歩きお遍路は、日数的(40数日)にも予算的(日数×8~9,000円)にも、なにより体力的にも一般的ではありません。
そこで、一週間から10日あれば充分回れる車お遍路のご紹介。
お住まいから《瀬戸大橋》あるいは《しまなみ海道》を渡って高知まで。
土佐国分寺さんで、墨書された白衣を購入し、門前の遍路用品店で必要最低限(収め札・納経帳)の用品を。
金剛杖・笠・さんや袋はお好みのモノを、数珠や輪袈裟・線香・ろうそくは持参して。
(第29番札所 国分寺)
(印刷ではない、墨書された土佐国分寺の白衣)
2024年は、《逆打ち》するといい、と言われているので、ハンドルを左に切って第28番大日寺へ。
太平洋を右に見ながら、安芸市や奈半利を過ぎ、途中安芸市でしらす丼を食べたり、吉良の古い町並みの水切り瓦の建物を眺めながら、神峯寺、金剛頂寺を打ち(札所を廻ることを打つと言う)、室戸市の25番津照寺、最御崎寺を・・・・・・・・。
(楼門が印象的な津照寺)
一泊目は徳島県海陽町の《海山荘》か、23番薬王寺の先、美波町の《明山荘》で宿泊して海鮮料理を堪能。
そこで、一週間から10日あれば充分回れる車お遍路のご紹介。
お住まいから《瀬戸大橋》あるいは《しまなみ海道》を渡って高知まで。
土佐国分寺さんで、墨書された白衣を購入し、門前の遍路用品店で必要最低限(収め札・納経帳)の用品を。
金剛杖・笠・さんや袋はお好みのモノを、数珠や輪袈裟・線香・ろうそくは持参して。
(第29番札所 国分寺)
(印刷ではない、墨書された土佐国分寺の白衣)
2024年は、《逆打ち》するといい、と言われているので、ハンドルを左に切って第28番大日寺へ。
太平洋を右に見ながら、安芸市や奈半利を過ぎ、途中安芸市でしらす丼を食べたり、吉良の古い町並みの水切り瓦の建物を眺めながら、神峯寺、金剛頂寺を打ち(札所を廻ることを打つと言う)、室戸市の25番津照寺、最御崎寺を・・・・・・・・。
(楼門が印象的な津照寺)
一泊目は徳島県海陽町の《海山荘》か、23番薬王寺の先、美波町の《明山荘》で宿泊して海鮮料理を堪能。
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このブログを観ていただいている方々の中で、ほんのちょっぴりでも興味を持たれた方の参考になれば・・・・・・と。
昔は、第75番札所善通寺(弘法大師が生まれた地)から打ち始めることが多かったとか、関西からの船便だと第16番札所井戸寺から打ち始めることが多かったとのこと。
現在でも、自分の都合の良い(例えば広島からだと愛媛県今治市から)ところから打ち始めるといいのだが、敢えて一番の札所霊山寺から・・・・・という方に。
一番札所へのアクセスが便利な場所として、各地からの高速バスが停まる《鳴門西BS》が大変便利
鳴門西BSを出たところにある看板には《坂東タクシー》の電話番号が書いてあるので、お願いすると運が良ければ10分も掛からないで霊山寺に行き着ける。
霊山寺には、いろんな遍路用品が揃っているが、白衣はこだわるならあらかじめ第29番札所土佐国分寺さんにお願いすれば、印刷ではなく墨書の白衣で廻ることができる
その他の納経帳・収め札・笠・さんや袋(ずたぶくろ)・札はさみ(収め札を入れる)・般若心経教本などを買いそろえて・・・・・。
輪袈裟や数珠は家にあるもので。
私は、線香やろうそくもあらかじめ用意して行った。
