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三崎の一日目
5時20分に家を出て、6時15分呉港発の石崎汽船のフェリーに乗る。
我が家から宇品港に走っても呉港へ走っても、所要時間はあまり変わらないが値段は結構違う。
おまけには宇品港発に乗るのは5時30分なので、呉港よりずいぶん早く出なくてはいけない・・・・。
 
 乗船料は、4m未満の普通車だと運転手込みで往復11,000円、平日ならもちろんずいぶんお得で、たとえ土日祝日割引でも、山陽道→しまなみ海道→四国自動車道→松山道路を走るのと、燃料代を加算すればあまり変わらないおで、私はためらうことなくフェリーを愛用している。
みなさんも、松山行きフェリー存続のため、安心・安全なフェリーを利用しましょう・・・。

 音戸の瀬戸を通り、情島のそばを通り抜けると、やがて右前方に倉橋島の亀が首が見えてくる。


遠くからみると首と胴体の形が亀に見えている。

 朝日が昇ったころ、松山観光港6時25分発広島行きのフェリーとすれちがう。


私は周防大島で釣っていても、防予汽船のフェリーを眺めるのが好きで、よく写真に撮っている。
 三崎港でも豊予フェリーをよく写真に撮っていて、フェリー大好き人間なのでしょう・・・・。

 やがてフェリーは、睦月(むづき)島と野忽那(のぐつな)島の間を抜ける。


芋子(いもこ)瀬戸にある芋子島のてっぺんに立つ送電線の鉄塔がユニーク。

 フェリーは松山観光港へ・・・・・・、三津浜→アイテム松山前→松山空港→松前と抜けて、伊予インターから大洲まで松山道路を走る、料金は700円。
 八幡浜を抜け197号線をひたすら三崎を目指して走る。
道路わきにはあちこちで黄色い菜の花が真っ盛り!!



早咲きの桜も数本花を咲かせていて、月末のクラブ大会ころが楽しみ!

 三崎に着くと、かなりの強風!!!
「来る途中の風車は回っていないものもあったのに」と、愛媛県在住のクラブ員にメールをすると「あまり風が強いと止めることがあるんよ」との返事・・・・・・・・・・・。



 先日、その彼が30数匹釣った岩場に下りるつもりだったが、根性なしの私は楽チンポイントの護岸へ・・・。
竿は出したものの、あまりの強風に息苦しくなるので、車に入ってしまう・・・・。
 
 三崎の初日、結論を言うとアタリは一回のみ、それも途中の藻に掛けてしまってのバラシ。
エサは二回盗られただけで、あとはハリと言わず天秤と言わず絡み付いてくるトロ藻と海ケムシの入れ掛かり。海ケムシはダブルダブルで40匹くらい釣っただろう。

 風はあいかわらず収まらないので、早めに旅館やまもとに・・・・。
雨も降り始め、明日の予報は風雨が強く雷も発生とのこと、三崎の灯台付近への観光と、亀が池温泉でゆっくりしよう・・・・・と開き直って眠りについた。
  
 そう言えば、3月3日はひな祭り、我が家の愛犬ぷりんも女の子なので、『マイお雛』を持っています。
  
   

 お雛様の正しい飾り方・・・・。
明治になってからは、右が上席(熨斗袋などでも、連名で書く場合は右から上位の人の名前を書く)とされていますが、日本古来のしきたりでは、左が上席・・・・つまり親王さまが左で内親王さまが右だそうです。
 従って、三人官女もお酒を注ぐ長い柄のものを持った官女が親王様の前つまり左で、短い柄の甘酒を持った官女が右側の内親王様の前。
 五人囃子も、音の大きな太鼓は親王さまの前ではなく内親王さまの前。 
右大臣、左大臣も白髪の大臣が左で、若い大臣が右などとのこと。(この薀蓄は、三崎の釣りの最中に聞いていたOBS大分放送で、雛飾りで有名な町の人がお話を聞いたものです)

