「イシゴカイを付けていたらどうだろう?」と疑心暗鬼に・・・・・・・。
2色から1色に入るころ、微かなアタリがありピンギスが2匹。
このところの異常気象は海の中も一緒で、まだこの浜は夏名残りなのか、落ちに入ったようなアタリは感じられない。
それでも、パワーイソメソフト一袋で50匹を釣って早上がりを!と、さっきアタリがあった場所を引くと今度は3連。
本格的な落ちに入っていないのか釣れても3連なので、仕掛けを6本バリから4本バリに交換して手返し重視の釣りに。
手返しで感じたが、ハリを刺そうとすると、体液を出して逃げようともがく活エサよりも、よほど付けやすいし、ハリに残った場合に取り去るのも活エサよりも数倍早い。
まぁ、よくよく考えてみたら「釣り人が使いやすいように」と、工夫されているのだから当たり前と言えば当たり前。
自分の前ばかり引いていてもアタリが遠のくので、右に左に斜めに投げては釣り場を休ませる作戦に。
(写真は琴ヶ浜に流れ着いたヤシの実、本文とは関係ありません)
針にしっかり付いているパワーイソメは、そのままにして投げ返すと問題なく食ってくる。
極端な事例は、クーラーに取り付けたカウンター(の押し忘れで、本当は50匹釣れていたのに)が49匹を指していた。
50匹にはあと1匹!だけど、パワーイソメは使い切り、軸の部分しか残っていない。
軸部分を縦に切って細く・・・・・と考えたが時間が無い!!!
あわてて、残り4~5分のタイミングで、4本バリ仕掛けの上2本にだけ持参していたイシゴカイを付け、「1匹でいいから!」と投げて巻くとすぐにアタリが!
「よしっ!50匹達成!!!」と巻き上げると、イシゴカイを付けた上2本と、パワーイソメが残っていた3本目にもキスで3匹ゲット!
つまりは活エサと遜色なく食ってくるということ。
競技終了の3時間に到達する直前、2時間58分で既定の50匹を達成しガッツポーズ
桟敷に上がって数えてみたら53匹・・・・・・、無理をしなくても2時間55分で終了していたのに・・・・・・(実質、パワーイソメだけで釣ったのは51匹でした)
他の参加者は、思ったよりも苦戦したようだが、私の一投目の時のように、人工エサ・・・・・・?の概念が頭から離れず『心ここにあらざれば 視れども見れず』だったのかも知れない。
いつもは、釣ったキスを全員で調理(サシミ・てんぷら・ガーリックソテー・南蛮漬け)して丁寧にいただくのですが、今年はコロナ騒ぎもあって省略とした(家に帰ってピンギスから18㌢までのキス53匹さばいて、家族みんなで余さずいただきました)。
(何年か前の調理風景)
ただ、琴ヶ浜のプラごみ収集は忘れない!
いつまでもみんなに愛され、「キュッ♬キュッ」と鳴り続けてほしいものです。
(東側の展望台から眺めた、私の大好きな琴ヶ浜)
蚊取り線香5個とどこでもベープを1個用意して、ぐっすりと寝ることができた。
翌8月30日は、素晴らしい天気。
いつもどおり5時30分に集合し、挨拶のあと思い々の釣り場に散開し、6時に流れる町内放送のチャイムを合図に投擲開始で、50匹釣っての早上がりor9時までの3時間勝負。
(琴ヶ浜の集いに参加した体調の良い仲間、私を含めて9人が集合)
今回は、大会形式ではなくあくまで《集い》ということで、参加者全員が活エサではなくマルキユー㈱の《パワーイソメ ソフト(中)》一袋を使用してみようとの試み。
(マルキユー㈱のパワーイソメ ソフト、15本のイソメ風のモノが入っている)
私はいつものチーナカ豆さんの前で竿を出す。
左手にはクラブの西村代表とK上さん、右手にはY本さん、かんたくん母子、H澤さん、N原さん、ゆかりさんが。
(砂浜は、多くの人から愛されているだけあって、右も左も無数の足跡が・・・・・)
まず最初、針はダイワのD-MAXシロギス《投魂T-1》4号の6本バリ仕掛けで開始。
パワーイソメソフトをハリ一杯に刺すと、ちょうど6本バリでパワーイソメ一本が消費できる長さ。
ということは15本×6本バリで90匹のキスが手にできると、捕らぬ狸の皮算用。
ロッドはトーナメントキャスターAGS29-400、リールはトーナメントサーフ45。
シンカーはアタリが楽しめるフロートシンカーを使用と考えたが、当日ピンギスが多い場合は向こう合わせで掛かる固定式のトップガンS1・0の25号を使用。
第一投、まず120m辺りに投げ込み、ゆっくり引いてくるがアタリはさっぱり・・・・。
悪夢が頭をよぎる・・・・・・。
それは私が昔々、小さな小さな釣り人の目にも付かないような釣具店をやっていたころ、すぐ近くに格好のキス釣り場があり、よくキスの引き釣りに行っていた。
そこで、ヒマに任せて赤い毛糸をハリに巻き、キス用ルアーさながらの仕掛けを作り上げた。
これで釣れれば、手返しは絶対に有利だと(エサを売って生計を立てる釣具店にあるまじき考え)。
しかし、あれほどキスが釣れる浜なのに「ピクリ」ともしない?