金剛杖だが、杖の頭にに被せてあるものが気に入ったら、そこで買って行けばいいが、あまり気に入らなかったら、途中何ヶ所も札所の前にある遍路用品店で選ぶと後悔しない・・・・。
各自の在所から高速バスで来た場合、初日は半日しかないので宿泊は第5番地蔵寺前の《御宿森本屋》、5番と6番の中間にある《寿食堂》、しっかり歩いて第6番安楽寺の宿坊か、7番十楽寺の宿坊に。
二日目は、6番安楽寺~7番十楽寺~8番熊谷寺~9番法輪寺~10番切幡寺~11番藤井寺まで歩いて、翌日の遍路ころがしへの挑戦に備えて。
宿は、《旅館吉野》が一番近いが、他には《民宿富士》、《さくら旅館》など。
翌日、焼山寺バス停近くにある、民宿《お宿すだち庵》に泊まるなら、旅館吉野まで重いリュックを取りに来てくれ、代わりに小さなリュックを貸してくれる。
確かに遍路ころがしを小さなリュックで歩くのは楽だが、速い人だとすだち庵には昼過ぎに着いてしまい、チエックイン時間までずいぶんと時間つぶしをするような・・・・
(遍路ころがしは速足5時間、並足6時間、弱足8時間と言われるので、遅い人には便利)
それに、朝食は狭い4~5人掛けの部屋でハムエッグとトーストのみのメニューで、客が多いと交代を急かされてしまう。
私は遍路ころがしを4時間と50数分で登ったので、次に行くとしたらもう少し先の《神山温泉ホテル》か、《植村旅館》まで行くつもり。
昔は、第75番札所善通寺(弘法大師が生まれた地)から打ち始めることが多かったとか、関西からの船便だと第16番札所井戸寺から打ち始めることが多かったとのこと。
現在でも、自分の都合の良い(例えば広島からだと愛媛県今治市から)ところから打ち始めるといいのだが、敢えて一番の札所霊山寺から・・・・・という方に。
一番札所へのアクセスが便利な場所として、各地からの高速バスが停まる《鳴門西BS》が大変便利
鳴門西BSを出たところにある看板には《坂東タクシー》の電話番号が書いてあるので、お願いすると運が良ければ10分も掛からないで霊山寺に行き着ける。
霊山寺には、いろんな遍路用品が揃っているが、白衣はこだわるならあらかじめ第29番札所土佐国分寺さんにお願いすれば、印刷ではなく墨書の白衣で廻ることができる
その他の納経帳・収め札・笠・さんや袋(ずたぶくろ)・札はさみ(収め札を入れる)・般若心経教本などを買いそろえて・・・・・。
輪袈裟や数珠は家にあるもので。
私は、線香やろうそくもあらかじめ用意して行った。
金剛杖だが、杖の頭にに被せてあるものが気に入ったら、そこで買って行けばいいが、あまり気に入らなかったら、途中何ヶ所も札所の前にある遍路用品店で選ぶと後悔しない・・・・。
各自の在所から高速バスで来た場合、初日は半日しかないので宿泊は第5番地蔵寺前の《御宿森本屋》、5番と6番の中間にある《寿食堂》、しっかり歩いて第6番安楽寺の宿坊か、7番十楽寺の宿坊に。
二日目は、6番安楽寺~7番十楽寺~8番熊谷寺~9番法輪寺~10番切幡寺~11番藤井寺まで歩いて、翌日の遍路ころがしへの挑戦に備えて。
宿は、《旅館吉野》が一番近いが、他には《民宿富士》、《さくら旅館》など。
翌日、焼山寺バス停近くにある、民宿《お宿すだち庵》に泊まるなら、旅館吉野まで重いリュックを取りに来てくれ、代わりに小さなリュックを貸してくれる。
確かに遍路ころがしを小さなリュックで歩くのは楽だが、速い人だとすだち庵には昼過ぎに着いてしまい、チエックイン時間までずいぶんと時間つぶしをするような・・・・
(遍路ころがしは速足5時間、並足6時間、弱足8時間と言われるので、遅い人には便利)