 以上の並びは、どうにでも変えられるので、明治以降であろうと以前の並べ方であろうと好きに変えられます。
問題は、三人の仕丁です。
左からお爺さん、真ん中がお父さん、右が息子と左から並ぶらしいのですが、私の家の七段飾りは手の向きから判断すると、明治以降の様式になっており、おじいさんが右になっています。

 さて愛犬ぷりんの内裏雛は、右に親王様が座っておいでです。
近代的な並びといえますね・・・・。
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2010/03/06 10:13 | 遠征のお話・思い出
三崎での二日目、風もおさまり・・。

 三崎での二日目、冷え込みは厳しいながら、昨日の強風がうそのようにおさまり、絶好の釣り日和。
 昨夜半に到着した愛媛県に長期出張中の会員と、今年新しく入会した会員(夫婦で参加)と顔を合わせ、7時前から釣り始める。

 昨日からの強風にもめげずにがんばっていた、神戸ナンバーの釣り人さんをはさんで、右に3人左に2人で釣り始める。

 一投目の竿、がっちり根掛かり・・・・・・、二投目の竿には海ケムシ・・・・・。
一時間くらい経ったころに20㌢弱と23㌢のダブル・・・・・だがあとが続かない。

 10時ころ神戸からの釣り人が納竿し、そちらに移動。

 最干潮とあってまったくアタリが無い。

 結局、納竿の14時までに釣れたのは、ランクもの1匹を含む6匹だけ・・・・・。
そのうち、ダブルが2回あったので、実際は4回釣れていただけ・・・・という寂しい結果となった。

 カワハギというお魚は、小さな範囲で暮らしているものだとばかり考えていたが、群れであちこち移動しているようで、やはり、潮によってパタパタと釣れたり、まったくアタリが無かったりした。

 もし一つだけ言い訳を許してもらえるなら(技術面はともかくメンタル面で)、前日の強風を目の当たりにした二人がまったくの不調で、心が折れてしまい、それが翌日も尾を引いたような気がする。(前日からの二人がそろって釣れなかった)

 14時10分に釣り場を発ち、家に着いたのは19時25分・・・・・・、往復で11時間くらい掛かって、釣りができたのは6時間。釣れたカワハギは6匹、非常に効率の悪い釣りになってしまった・・・・。

(右端の岩場で結果を出していた、愛媛県在住の会員)



(その手前で竿を出し、私と同様カワハギにほんろうされた同行した会員)

2010/01/26 19:53 | 遠征のお話・思い出
強風に祟られた三崎

(三崎での風景の中で、私の一番好きな光景。名取の先の岩場だと思います)
 
 23日の朝、7時30分呉港発のフェリーに乗船しました。
 松山観光港に上陸、三津浜→アイテム愛媛→松山空港を経由して、伊予インターから有料道路で・・・。

 大洲北只で下り、八幡浜への道を走る。
八幡浜からは国道197号線を・・・・。
 途中、宇和海と瀬戸内海が同時に見渡せるポイントがあり、そこから見る瀬戸内海は白波が立っている。
同行者は「おぉ日本海のようじゃ!!」と妙な感動をしている。(着いた先の大風も知らずに・・・・・。二人ともまったく何も考えずに釣り場まで走る)。
気を付けて周りを見ていたら、大風に揺れている木々に気がついたはずなのだが、もう釣り場に着いて釣りをするイメージばかりで、車内の会話はまったくノー天気な会話ばかり・・・・。

 釣り場に着いてびっくり!!!!!!!!!!強風で車のドアが開かないくらい。
車から降りてみると、時折吹き付ける強風に身体がよろつく。
 もうこうなると、とても竿を出す気分にはならない、さっそく愛媛県に長期出張中の会員にメール。

「今日の西風だと二名津(ふたなづ)か名取(なとり)はどうかね・・・」との事。
まず二名津に行くが道路にまで波が打ち上げ、ここでも車のドアが開けられないくらい・・・。

