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33㌢のマコガレイに惑わされ。
 先週、全日本カレイ選手権大会柳井会場で、クラブの人と話をしているときに携帯に着信が・・・・・。
相手は、数年前までクラブに在籍していたHさん。
 内容は「いつものみかん山、今年はたくさん生っていて、早く採らなくては木が傷むから、早生みかんを採りに行ってほしい」とのこと・・・・。
 Hさんの友人のみかん山が呉市のK島にあり、毎年取り残しをいただいているので、今回お電話をくださったわけ。

 無類のみかん好きの私、採りに行くだけならいつでもいいのだが、「木が弱るから・・・・」と言われたことが気に掛かってしょうがない・・・・・・。
 こんな些細なことでも、見込まれて頼んで来た以上、どうしても気になって仕方がありません・・・・・、すべてにこんな性格なんです・・・・・・。

 そこで、全日本広島協会のカレイ大会は、みんなに会えるから・・・・・と楽しみにしていた柳井会場を諦めて、呉会場で・・・・・・・と変更しました。

 26日土曜日の正午から竿出しOKなので、早めにK島のみかん山に行き、その後E島の好ポイントに行くことに決めました。

 急斜面に多いみかん山、何度も滑りながらもリュックと手提げかばんを満タンにして車への往復を繰り返す。
 つくずく考えました・・・・・・・・。
「みかん農家の方は、大変な労力を費やしながらも、現在の価格ではしんどいことだなぁ・・・・」と。

 スーパーの買い物カゴ3杯採ったところで、ちょうど正午前になりました。

 さてさて、釣り場は大好きなE島のあのポイントへ・・・・・・と思いましたが、せっかく安芸灘大橋の通行料を払っているのだから、みかんだけ採って帰るのももったいない・・・・と考え、友人のTさんに電話。

 Tさんおすすめの場所で竿を出す。



12時15分に竿を出し、45分には【ガタン!!】とアタリがあり、竿尻が浮き上がり立てかけた竿が斜めになる。

 巻き上げると、33㌢のマコガレイ!!
幸先よしと頑張っていると、一時間後にさっきより大きなアタリで、立てかけた竿の継ぎ目がねじれる。(私はあまりきつく竿を伸ばしていないので、時々大きなアタリで捩れることがあります

 巻き始めて20m、急に軽くなる・・・・・痛恨のラインブレイク・・・・・・。
何年経ってもへたくそで、年に一回はこんな目にあってしまう・・・・・・。
 手抜きなどせず、㈱ファジーの【かんたんリーダー結び】でしっかり結んでおかないといけない・・・・。


 最初のカレイとこのアタリに、すっかりその気になってしまいました。
負けず嫌いの私は、この初めての釣り場を少しでも「掴みたい」気持ちになり、明日も同じ場所で撃沈覚悟で釣ることにしました・・・。

 夕方が干潮とあって、捨石が出て釣りにはならないので、早めに切り上げてK島にある温泉施設に行って温まる。
 
 翌朝、明るくなった6時45分から釣りはじめるが、昨日に引き続いて5分とエサが持たない・・・・。
頭の中で想像するに、目の前の海底にヒガンフグが絨毯のようにいて、その中にポツンポツンと、まるで絨毯に描かれた花柄のようにカレイがいるだけで、とてもカレイの口まではエサが届かないよう・・・・。

 結局、この場所で竿を出したのが26日の12時15分、竿を納めたのが27日の13時・・・・・・・。
マコガレイ33㌢、シロギス20~22㌢3匹、イシモチ28~30㌢4匹がクーラーに。



 エソ30㌢、海ケムシ13㌢1匹の他はヒガンフグ・・・・・・・。

 ホンムシ250g、青ゴカイ250gがきれいに無くなりました・・・・・・。
そのほとんどは、ヒガンフグの胃袋の中に・・・・・・・。

 なんだか、この二日間は【自動エサやり機】になった気分でした・・・・・。
エサ盗りにも負けず打ち返しました、この根性があればなんでも乗り切れる・・・・・、そんな気持ちになりました。




(我が家のもみじも紅葉が進んだので、愛犬ぷりんと一緒に撮ってみました)




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2011/11/28 19:51 | カレイ
カレイ考 パートⅡ


 ついついやってしまいがちなことがあります。

「どこそこでカレイが釣れ始めた」とか、「あちこちでカレイの便りが・・・」と聞くと、ついついどこも同じようにカレイが接岸していると思い込む(思い込みたい)ことがままあります。

