて 伊予の海』
(宇和海には花がよく似合う・・・・)
前日の夜は時々雨が降っていたが、最終日5日の朝、風は結構あるものの雨の心配はなさそう・・。
午前7時過ぎ、昨日の岩場より20mくらい港寄りの岩場で釣ることに・・・・・。
なぜならば、この場所に精通している愛媛県に長期出張中の会員が、27日土曜日に昨日の岩場で釣っていて、さすが広島協会の年間大物獲得数4年連続トップの彼のこと、あまり釣り残しはいないような気がしたから・・・。
今回の釣行では、二日目は天気予報の関係でまったく宛てにせず、初日と最後の日に賭けていたのだが、初日は俗に言う『ボウズ』で、この日にがんばることに・・・・。
しかし、たった20m違うだけで、ここは時々黒いトロ藻が掛かるし、海ケムシも結構釣れてカワハギのアタリは無い・・・。
9時まで頑張ったが、まったくアタリが無いし波は高くなってきた。
どうせダメなら、この北の風なら名取港がいいかも・・・・・?と移動を決める。
名取の波止に出てみたが、左から強く風が吹くので竿を出さずにまた三崎まで引き返す。
(名取沖の梶取り岩遠景)
今日、3月5日は愛犬ぷりんの6回目の誕生日、16時45分松山観光港発のフェリーを予約していたが、14時05分のフェリーに変更の電話を入れる。
11時30分まで時間があるので、あと一時間と半釣りをすることに・・・・。
そう言えば、今朝くだんの彼からのメールによると、「10時から12時にゴールデンタイムが来るから頑張って」とのことだったが、まさにそのとおり、今朝方の沈黙がうそのようにアタリがあり、立て続けに22~24㌢が4匹、しかしもう時計は11時30分を指している。
後ろ髪を引かれる思いで片付けて釣り場をあとにした。
帰り道、愛犬ぷりんの誕生日ケーキを買って帰る・・・。
(親指に巻いた絆創膏は、岩ガキの逆襲に合って傷付いてしまいました・・・・)
最後の最後に釣れて、後ろ髪を引かれる思いの釣行だったが、誕生日ケーキをむさぼるように食べている愛犬ぷりんを見ていると、まぁこれもありかな・・・・と思った一日でした。
私のキャッチフレーズは『雨きらい、夜きらい、歩くのきらい&風きらい』でしたが、昨年の鴨谷杯キスでは夜ほとんど寝ずに釣って、30㌢オーバーなどを釣って優勝した。
今回は、一番あてにしていなかった二日目、雨のなか頑張って今回の釣果のほとんどを釣った・・・・。
今後は『雨きらいだが、夜きらいだが、歩くのきらい、風きらい』に変えるとしよう・・・・・。
三崎での二日目、予報では80%の雨に加え風も強く雷をともなって・・・・・・・。
すっかりあきらめ気味な私、ゆっくりめの7時前に起きて外をみてみると、雨はしとしと・・・・・といった感じで、風はまったくない・・・。
これなら、いくら雨きらい男でもやれるだろう・・・・・・と、大急ぎで支度をして出かける。
レインウェアを着込んで、愛媛県在住のクラブ員が大釣りをした岩場におりる。
ここは、昨日の場所とは200mくらいしか離れていないが、まったくと言っていいほどトロ藻が掛からない。
おまけには昨日あれほど釣れ盛った海ケムシも少なく、釣り終えるまでの5時間でわずか4匹だけ。
ただ、この場所は50mくらい沖に立ち藻の密集地帯があり、毎回と言っていいほど掛かってしまう。
3割くらいの確率で取られてしまうので、堪らずここをよく知る彼にメール、「ゴリ巻きとポンピングどちらを多用するか?」と。
「まずできるだけ高い所に上がり、竿を完全に立てて、カワハギがこっちを向くまでは竿にためながら巻き、こっちを向いたらハリが外れたくらい軽くなるから、その時をのがさずゴリ巻きをし、カワハギを水面に浮かせ水面をすべらせれば、Cランクでもまず大丈夫です」と的確な返事。
なんやかんやがんばって9匹、しかしランクモノはギリギリサイズが1匹のみ。
あまり釣れないので石と化している私に、まったく警戒心を抱かないのか、コクガン?のような海鳥が10羽あまり、私の目の前をのんびりと泳いで行く。
潮も引いて根掛かりやすくなるし、風が出てきたので正午過ぎに納竿として、三崎の灯台まで行ってみることに。
(これは前日釣った護岸からの写真、潮が引くとこんな状態になってしまう)
三崎港までは何度も来ているのだが、この赤坂から先は一歩も足を踏み入れたことがない。
ぐにゃぐにゃ道をおよそ15km走ると駐車場に着く。
ここから灯台まではさらに徒歩で1・8kmあるらしい・・・・、昔から言われている言葉に「一里一時間」というのがある。これは一里(4km)歩くのに、だいたい一時間掛かる・・・・ということです。
と言うことは往復で一時間以上も掛かることになる・・・・・、歩くのきらいなわたしには到底無理。
駐車場から見える岬の灯台と豊予海峡の写真を撮ることに。
(右手、お椀をふせたような山の左に白く見えるのが三崎の灯台です)
帰り道、庄野の港にも降りてみた、風の強い場所柄をうかがわせる石垣が残されていて、「野坂の石垣群」と説明版が立てられていた。
釣り場に帰っても、潮が引いて釣りにはならないだろうから・・・と、亀ヶ池温泉に行くことに。
三崎半島を20数キロ走り、亀ヶ池温泉に到着。
伊方町は原発のある町、そのせいかひなびた集落ににつかわしくないすごい設備。
大きな駐車場に、入り口を入るとすぐに産直市、その奥にレストラン、無料休憩所は広々としていて、マッサージルームもある。
浴場は、サウナが2種類、浴槽は6種類もあり広々と・・・。
ゆっくり浸かったあと、レストランに行く。
三崎に来ると、海鮮料理はあるがラーメン店などは無い(三瓶町には小さいながら中華料理店もある)
。
海鮮料理に飽きた私は、ラーメンかカレーを・・・・と思って入ったが、メニューを見ると南予地方の郷土料理『さつま』定食があったので、それを注文した。
さつま自体はうまかったが、ご飯が固くていただけない食味だった。(以前、内子で食べたさつまは、麦飯でそれに掛けて食べたさつまの味が忘れられない)
無料休憩所で一眠りしたあと三崎まで帰った。