それに、朝食は狭い4~5人掛けの部屋でハムエッグとトーストのみのメニューで、客が多いと交代を急かされてしまう。
私は遍路ころがしを4時間と50数分で登ったので、次に行くとしたらもう少し先の《神山温泉ホテル》か、《植村旅館》まで行くつもり。
春遍路の折、34番種間寺から40番観自在寺まで、付かず離れずほとんど同じような行程で歩いていた、三重県から来たと言う40代後半の人がいた。
私の首から掛けている浄土真宗の《御式章》と、手にしている数珠を見て、「それでも良かったんですか?ウチも浄土真宗だけど、遍路の場合は真言宗の《輪袈裟》と二重になった数珠を持たなければいけないのか?と思って」と。
私は「これではいけないと言われたら、その札所にはお詣りだけして、納経印をもらわずにおきます」と答えました。
私は四国八十八か所を歩いてはいるが真言宗に帰依したわけではないので、遍路を廻り終えたらそれらを使用することはまず無いため、粗末にしてはいけないのでご先祖から続く浄土真宗本願寺のものを持参したわけ。
(私がずっと使用している、浄土真宗本願寺派の御式章と数珠、数珠は西本願寺門前の《あすか六字堂》で買った、星月菩提樹のモノにこだわった)
遍路用品、ほとんどの人が一番札所にある会館で買いそろえていて、下の写真のような輪袈裟と言われる首から掛けるものと、すり合わせて使う二重になる数珠が売られている。
。
もう一つ、白衣だが袖なしタイプと袖のあるタイプが売られている。
出会った約半数の人は袖なしを着用していた。
袖のある方が正式、と言う人もいるが、そもそもお遍路が白衣を着るようになったのは新しい時代で、江戸時代や明治には白衣ではなく、それぞれ自由に着ていたと文献にある。
とは言え、現代では白衣を着てお詣りしている人がほとんどだし、お遍路だと認識してもらうには白衣は目印にもなる(道を間違えていたら、親切に教えてくださる)。
その白衣の背中には《南無大師遍照金剛》の文字と、弥勒菩薩を表す梵字と朱印が押されていて、ほとんどの人は一番札所などで大量に売られている印刷されたものを着用。
こだわる私は、29番札所の土佐国分寺さんで墨書された白衣を着用している。
(右が、遍路用の白衣)
墨書の方がいい!と思われた方は、土佐国分寺にお問い合わせを。
郵送などもしていただけるのでは、一つでもこだわってみましょう。
金剛杖に被せてある布もいろんな生地や柄があり、最近はけばけばしい色の物が多いような・・・・・じっくり選んでみたいもの。
笠に書かれた文字も、書体の良いものや、?って思うような文字もあり、自分の好みの書体の笠を選びましょう(上の写真の笠の文字、書体があまり好きではないので買い替えました)。
私の首から掛けている浄土真宗の《御式章》と、手にしている数珠を見て、「それでも良かったんですか?ウチも浄土真宗だけど、遍路の場合は真言宗の《輪袈裟》と二重になった数珠を持たなければいけないのか?と思って」と。
私は「これではいけないと言われたら、その札所にはお詣りだけして、納経印をもらわずにおきます」と答えました。
私は四国八十八か所を歩いてはいるが真言宗に帰依したわけではないので、遍路を廻り終えたらそれらを使用することはまず無いため、粗末にしてはいけないのでご先祖から続く浄土真宗本願寺のものを持参したわけ。
(私がずっと使用している、浄土真宗本願寺派の御式章と数珠、数珠は西本願寺門前の《あすか六字堂》で買った、星月菩提樹のモノにこだわった)