次は、細いぐにゃぐにゃ道を名取の港まで降りると、ここはあまり風が強くない。
波止の先端からがいいそうだが、この風の中先端まで出る勇気は無い・・・・・、おまけにテトラポットが結構入っているので、私は港の左側から、同行者は右手のゴロ石の浜から竿を出す。

 さっそくアタリがあったがカワハギにしては弱い・・・・・。
上げてみると、磯場のお友達ホシササノハべラとメバルのダブル。
 メバルならまだマシだが(ここまで来てメバルでは、本当はむなしいのだが)、次からはホシササノハべラのダブル、ダブル・・・・。
 やはり水深が無いだけにこの時期のカワハギは無理なのだろう・・・・・、と1時間弱でやめる。

 釣っている途中、少しの間釣り座を離れていると、すぐに野鳥が使ったあとのエサをついばみに来ている。
 これだから、ハリスにエサが付いたまま放っておくと、ハリス付きの釣り針を飲み込んで、木などに引っかかって死んでしまう事例が絶えない。
 少しの時間でもエサが付いたままの仕掛けを、釣り場に残さないように気をつけましょう。

 (スズメ目ヒタキ科のイソヒヨドリ・・・、結構人なつっこく、近くまで寄ってくる)

 その後は、三崎港の左対岸の井野浦などまで行ってみるが、どこも強風が吹き荒れ回っているので、竿を出す勇気は起きなかった。

(井野浦集落を過ぎたところにある畑、小さな石を積んでは囲いのようにしている。これはイノシシ防御より塩風から野菜を守るためだろう・・・・) 

 24日の釣りは、また明日・・・・・・。

2010/01/25 14:43 | 遠征のお話・思い出
アオギスは幻ではなかった・・・・。
1匹釣るのも難しいだろうと、一泊二日での釣り予定だったが、たった3時間と少々で目的は達成した。

しかし、もうホテルは予約してあるので、二日目は気楽に釣りを楽しむことに・・・・・。

 10月4日、釣り場には6時30分到着。
すでに5~6人の釣り人が砂浜に展開している・・・・、それにしても今日の朝日もきれいだ・・・・。
 水平線から昇る朝日は、広島では見ることはできないので感動してしまう。


(二日目の朝、雲ひとつない空に昇る朝日)

 さっそく釣り始めると、今回最大の27㌢くらいが釣れる。
アオギスの引きは素晴らしい、近くまで寄せるとトップガンの25号を右に左にグイグイ引っ張る。
 私が10年くらい前に出演した、ダイワ精工(10月1日からグローブライド(株)に社名変更)のテレビ番組『ザ・フィッシング』で、アオギス狙いをした番組の中で、落語家の4代目三遊亭金馬氏が「ギューンと糸鳴りがする!」とアオギスの素晴らしい引きっぷりのお話をしていたが、本当に素晴らしい引きを見せて(魅せて)くれる。

(水槽の中で泳ぐアオギス、背びれの黒点や腹びれの乳白色など特徴がよく分かる。左後方にいるピンクがかった魚体はシロギス)

(こちらはシロギス)

 ただ、すでに目標は達成しているので、1時間弱で一旦納竿として、シロギスの釣れる浜に移動することに・・・。

 両隣の人に挨拶をして、砂浜の少し間が開いている場所から釣りをすることに・・・。
 当日は、5~4色の間で当たってくる・・・。ただ、数は少ないようで3本バリにダブルが最高で、2時間弱で18㌢~22㌢が10数匹のみ。

 引きに入って少ししたころで、片付けをして帰途につくことに・・・。
同行の『達人』が、「本場の手作り【柚子コショウ】が買いたい」と言うので、国道201号線を田川市方向に走ることに・・・。
 途中のみやこ町勝山というところの新鮮市場に、瓶詰めやパック詰めの柚子コショウがあり、ここで3種類を買い、さらに勝山から小倉南インターまでの間の採銅所という野菜市でもう1種類買い込んでいた。
 まるで柚子コショウマニアみたいだ・・・・。