 自然の営みの一環で、産卵時期を迎えると夏場に暮らした水深60~70mにいたカレイが、浅場によって来ると言われていますが、人間の都合のよいようにカレンダーどおりやって来るとは限りません。
 どうしても早く接岸する場所と、遅めの接岸場所とがあります。

 私のよく行く場所では、11月より12月の方がよく釣れます。



(2010年12月14日の釣果、30㌢オーバーが5枚います。)

 12月に釣れるポイントとして、たいていの場所が水深が浅い場所が多いようです。
もちろん、大畠瀬戸のように水深がそこそこある場所でも釣れるので、一概には言い切れませんが。



(この場所も、100mくらい投げて水深は5~6mと推測されます)

 秋も深くなると産卵とともに、エサを摂りに浅場に来ると思いがちですが、普段暮らしている深い場所にもエサは豊富にあると考えられます。
 なぜならば、10月半ばの早い時期に釣れたカレイは、それまでエサを充分に摂っていたことをうかがわせるくらい、ぽってりとした厚みがあるからです。

 それらから考えると、カレイの接岸の目的はとにかく産卵です。
産卵に適した場所があるていど掴めると、カレイの釣果は上がってくるわけです。

 私はそんな場所を見つけたら、底引き船にみつからないように、竿は低く立てて静かに釣っています。
時合い(カレイの気が向いた時)だけしか釣ることのできない釣り人なら知れていますが、底引き船に見つかったらイヤというほど目の前を引かれます。

 せっかく産卵のためにはるばる水深60~70mからやってきたカレイ、そんなカレイの楽園を少しでも残してやりましょう。
 そのやさしい気持ちが、翌年の好釣果につながるのです。

 それから、何年も前から考えていることに「カレイは、鮭のように生まれた同じ海域に帰ってくるのだろうか?それともアバウトで、とにかくその年その年で構わずに浅場に来ているのだろうか?」と・・・・・・。

 本当にカレイは判らない・・・・・・。

  昨日、かめや釣具商工センター店に行きましたら、M田さんが「このハリはいける!と思って入れたのですが、思ったほど出ないんですよ・・・・」と。



(右が、ひと目見て気に入った丸セイゴサーフ)

 私はすぐに飛びつきました
私が投げ釣りにはまった40数年前、がまかつから赤銅色をして丸セイゴ針が出ており、結構気に入っていたのですが、廃版になってしまい丸セイゴ針と言えば、メッキ針しかありませんでした。
 
 私はある理由で、キスもカレイもほとんどメッキ針は使いません。
その点、この針は私の理想どおりです。
 M田さんに言いました、「どうしてもカレイ釣りと言えば、ほとんどの人が遊動式に流線型針というイメージを持つのでしょうね。」と。
 私は、黒チヌ5号かこの丸セイゴサーフを使い分けていきましょう・・・・。

 今日は朝から雨・・・・・・・、お散歩に行けない愛犬ぷりんは、ふてくされてアライグマのぬいぐるみを咥えてふて寝をしています。







 

2011/11/18 20:45 | カレイ
カレイ考
レジャーフィッシング12月号に、カレイの特集がカラー10ページで出ています。

 今週発売の【週刊 つりニュース 西部版】にも、私が2ページにわたってカレイについて書いています。
九州、山口県での発行になっていますので、興味のある方はご覧ください。

       
 
(九州、山口県で発行の週刊つりニュース)

 カレイ釣り場に関してよく質問を受けますが、なかなか場所〃〃によってラインやオモリのチョイスなど説明が難しいのです。

 カレイといえば、防波堤などでの釣りでは、ほんの足元で釣れることもよくあります。
しかし、12月に入って本格的な産卵活動に入ると、遠浅の砂地にいることが多くなります。
 その場合、100mくらいの遠投が必要な場所も数ヶ所あり、私はPEの1・2号で投げています。

     
 
(遠浅な場所で、水深4mくらいにいるカレイポイントに達するには、PEの1・2号に飛距離重視でトップガンなど、固定テンビンで狙いました。9枚のうち7枚が30㌢オーバー)

 また藻場の沖合いでのポイントなどは、藻抜けのいいように改良ナゴヤテンビンや、【とぶとぶテンビン】などを使用しています。
 特に藻や小岩礁の多い場所では、とぶとぶテンビンの固定式を使い、万が一オモリが掛かっても魚が引いてくれることで根がらはがれるようにしています。
 これが、遊動式だとせっかく魚が根の向こうに引っ張ってくれても、天秤は根に掛かったままで、仕掛けだけがスルスルと出て行ってしまうのです。



