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つかの間の竿出し・・・・・・・。

 日本には、現存天守閣を残すお城が12あります。
そのうち4つが四国にあるのです。
 その中の一つが宇和島城天守閣です(あとは松山城、高知城、丸亀城)。

 いつかは登ってみたいと思っていたので、この機会に・・・・・と、愛南町の40番観自在寺を打ったあと宇和島城に。

  

(現存天守閣のひとつ宇和島城天守閣)

 城内は自然がよく保たれていて、いろんな植物にお目にかかれました。

 

(あちこちに咲いていたサトイモ科のムサシアブミ)

 その後、41番龍光寺、42番仏木寺、43番明石寺と廻ったあと、西予市にある古い町並み《卯之町》へ。
 屋根瓦もユニークなものがたくさん。





 古い町並みによく似合う、こんな風景にもお目にかかれました。



(孫をおんぶしたおじいさん、町ではあまり見られないほのぼのとした情景でした。)


 開明学校は月曜日が休館日ということで中には入れず。



  卯之町から県道30号線を下って、思い出多い三瓶町へ。
この三瓶湾は、私が全日本サーフに入会して2年半もの間釣ることができなかった、27㌢オーバーのシロギスを1974年7月21日に釣った思い出の場所なのです。

 最近は年に一回程度ですが、三崎のカワハギ狙いとともにここ三瓶ではキュウセンべラを狙って釣行しています。
 その折のもう一つの楽しみは《みかめ潮彩館》で大好きなかんきつ類をしこたま買い占めることです。
定休日の水曜日は避けて火曜日に・・・・・・と思っていましたが、意外と早く廻れたので23日に月曜日に到着。

 なんとぉ!!!!!「24日火曜日は職員研修で休み、水曜日は定休日」との貼り紙が!
 当初の予定は定休日前の火曜日に・・・・・でしたが、臨時休刊日で大がっかりするところでした!!



(さっそくお遍路の効果が出たのでしょう!大好きなかんきつ類が買えた、《みかめ潮彩館》全景)

 この日は強風のため竿は出さずに三瓶泊。

 
 朝8時から釣りはじめるが、狙いのキュウセンベラは釣れず、シロギスの20~24㌢がほぼ入れ掛かり。



 キープしてもどうしょうもないので、釣ってはリリースするが8匹目を釣った時点でかわいそうになりわずか一時間あまりで納竿とし、高知の岡林釣具で買った石ゴカイ50㌘と、宇和島のフジモト釣具で買った青ゴカイ1500円は海へ・・・・・・。

 三崎まで30km足らず、早くから飛ぶツバメが見たいので行ってみようかな・・・・・とも考えたが、細めのホンムシは持参していないので、八幡浜経由で大洲を目指す。

 

(今では橋が二重に架かってしまった、大洲市にある番外札所《十夜ヶ橋》正面の橋の下に寝ているお大師像があります)

 弘法大師さまがこの橋の下で野宿をしたが、一晩が十夜ほどに感じたと言われることからこう呼ばれているそうです。
 そのことから今でもお遍路さんどのような橋を渡るときも、寝ているお大師さまを起こしてはいけないので杖はつかないで渡る決まりがあります。

 嬉しいことに三崎に行かなくても、十夜ヶ橋の下で今年初めてツバメが飛び交うのを見ました。何羽ものツバメが巣を作っていました。

 内子町に到着しました。
 ここには過去3~4回来たことがあり、観光地となっている木蝋で栄えた内子の古い町並みは今回はパスして、《松乃家》での郷土料理「さつま」を食べるため。
 前日に宿毛市の旅館のテレビで、なんとか遺産に登録されました・・・・・と言っていた旭館にも行ってみました。



(大正時代に建てられた映画館の《旭館》)

 明治・大正の街並みよりも、私はこんな昭和風景が好きなんです。
 




 内子町から国道380号線を走って久万高原へ。
ここには44番大宝寺と45番岩屋寺があります。



(大宝寺と岩屋寺との中間で休息をとっていた歩きお遍路さん)



(急坂を20分くらいかけて登ったところにある岩屋寺本堂)

 水曜日の夜、松山市に住む古くからの友人と一献かたむける約束をしていますが、もう火曜日の夕方には46番浄瑠璃寺、47番八坂寺、48番西林寺、49番浄土寺、50番繁多寺、そして51番石手寺まで打ち終えて松山市まで入ってしまった・・・・・・・。

 さてどうしよう・・・・・・・・、一日どうやって潰そうか・・・・・・と考え、思いついたのが水曜日は今治市辺りの54番から64番まで打って、また松山市に引き返して残りの52番太山寺と53番園明寺を打ったあと友人と会うことに・・・・・との計画。