遍路用品、ほとんどの人が一番札所にある会館で買いそろえていて、下の写真のような輪袈裟と言われる首から掛けるものと、すり合わせて使う二重になる数珠が売られている。
。
もう一つ、白衣だが袖なしタイプと袖のあるタイプが売られている。
出会った約半数の人は袖なしを着用していた。
袖のある方が正式、と言う人もいるが、そもそもお遍路が白衣を着るようになったのは新しい時代で、江戸時代や明治には白衣ではなく、それぞれ自由に着ていたと文献にある。
とは言え、現代では白衣を着てお詣りしている人がほとんどだし、お遍路だと認識してもらうには白衣は目印にもなる(道を間違えていたら、親切に教えてくださる)。
その白衣の背中には《南無大師遍照金剛》の文字と、弥勒菩薩を表す梵字と朱印が押されていて、ほとんどの人は一番札所などで大量に売られている印刷されたものを着用。
こだわる私は、29番札所の土佐国分寺さんで墨書された白衣を着用している。
(右が、遍路用の白衣)
墨書の方がいい!と思われた方は、土佐国分寺にお問い合わせを。
郵送などもしていただけるのでは、一つでもこだわってみましょう。
金剛杖に被せてある布もいろんな生地や柄があり、最近はけばけばしい色の物が多いような・・・・・じっくり選んでみたいもの。
笠に書かれた文字も、書体の良いものや、?って思うような文字もあり、自分の好みの書体の笠を選びましょう(上の写真の笠の文字、書体があまり好きではないので買い替えました)。
四国八十八か所、1,200~1,400kmと言われる全行程を歩き通しました。
愛犬ぷりんの追善供養で思い立った歩き遍路、ぷりんの誕生日3月5日から歩き始め、中断をはさんでぷりんの命日の10月24日に結願しました。
(四国八十八か所、第88番札所大窪寺本堂を背景に)
歩き遍路中、いろんなことが頭の中をめぐりましたが、あえて一つだけに絞ると安岡正篤先生の言葉《花は香り 人は人柄》を感じた旅でした。
花はどんなにきれいでも香りが無ければニセの花、人はいくら実力があっても容姿端麗でも人物が悪ければなんの価値も無い。
つらい時でも、春の旅は春の花、秋の旅は秋の花を楽しみながら頑張りました。
しんどい時には、いろんな人に勇気づけられました。
(花だけでなく、71番弥谷寺ではヤマガラにも遊んでもらいました。)
(任命書もいただきました!)
広島駅から乗ったタクシーの乗務員さんからの「達成感があるでしょう」の問いかけに、「明日から何をしようか?の気持ちの方が強いです」と言った私。
時差ボケならぬ遍路ボケのような・・・・・、昨日は一日中ガレージの中でリールを探していました
今週末は、全日本サーフキャスティング連盟《中四九交歓投げ釣り大会》で、また四国に行ってきます
愛犬ぷりんの追善供養で思い立った歩き遍路、ぷりんの誕生日3月5日から歩き始め、中断をはさんでぷりんの命日の10月24日に結願しました。
(四国八十八か所、第88番札所大窪寺本堂を背景に)
歩き遍路中、いろんなことが頭の中をめぐりましたが、あえて一つだけに絞ると安岡正篤先生の言葉《花は香り 人は人柄》を感じた旅でした。
花はどんなにきれいでも香りが無ければニセの花、人はいくら実力があっても容姿端麗でも人物が悪ければなんの価値も無い。
つらい時でも、春の旅は春の花、秋の旅は秋の花を楽しみながら頑張りました。
しんどい時には、いろんな人に勇気づけられました。
(花だけでなく、71番弥谷寺ではヤマガラにも遊んでもらいました。)
(任命書もいただきました!)