(藻のきつい場所で、とぶとぶテンビン固定式を使って釣りました)

 また、急深のポイントをチョイ投げで釣る場所の場合、ナイロンラインだと水より比重が重いので、海底を這うような状態になりやすいので、私は水より比重の軽いPEラインを使用しています。

 先日もある釣り場で、私は4~5時間釣って軽い根がかりが2回あったものの、しばらく置いておくと根から外れてオモリや仕掛けのロストはゼロでしたが、そのあとに同じ場所に行った二人は「根がかりが多い!!」と言っていました。
 ナイロンラインが、自然と海底の藻や小岩礁にからんでしまったのでしょう。

 また、必要最低限に軽いナマリを使うこともあります。
これは根がかりしにくいのと、少しは流れる方がカレイの食い気を誘うような気がします。



(急深のチョイ投げポイントで、20号ナマリの固定式で釣りました。)

 と、このようにラインの太さやオモリの重さや形状を、その場その場で使い分けています。

 それから、私はよく言うことですが、「カレイの場合、広い砂浜や護岸からならならともかく、自然の地形やちょっとした波止などでのポイントは、一人用のポイントが一番多い。せいぜい二人のポイントがあるくらいで、三人で釣れるポイントはほとんどない。」と言っています。



(5人で釣行し、釣り場が無いので、離れたところの釣り場を探して釣りました)

 みなさんの周りでも考えてみてください、なかなか三人で釣れる場所というのは少ないはずです。


 と、これらをクリアしても、相手は気まぐれなカレイさん、なかなか思うような釣りをさせてもらえません・・・・。

 そうそう、このブログの末尾に時々PR画像が入りますが、そのなかに景山産業の【キャストシンカー】があります。
 私は、鉛素材のオモリでは、この形状をしたキャストシンカーが、一番よく飛ぶと思います。
飛距離が必要なポイントで、ぜひ試してみてください。

2011/11/16 15:00 | カレイ
急きょ出撃、カレイよいざ勝負!!
 昨日のこと、えのみやサーフのある人からメールがあり、「26~31㌢を8枚釣りました、今年もお先に失礼」と書かれていました。

 9月28日には広島県西部の知人が26~29.5㌢を4枚釣ったそうだし、最近えのみやサーフの掲示板に書き込んでくださっている釣女(つりじょ)・釣ガールの【ゆかりさん】も、日曜日だか、江田島市の大柿でカレイを釣り上げたとのこと。

 今年は、カレイの釣れ始めが早いようなので、こんな年はえてして【中休み状態】になることが多く、「行くなら今のうち!」とばかり、山陰の落ちギス予定を切り替えて山口県へ・・・・・。

 こちらへは5月以来、5ヶ月くらい来ていない計算になる・・・・・。

 まず最初の場所、期待を込めて釣り始めるが、キスにチダイにクラカケトラギスで3時間経過・・・。

 途中、【月刊釣り画報】の記者さんがやって来て「カレイですか?どんな調子ですか?」と話しかけてこられました。
 非常に感じの良い方で、なんとかカレイの写真を撮らせてあげたかったのですが、「全然だめですよ、もう8割がた諦めているんですよ」と答えました。

 記者さんは、「上関と大島も回ってきます、がんばってください」と車の方へ・・・・・。

 3時間と30分経ったころ、やっと本命のマコガレイ26㌢が・・・・・・・。
今シーズンの初ガレイがこのサイズとは少々寂しいのですが・・・・・。

 それから15分、あまりにも釣れないのでロッドを手に取り、少しさびくとグググーっと強い引きが手元に
潜られてなるものか!と巻き上げると36㌢と立派なサイズ

 11時を回るとエサ取りの猛攻、瞬時に磨いたような状態でハリだけが帰ってくる。

 よし!この調子ならもう一ヶ所気になる場所へ行こうとすばやく移動を決める。
そこから5~6分の場所に行き釣り始める・・・・。

 沈黙の時が流れて30分が経過・・・・・・・。
ガタン!!と竿が揺れて32㌢のマコガレイ
 時を置かずして、強い引き、あまりの強さに振り出しロッドがねじれてしまった。
 ロッドのつなぎ目を合わせて巻き始めると、思ったより軽い感じで上がって来たのは42~43㌢のマコガレイあまりの風格に、石ガレイかと思ったほど。


 本当にカレイはわからない????
3時間半もまったく釣れないと思うと、たった15分に2ヶ所で2枚づつ釣れるのだから・・・・・。

 野菜市のおばちゃんに、「イチジクがあったら置いといて」「昼ころに取りにおいで」との約束があるので、立て続けにアタリがあるにも関わらず、後ろ髪を引かれる思いでタックルを片付けて約束の野菜市に・・・・。