そこで近くに住んでいたクラブ員を呼んで、すぐ横でイシゴカイを付けて引いてもらうと、4連、5連とキスが釣れる。
つまり、見た目なのか?匂いなのか?キスが完全に赤い毛糸を見切っていたのです。
もし一回でも口にくわえていればアタリでわかる筈。
その後、ジアミや集魚剤に毛糸を漬けておけばどうだろう・・・・・・?とも考えたが、八桁とちょっとの赤字を以っての閉店とともに、その考えも「閉店ガラガラ!」となった。
話が長くなりましたが、人生初の人工エサでのキス釣り、エサへの信頼感よりも、その時の毛糸事件の不信感が浮かんできたのです。
赤い毛糸のお話が長くなったので、結果はまた・・・・・・。
もう30年ちかく続いている《琴ヶ浜の集い》。
島根県大田市仁摩町にある、全国でもめずらしい鳴き砂のきれいな砂浜琴ヶ浜。
かってはあちこちにあった鳴き砂も、汚染により鳴かなくなった浜も多いと聞く。
「茶碗一杯の砂に、チョークの粉を耳かき一杯混ぜるだけで鳴かなくなる」と言われている。
私たちはこの琴ヶ浜でキス釣りを楽しみ、漂着したプラごみを拾い集めている。
キス釣りのルールや過ごし方は
①あまりたくさん釣ってもかわいそうなので、50匹釣った時点で終了の
早上がり。
②50匹に満たない場合は3時間で終了。
③競技である以上、いつもは最小限手に触れないでリリースしているキ
スもクーラーに入れるので、競技終了後にはみんなで手分けしてサシ
ミ・てんぷら・ガーリックソテー・南蛮漬けなどにして、余さずいた
だいている。
④すべて終了後、全員で砂浜のプラごみを拾い集める。
※前夜祭は、浜辺の素朴なカフェ《チーナカ豆》さんで・・・・・。
(雰囲気も、マスターもママさんも、常連さんもとても素敵な方ばかり)
2020年8月29日。
突然のコロナ騒ぎで、すべての大会が中止の憂き目をみたが、30年も続いているこの集は中断したくないので、大会としては中止し体調の悪くない有志だけで集まろうと・・・・。
(チーナカ豆さんの店内から見える水平線に沈む夕日、お客さんも手に手にスマホが)
(前夜祭のあとは、チーナカ豆さんの軒先をお借りしての二次会)
その間も、浜のすぐそばを通過する山陰線の列車の写真を撮るのも忘れない
(画面真ん中、車内灯を点けて走る山陰線の普通列車)
楽しい前夜祭・二次会のあとは、チーナカ豆さんの軒下をお借りして、以前キリンビールの景品として出ていた《森のコット》という、簡易ベットを組み立てて、虫の声を聴きながら星空と水平線に浮かぶイカ釣り船の明かりを見ながらグー・・・・・・・・・。
2020年8月29日の夜はふけていきました。
長雨の影響で昨日の広島湾はこの通り。
茶色く濁った海面をご覧ください。
普段は、このような青い色をしていますが。
長雨続きの中、久しぶりに雨マークが無いので、クラブのゆかりさん、かんたくん母子と江田島に行くことに。
フェリーの中から見る海面は上の写真のとおり・・・・・。
満潮は14時ころなので、釣り場に着く頃は最干潮、おまけには薄茶色に濁った海なので行先に悩む・・・・。
出来るだけ広島市内や呉市内の河川の影響を受けにくい島の南側、それも水深のある場所を・・・・と言うことでまずはF江港へ。
私の一投目から7回連続でアタリがあり、20~23㌢が面白いくらい竿先を引き込む。
しかし、同行者はあまり経験がないため、頭上の電線が気になるのかほとんど飛距離が出ないので、キスは釣れないし波止際の藻に掛かるというトラブルに。
後ろ髪を引かれる思いで、足元も良く2色あたりでも釣れるO附に移動。
ここでは3人ともなんとか釣っているので90分くらい釣ってもらう。
3人が釣るのを見ていても仕方ないので、その先の砂浜まで(200mくらい車をバックさせるような)行ってみるが、15~16㌢のキスが釣れただけ・・・・・。
再度みんなのいる釣り場に戻り、「30~40分付き合ってくれ」と言って、次はK川でやってみるが、先週の釣果とは程遠く数匹をクーラーに入れただけ。
ここで、クラブの西村代表が通りかかり、話ではTK茂もM之原もダメだとのこと。
次はA月の工場前に行くがキューセンベラやクラカケトラギス・・・・・・・、キスは釣れてもサイズには不満が残る。
帰り際、ダメもとでM之原に行くが、西村さんの言う通りキスはリリースサイズが1匹来ただけで、かんたくんたちにはちびっこサバが釣れただけ。
いつものM之原の海はこんなに青いのに、今日は上の写真のとおりまっ茶色・・・・。
結局、6ヶ所で投げて全ての場所でキスは釣れるのは釣れたが、リリースサイズも多く、本日のお持ち帰りは・・・・・・・???