広島駅から乗ったタクシーの乗務員さんからの「達成感があるでしょう」の問いかけに、「明日から何をしようか?の気持ちの方が強いです」と言った私。
時差ボケならぬ遍路ボケのような・・・・・、昨日は一日中ガレージの中でリールを探していました
今週末は、全日本サーフキャスティング連盟《中四九交歓投げ釣り大会》で、また四国に行ってきます
熊野古道、木曽路など、自然豊かなコースを歩くブームはますます盛んになってきている。
中でも、人々を惹きつけてやまないのが《四国八十八か所》である。
国内はもとより海外にも多くのファンがいて、春に歩いた時には30数人の外国の方々とお会いした。
しかし、八十八か所を歩き通すとしたら(例外は除いて)通常40日から50日は掛かる。
私もサラリーマン現役時代、総務課長に「四国八十八か所を歩きたいから40日の休暇をくれ」と言ったら、たった一言「おぉ、辞表を書いて行け」でチャンチャン・・・・・・。
その後、お遍路熱が冷めないままでいたが、とりあえず短期間で廻れる車遍路を計画、KG情報出版のドライブお遍路という本を頼りに出発!
この本のお陰で8日間(実質7日)で廻ることが出来、その後も併せて3回半?(半は検索欄にお砂と入れたら出てきます)車で廻った。
そして今年、ついに念願かなって歩き遍路に出かけることができました
この度、ドライブお遍路の本が装いも新たに8月5日発売されます
お遍路に興味のあるあなた、ぜひこの機会に。
行ける、行けないはともかく、この本をを見るだけでも楽しいのは折り紙付き
このお遍路本、左下に「カーナビよりわかりやすい」と書いてありますが、確かにカーナビだけを頼りに走ると、ほとんど道中の要所が記憶に残らないものです。
自分で、地図や方向を確認しながら楽しむと、いつまでも記憶に残るものです・・・・・・。
さて思い切って車遍路に出かけようと言うあなたに、
車で廻る時、少し時間に余裕があれば、途中一日歩き遍路はいかが?
上の地図、左の宇和島あたりに緑線を引いていますが、このコースをぜひ味わってみてください。
まず宇和島駅の近くの駐車場に車を置き、宇和島駅発7時24分のJR土讃線に乗ります。
二つ目の務田(むでん)駅で降り、まっすぐ北にのどかな道を約2km歩くと41番札所龍光寺に着きます。
ご本尊は十一面観音菩薩さまで、ご真言は「おんまか きゃろにきゃ そわか」
龍光寺を出てすぐ右の遍路道を2kmちょっと歩くと42番仏木寺へ、このお寺の鐘楼は珍しい茅葺屋根。
ご本尊は大日如来さまでご真言は「おん あびらうんけん ばざらだどばん」
仏木寺を出て北に数百m歩くと左側に旧遍路道があります、歯長峠への道です。
雰囲気最高の遍路道を行くと、一旦県道31号線に出るので、右手にある歯長峠の遍路道を行くか?そのまま県道を歩いて歯長トンネル方向に行き、トンネルを出たところにある遍路小屋から左の旧遍路道を行くか、そのままグニャグニャの県道を下るか?
(歯長峠を少し下ったところから眺めた西予市宇和町辺り)
歯長地蔵まで下り、松山自動車道を遠目に見ながら県道29号を行き、43番札所明石寺へは13時30分から14時に到着。
ご本尊は千手観音菩薩さまで、ご真言は「おん ばざらたらま きり そわか」
明石寺を出てすぐ右側にある、雰囲気最高の遍路道を下りると、長い廊下の雑巾がけレースで名高い《米博物館》横に出る。
(明石寺から卯之町へ通じる、すばらしく味わいのある遍路道)
そのままJR卯之町駅から乗ってもいいが、せっかくなので卯之町の街並みを眺めながら2km歩いて上宇和駅へ。
(交差した大根の軒瓦や鶴の透かし彫りが見事な、卯之町の古民家)
上宇和駅15時48分のJR土讃線に乗れば、16時30分には宇和島駅に帰り着く
7時24分に出て、16時30分まで。
それで歯長峠の遍路道を味わえるのですからぜひぜひ
まだまだ、何ヶ所か無理のない素晴らしいコースがありますので、またの機会にご紹介します
中でも、人々を惹きつけてやまないのが《四国八十八か所》である。
国内はもとより海外にも多くのファンがいて、春に歩いた時には30数人の外国の方々とお会いした。
しかし、八十八か所を歩き通すとしたら(例外は除いて)通常40日から50日は掛かる。
私もサラリーマン現役時代、総務課長に「四国八十八か所を歩きたいから40日の休暇をくれ」と言ったら、たった一言「おぉ、辞表を書いて行け」でチャンチャン・・・・・・。
その後、お遍路熱が冷めないままでいたが、とりあえず短期間で廻れる車遍路を計画、KG情報出版のドライブお遍路という本を頼りに出発!