 途中、一度の休憩をしただけでひた走り、家には15時前に到着。

 そう言えば、10年前に一緒にアオギス探しに同行してくれた、同じクラブのTさんが「魚河岸三代目って漫画で、江戸前のキスの天ぷらとはアオギスだった、と紹介されていて、長い海外生活から帰った老人がシロギスの天ぷらを食べ、これはキスの天ぷらじゃない!と言う場面がありましたが、味はやっぱり違うんですかね?」というメールをくれていたので、ハリを飲み込んだ数匹を持ち帰ってみた。


 実は、これまであちこちに6~7回アオギス釣りに行ってはいるが、一度も食したことが無かったので試してみることに・・・・。
 大名おろしにして、大葉で巻いて天ぷらにしてみたが、いろんな本に書いてあるとおり、やや一緒に釣って帰ったシロギスの方がおいしいと感じた。

2009/10/05 20:50 | 遠征のお話・思い出
10年振りに会うアオギス
今回の釣り場までは広島からおよそ260km、2日の20時30分に家を出発する。
 今回は、車の運転の安定感はクラブで一番の『達人』が付き合ってくれたので、佐波川SAで交代してもらう・・・。
4時間足らずで釣り場に到着し仮眠する

 5時30分ころに目が覚め、支度をして釣り始めるが、『達人』はシロギスの良型を次々上げるが、私はヒイラギ(広島湾ではギンツウと呼んでいた)のダブルにトリプル・・・・。
 
 私たちが竿を出したとほぼ同時に一台の車、三脚を出し始めたので「釣り人?」と思っていたら、カメラを出し始めた・・・。
 目が合ったので会釈をしたが、寸前?にかわされてしまった・・・・。多分、だれもいない海に登る太陽を撮りに来たのだろうが、我々が一番特等席に竿を出しているのでお気に召さなかったのだろう・・・・。邪魔なのは重々承知ですが、私も260km駆って来ているのです・・・・どうかお許しを・・・・。


(釣り場前面から登る朝日、心が洗われるような気持ちになる)

 さて、心は洗われたが肝心のアオギスはさっぱり・・・・・。
 地元の釣り人が来られたので、挨拶をすると「アオギスは、いまはそこではあまり釣れないよ、こっちに付いてきんさい(とは九州の人だからそうは言いませんでしたが)」と呼んでくださった。

 なんと一投目から「ぐぐぐっ!」シロギスとは違うアタリ!
 アタリとしては、シロギスより小さいようでえぐる感じは無いが、近くまで寄せたら暴れる暴れる!!これがアオギス釣りの醍醐味!
教えてくれた地元の人もすぐにアタリが!
 私は釣れたままのアオギス20㌢オーバーを、弱らせないように車のところまで運び、水槽の中に入れて撮影。


 満潮をはさんで、10匹くらい釣ったので、小さいのはリリースし残りを撮影・・・。
 11時前、潮も引いてきてあまり釣れなくなったので、折角ここまで来たのだから・・・と宇佐八幡にお参りに行くことに・・・。

 40分くらい掛かって宇佐八幡へ、さすが全国の八幡宮の総本社、広大で荘厳なたたづまいに自然に頭が下がる・・・。

 参拝を済ませたのち、来た道をまた釣り場まで引き返す。途中の中津城と福沢諭吉の生家はパスすることに・・・。

 釣り場に帰ってみると、海はすっかり干上がっていてマテガイや潮吹き貝を掘る人があちこちに・・・・。
 潮が込むまで、木陰で一休み・・・・・。


 16時30分から釣り始めると、ヒイラギ、メイタ、セイゴ、マハゼに混じってアオギスが釣れる。
 一時間と少々釣ったところで、予約しているホテルに入るために一旦納竿とした・・・。

2009/10/04 19:46 | 遠征のお話・思い出

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