おや?アオリイカが
実は、朝フェリー乗り場近くのコンビニで買い物を・・・・・と車を停めたら一台の車が追いかけて来た。
アオリ運転はした覚えは無いが?と思っていると、中から見たような人が。
2年前だったか?までクラブにいたすすむさんが「イカは如何?」と、私の車を見つけて追っかけて来たのでした。
クーラーを見せてもらったら大きなアオリイカ2ハイと、これも大きなコウイカを。
ゆかりさんがコウイカを、私がアオリイカをいただいて、「これで今日はお土産ができたわい!」と余裕たっぷりでフェリーに乗った次第。
アオリ運転ではなく、アオリイカを持った人に追いかけられたんです
こんなことならいつでもどこでも追っかけて来てください
すすむさんのブログ《すすむの気まぐれ釣り日記》では、今年はまだ6月25日現在アオリイカは1パイしか釣っていない・・・・と書いていたのに、今日の釣果は素晴らしい(もらったから誉めているのが30%くらいですが)
アオリイカはお刺身に、キスは先週は昆布締めにしたので、今回は南蛮漬けにしました
新聞の週間天気予報を見ると、明日27日からはずっと傘マークが。
ならば、愛犬ぷりんのお守りがいる今日26日は絶好のチャンス!と釣りに出かけることに。
(6月25日付け中国新聞)
行き先は・・・・・・・。
愛犬ぷりんが起きてから出かけるので山陰はムリ。
何年か前に友人の奥さんがチョイ投げで28㌢のキスを釣り上げた蒲刈島のKが浜か、たまに大きなキスが出るという倉橋島のMの口か・・・・・・。
がしかし、選んだのはやはり一番手軽な江田島へ
都市高速2号矢賀インターから坂南インターまで770円、《さくら海運》呉ポー~切串港のフェリー回数券が切れるので、新たに40枚綴りを購入33,900円。
港には、釣り人のおこぼれを頂戴するためか?トンビとアオサギがそれぞれのポジションで待っている。
ニュータックルのトーナメントキャスターAGS 29-400と19トーナメントサーフ45で思いっきり投げたいので、まずは北岸のK祖で釣り、次はO附の砂浜で釣ろうと考えた。
K祖は砂浜からではなく護岸からだが、そこそこキスやカワハギが釣れるから・・・・・・・と3投するがピンギスが1匹だけ
江田島の北岸から南岸のO附まで縦断する前にもう一ヶ所・・・・・と。
U美能港、ここは2012年のマコガレイ放流の日、ちょこっと竿を出したら18~22㌢の良型が釣れたことがある。
(2012年7月18日、良型のダブルを楽しんだ)
ニュータックルは車に納め、《キャスティズムT 20ー385》で置き竿に。
狙いどおりのキスのダブル!
5~6m離れたところから、おこぼれ頂戴を目論んでアオサギが待っている。
このアオサギ、よほど釣り人の所作を熟知しているのか、投げる時は少し離れて、巻き始めると近寄って来て身体を細くして待っている。
何年か前に島根県益田市大浜漁港にいたニャンコを思い出した。
その時のニャンコも、リールを巻き始めると近寄り、投げる時は離れて見ていたものだ。
ハリを飲み込んだクラカケトラギス、リリースしてもダメなのでそれを与えると、大きく羽根を拡げてやってくる。
アオサギと喋りながら釣り続けていると、キスに混じってカワハギも釣れた。
(当日最長のカワハギ27㌢くらいある)
キスの16~22㌢28匹、リリース4匹、カワハギの18~27㌢4匹、カサゴ19㌢、すべてリリースとアオサギに与えたクラカケトラギス12匹の釣果。
正午のメロディーが流れたころ、もう充分な釣果なので納竿。
ただ広島県西部のYS田さんの夏ガレイが気になって、南岸のO附には行かずに満潮ころまでカレイ釣り場を《釣査》したが、キスやチヌの子だけなので満潮を待たずに帰ることに。
そうそう、釣っている最中、靄も掛かっていないの?に大きな霧笛が何度も鳴っている。
よく見てみたら、がんねと大奈佐美島の狭い水道のど真ん中に釣り船が避ける気配もなく居座っている。
いくら右舷優先だと言っても、小回りが効かない大型船舶が通る時くらい多少遠慮してもよかろうに。
(霧笛を何度も慣らしながら航行する大型船舶と、赤矢印の小さな釣り船)
よほど釣れ盛っていたのか?このあとも海上自衛隊の潜水艦が通過してもまったく動く気配なし。
(上の写真の水色の矢印の同じ位置から、まったく動こうとしない小型釣り船)
事故があってからでは遅いのに、これだから釣り人のマナーが!と言われてしまうのだろう。
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