 かくして25日の夜は、松山市のワシントンプラザホテルの一階にある《葉月》で乾杯となりました。
 たいそうなご馳走をいただいたのに、ずいぶんお安くしていただいて、これもお接待だとありがたくお言葉に甘えることに。

 翌日のモーニングコールを5時30分に設定して、25日の夜は更けていきました。








 
 

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2015/03/30 17:51 | 四国遍路
願わくは・・・・・・・。

 願わくは 
  花のもとにて
   春死なむ
   その如月の望月のころ


 西行法師の和歌ですが、今回の四国遍路二週間の予定を一週間で終えたには、生来のせっかちな性格に加え、愛犬ぷりんに会いたくなったのもあります。

 が、もう一つ大きな理由があります。
お遍路の途中で咲きかけの桜を目にし、72番曼荼羅寺にて2年間を過ごしたといわれる西行法師の和歌が頭に浮かびました。
 そうなると無性にわが家近くの桜並木が見たくなりました。
旅先で見る桜もなかなかおつなものですが、毎年々愛犬ぷりんと蕾の固いころから散り終わるまで、ほぼ毎日眺めている桜に愛着があるのです。

 駆け足も駆け足で廻り、すっ飛んで29日の15時前に無事帰宅しました。

  

(荷物も降ろさず、ぷりんを連れて桜並木にやってきました、まだ5分咲きなので少しホッとしました)

 今回のお遍路は21日の9時過ぎに家を出て、山陽自動車道~瀬戸大橋~四国自動車道を走って高知南国インターへ。
 そこから高知市~足摺岬~宿毛市~宇和島~西予市~久万町~松山市~今治市~再度松山市~三島川之江インター~香川県~徳島県~室戸岬~安芸市~南国市~高知市~四国自動車道~瀬戸大橋~山陽自動車道を走り、29日15時に帰宅の全走行距離は2201kmでした。

   

(高知県南国市にある29番札所《土佐国分寺》から打ちはじめました)

 国分寺さんで白衣の背に「南無大師遍照金剛」と書いてご朱印をいただきました。
お寺さんは商売ではないので、金剛杖や笠は門前の売店でしか売っていません。

 続いて30番善楽寺、31番五台山竹林寺へ。
この竹林寺境内には、高知県出身で日本の植物分類学の草分け、牧野富太郎博士を顕彰して作られた《牧野植物園》もありますが、境内にもいろんな珍しい植物があり、私など一日いても退屈しないのですが、今回は88か所巡りが主目的なので先を急ぎました。

 32番禅師峰寺、ここはみかん畑の狭い道を走り登るようで大変ですが、登ってみると桂が浜などが一望できます。



(禅師峰寺から見た土佐湾、写真中央辺りが桂が浜)

 桂が浜や竜馬さんの銅像には何度も訪れているので、今回は88か所巡りに専念して33番雪蹊寺、34番種間寺、35番清瀧寺、36番青龍寺と廻ったところで17時(納経時間締切)となりました。

 翌22日は今回の楽しみの一つ《高知日曜市》巡り。



(食べ物はもちろん骨董、刃物、植木などありとあらゆるものが並んでいます)



(おいしそうな漬物の数々)

 しかし、まだまだ先があるので日持ちのしないモノなどは購入できず、楽しみは半減状態・・・。

 その後も市場巡りの好きな私は、37番岩本寺を打つ前に中土佐町久礼にある《久礼大正町市場》に。

 



(レトロな看板がたまらない久礼大正町市場)



(通りにはいろんな露店も並んでいます)



 今回どうしても訪れたかった小矢井賀の浜に来ましたが、お堂はみつかりません。
第一村人と第二村人に聞きましたが、一人は「お堂なんかない」、もう一人の人は「昔は漁師が祀りよったが、最近は行く人がいないから入り道がわからん」とのこと。

 今、車が停まっている場所も元は山で、道路などなかったので探しようがないし、先も急ぐので一時間くらいで小矢井賀を後にしました。
 あっ!釣りの方ですが、先に砂浜で二人ほど竿を出していましたが「さっぱり・・・」とのことなので、高知市内で買ったゴカイはそのままクーラーから出さずじまいに・・・・・。

 窪川にある37番岩本寺のあと、足摺岬にある38番金剛福寺へ。



(金剛福寺駐車場にいた猫、のんびりした場所なんですねぇ・・・・・)



(足摺岬の灯台)

 当初は、土佐清水市の商人定宿を舞台に書かれた、田宮虎彦の小説《足摺岬》に登場するような宿を期待して土佐清水泊を予定していたが、ずいぶん早く廻ったので宿毛市の39番延光寺参道に看板のあった宿を予約。