この本のお陰で8日間(実質7日)で廻ることが出来、その後も併せて3回半?(半は検索欄にお砂と入れたら出てきます)車で廻った。
そして今年、ついに念願かなって歩き遍路に出かけることができました
この度、ドライブお遍路の本が装いも新たに8月5日発売されます
お遍路に興味のあるあなた、ぜひこの機会に。
行ける、行けないはともかく、この本をを見るだけでも楽しいのは折り紙付き
このお遍路本、左下に「カーナビよりわかりやすい」と書いてありますが、確かにカーナビだけを頼りに走ると、ほとんど道中の要所が記憶に残らないものです。
自分で、地図や方向を確認しながら楽しむと、いつまでも記憶に残るものです・・・・・・。
さて思い切って車遍路に出かけようと言うあなたに、
車で廻る時、少し時間に余裕があれば、途中一日歩き遍路はいかが?
上の地図、左の宇和島あたりに緑線を引いていますが、このコースをぜひ味わってみてください。
まず宇和島駅の近くの駐車場に車を置き、宇和島駅発7時24分のJR土讃線に乗ります。
二つ目の務田(むでん)駅で降り、まっすぐ北にのどかな道を約2km歩くと41番札所龍光寺に着きます。
ご本尊は十一面観音菩薩さまで、ご真言は「おんまか きゃろにきゃ そわか」
龍光寺を出てすぐ右の遍路道を2kmちょっと歩くと42番仏木寺へ、このお寺の鐘楼は珍しい茅葺屋根。
ご本尊は大日如来さまでご真言は「おん あびらうんけん ばざらだどばん」
仏木寺を出て北に数百m歩くと左側に旧遍路道があります、歯長峠への道です。
雰囲気最高の遍路道を行くと、一旦県道31号線に出るので、右手にある歯長峠の遍路道を行くか?そのまま県道を歩いて歯長トンネル方向に行き、トンネルを出たところにある遍路小屋から左の旧遍路道を行くか、そのままグニャグニャの県道を下るか?
(歯長峠を少し下ったところから眺めた西予市宇和町辺り)
歯長地蔵まで下り、松山自動車道を遠目に見ながら県道29号を行き、43番札所明石寺へは13時30分から14時に到着。
ご本尊は千手観音菩薩さまで、ご真言は「おん ばざらたらま きり そわか」
明石寺を出てすぐ右側にある、雰囲気最高の遍路道を下りると、長い廊下の雑巾がけレースで名高い《米博物館》横に出る。
(明石寺から卯之町へ通じる、すばらしく味わいのある遍路道)
そのままJR卯之町駅から乗ってもいいが、せっかくなので卯之町の街並みを眺めながら2km歩いて上宇和駅へ。
(交差した大根の軒瓦や鶴の透かし彫りが見事な、卯之町の古民家)
上宇和駅15時48分のJR土讃線に乗れば、16時30分には宇和島駅に帰り着く
7時24分に出て、16時30分まで。
それで歯長峠の遍路道を味わえるのですからぜひぜひ
まだまだ、何ヶ所か無理のない素晴らしいコースがありますので、またの機会にご紹介します