 私は、どんな約束でも守るように心がけていますが、今回だけは「今が時合いなのに~~~」と、本当に後悔をしてしまいました。

 約束は果たしたし、まだ時間があるのでもう少し釣りをしてみることに・・・・・。

 歩くのはしんどいので、最初の場所にロッド2本とクーラーだけを持って・・・・・。

 もう潮位が下がりすぎたのか、エサ取りに海ケムシばかり・・・・・。

 そこへ、再度月刊釣り画報の記者さんが・・・・・・。
でも、私がうれしそうにカレイを持った写真が出るのは恥ずかしいし、もし写真を見た人が4枚のカレイを同じ場所で釣ったのだろう・・・・と思うと、お気の毒なので手持ち写真はご遠慮させていただきました。



(今期、初ガレイは26㌢、32㌢、36㌢、43㌢と上々の幕開けとなりました)

 

2011/10/13 18:12 | カレイ
ひとまず、瀬戸内のカレイは終息か・・・・・。
 【初釣りパートⅢ】です。
 今まで2回の初釣り?は、何かしらの下心があっての釣りでした。
今回は、昨年末から計画していた、文字通り【初釣り】でした。

 昨日13日、昨年末から気になっていた場所に出かけました。
前日の予報では平野部でも数センチの積雪がある・・・・とのことだった。
 いつもならかめや釣具仁保店でエサを買っておくのですが、「あれでも・・・・・・」と考え、朝起きて降っていなければ出かけることにし、途中のかめや釣具岩国通津店で買えばいいや・・・・と考えた。

 途中、山陽自動車道五日市を過ぎた辺り、車外温度はマイナス2度との警告が出る・・・・。
まぁ、冷え込むことは織り込み済み、風さえなければいいが・・・・・と走り続け、岩国インターでおりて通津店へ向かう・・・・・。

 駐車場に入って「ありやぁ!!!」閉まっている・・・・・。
貼り紙を見てみると【たな卸しのため・・・、大島店をご利用ください】となっている・・・。
この時期、そう言えばかめや各店は交代でたな卸しに入っている、気をつけていないといけない・・・・・。

 大島店に行ったが、ここは他に店のように青ゴカイのサイズが分けていないので、細いのがほしかったのだが、半分ちかくは手の小指くらいの太さ・・・・・・。

 8時から釣り始めるが、すぐにイソベラ・・・・・、続いてチョンチョンとエサ取りのアタリ。
8時30分、アイナメ独自のせわしないアタリで30センチくらいのアイナメが釣れる(帰ってランク物用に写真を撮ろうとしたら5mm縮んでいました・・・)

 次に釣れたのは10時過ぎ、真ん中のロッドが竿たての上を横滑りするカレイのアタリ
長い藻にもつれながら上がって来るので重いのなんの・・・・・・。
 足元まで寄せてみたが、白い腹を返して上がって来たのは手のひらカレイ
「おかしい?あのアタリでこのサイズってことはないだろう・・・・」と藻を取ってみると、下バリには34㌢のカレイ「そうじゃろう、そうじゃろう、あのアタリならこれくらいは・・・・」と納得。
 またまた、カレイをダブルで釣ってしまった・・・・。 



(ダブルで釣れたマコガレイ)

 それにしても、今までとは全然違う潮の流れ、おまけにはあまり根掛かりが無かったはずなのに、今日は根掛かりが多発する。
 やはり、長潮だと流れが緩いので、いつもは流れで寝てしまっている藻が、立ち上がって絡むのだろう・・。
おまけには、上げ潮の反流でゆっくりと右に流れる潮が、今日はそのまま左に流れている。



(岩国基地が近いとあって、飛行機やヘリコプターが飛び交っている。)

 結局、昼過ぎまでやったが、あと一度だけ竿たての上を横滑りする大きなアタリがあったが、根に潜られてしまい、30分後に粘って粘って近くまで寄せたが、自分のラインに掛かりナイロンちから糸とスナップサルカンの結び目から切れてしまっていた・・・。

 34㌢のカレイ、もう卵はおろしていたので、この近辺のカレイ釣りは春までお預けとしょう・・・。

 雪の心配が無くなれば、山陰のカレイ狙いに行くか、瀬戸内海の越冬ギスでも狙いながら春を待つことにしょう・・・・。

2011/01/14 15:52 | カレイ

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