 こうしてお遍路+日曜市+昔を訪ねる旅の一日目と二日目は終わりました・・・・・・・。

























2015/03/29 17:26 | 四国遍路
八十八ヶ所打ち終えました!
昨日は屋島寺から打ち始め、香川県最後の札所大窪寺を打ち終えて、徳島県に入りました。
焼山寺近くの神山温泉に浸かり、疲れをとったあと一泊。

今日は6時に神山温泉を立ち、焼山寺へのぐにゃぐにゃ急坂を登りました。
納経所は7時からとなっているのに、開いたのは7時20分(-_-;)この20分が後々大きくひびくことに(>_<)

続いてまたまた山登りで鶴林寺へ。
西中国山地を渓流釣りや山菜採りで走り回り、ダートコースに慣れた私でもイヤになるくらい(>_<)
次の太龍寺は、往復2,450円(だったか?)少々高くてもロープウェイを利用。

高知県に入って室戸岬の最御崎寺(ほつみさきじ)へ。
以前ブログに書いた日沖漁港は、風が強いしエサは用意していないしあきらめて写真だけを…。

さぁさぁ、最御崎寺はなかったものの、薬王寺から津照寺、金剛頂寺、神峯寺とものすごい階段続き(>_<) 男坂、女坂と厄年の数ほどあったり…、べつに二つなくてもオカマ年でもよかろうに…とバチ当たりな独り言。


今回、29番札所国分寺から打ち始めたので、最後は高知県の大日寺で打ち止め。
カーナビの到着予定時間を見ると、17時前後と刻々と変わる(汗)
逸る気持ちを抑え、車を走らせたが大日寺の駐車場に着く前に17時の時報。

焼山寺の住職が定刻どおりにやってくれていたら、十分間に合っていたのに!とグチが出る。

あれでも…と息を切らせて走り上がり納経所に。
ちょうど「17時で終了しました」の札を出したところ。
「お願いできませんか!」との言葉に「いいですよ」と優しいお返事、ありがたいありがたい。

そうなんです!まだ時々不整脈は出ますが、焼山寺の住職のおかげて、目いっばい走ることができたのです。
グチをいっちゃあいけませんね(^.^)


写真は日沖漁港と、八十八ヶ所お遍路を打ち終えた助手席です。




2015/03/28 20:46 | 四国遍路
ついに認知症が!?
25日に今治・小松方面は打ち終えているので、26日は5時30分にモーニングコールをお願いし、6時に松山インターから四国自動車道を一気に三島川之江インターへ。

三角寺から打ち始めるが寒いのなんの、すれ違ったお遍路さんが「今日この辺りはマイナス3度ですよ」とのこと。
頭上を見上げるとカヤの古木の枝から50㌢くらいのつららが下がっていました

四国遍路の難所の一つ、81白峰寺を打ち、ぐにゃぐにゃ道を走って82番根香寺へ。
そこで気がついた!!
白峰寺に金剛杖を忘れてきたのです…。
「まぁ、杖の要る年でもないし」とか「どこかで買おうか」など、不謹慎なことを考えましたが、金剛杖はお大師さまの代わりと考えると、何Kmあろうて引き返さなくては…と考えなおしました。

(写真は、白峰寺から根香寺へのぐにゃぐにゃ道)

やれやれ、まともに行けば、屋島寺まで打ち終えることができたかもしれないのに。

白峰寺への途中、瀬戸大橋がパノラマのように見渡せましたが、写真に撮る余裕もなく走り続けました…。
(屋島ドライブウェイからみた高松港)

昨日は、結願の大窪寺を打ち終えて、阿波徳島県にはいりました。




2015/03/28 08:54 | 四国遍路
初のお接待!
スタンプラリー状態で四国西南部を駆け抜け、昨日は松山まで着きましたが、水曜日の夜は、松山市在住の古くからの友人と一献傾ける約束をしている。

当初は、「金曜日か木曜日に松山に着きますのでぜひ」とお願いしていましたが、あまりに早く廻ったので月曜日にメールで、「すみません水曜日に変更を」とお願いした手前、再度のお願いはとても無理。

「よしっ!」と考えたのが、松山市の太山寺と円明寺を後回しにし、朝早く今治まで走り、前神寺までのお寺をすべて廻る作戦。

(写真は、標高750mのところにある横峰寺駐車場から眼下に瀬戸内を見て)
お遍路には、地元の方々から「お接待」という風習があります。
歩き遍路に限るのかと思っていましたら、初めて写真の乳酸飲料のお接待を受けました、感激!!

夜は友人と、あっという間の2時間半でした。

明日は5時半起きだ!




2015/03/25 21:45 | 四国遍路

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