その折、あとちょっとで下山口!と気を抜いた時、深く積もった落ち葉に足を取られ尻もちをついてしまいました。
リュックに泥や枯れ葉が付着したままにしておりました(この事が、このあとのお話しに出てきます)。
(途中で見つけた親指と人差し指をくっつけたような枯れ木)
24日は、標高約800m前後の西中国山地にある元会社の先輩の山に山菜採りに行って来ました。
(赤丸タラ、オレンジ丸コゴミ、緑丸コシアブラ、紺色丸ワサビ、水色丸ワラビ、紫丸ウド)
そして25日、カミさんのお姉さんが住まいする三つ隣の町まで愛車2号で。
帰り道、とある場所立ち寄った時、歳は90歳くらいで両手に杖を突き、歩幅10㌢くらいで同じところをクルクルと歩いているおばあさんが。
視線は定まらず、車や人が通ってもまったく振り返りもしない・・・・・。
ひょっとして徘徊か?人家はあまり無い場所で、あると言えば石段を上がったところにある神社だけ・・・・・・。
20分くらい様子を見ていたが、転倒したり山に入って行ってはいけないのでと、心配になって最寄りの交番に電話
お巡りさんに来てもらったところ、その神社のおばあちゃんだったという落ちが。
そのお巡りさん、さすが職業柄目ざとくて「転んだのですか?リュックに泥が!!」と。
私は、本当はおとといだったが、ついつい「昨日、山歩きで転んでしまったので」と言うと、
「えっ!昨日?小池さんこそ昨日から徘徊しているのでは!」
ユーモアたっぷりのお巡りさんに、一本取られた一日でした
そういえば《悪口きらい》と言いながら、最近私ののブログは悪口雑言ばかり、気をつけなくちゃぁ。
日本全国横並びで「スティ ホーム」が叫ばれている。
都市圏では、海辺や河川敷、公園などに多くの人が遊びに行って物議をかもしている。
一方、地方では他県ナンバーの車に傷を付けたり、文句をつけたりとの報道もあって、まるで《魔女狩り》の様相を呈している。
私が足しげく釣りに通っていた山陰西部でも、その傾向があると聞いた、まったくさみしい話です。
平時では便利さを手に入れやすい大都市、普段は不便をかこっている過疎地、それでも日本全国横並びに論ずる「スティ ホーム」、果たしてこのスティ ホームは金科玉条でしょうか?
H澤さん他、釣り友に心配を掛けてはいけないので、ストレス解消とカミさんの田舎行きを兼ねて山に行ってみた。
ただしコンビニなどでの《接触が!》のそしりを受けないよう、家でおむすびとお茶を作って出発。
いつも5月1日か4月末に行っていた山菜取り、今年はまだタラの芽はこんな状態。
今年は雪が少なかったし、例年に比べ旧暦で言ってもそんなに早い遅いはないのに、自然はまったくわからない・・・・・・。
2010年に初めて見つけ、いつも定点観測している野生ランの《サルメンエビネ》、今年は花径どころかまったく芽が伸びていない・・・・・・
いつもの年なら、こんな素朴な花を咲かせて待っててくれるのに。
でも10数年ぶりに歩いた川沿いの遊歩道に、《夏エビネ》の自生を見つけました。
誰にも引っこ抜かれないで、毎年花時期には静かに咲き続けて欲しいものです。
市街地に持ち帰っても、暑さに耐えきれずに数年で枯れてしまうので、誰にも見つからないでここでそっと咲いて欲しいものです。
今年の山菜取りはさっぱりでしたが、今は無人のカミさんのお姉さんの家の状態を見られたし、久々の自然の中を歩きまわって《ヒトリシズカ》《エンレイソウ》《ケマンソウ》《一輪草》《ミヤマカタバミ》などたくさんの花をみることができ,命の洗濯ができました。
非国民のごとくスティホームを破って出かけましたが、人間さんにも熊さんにもウサギさんにも、だ~れとも《接触》の無い一日でした。
これって「セーフ」or「アウト」?
(家に帰ったら、かわいい愛犬ぷりんと満開のシャクナゲが迎えてくれました)
ただ、29日と30日は突風が吹いて海も山も、そして河川敷でテントを張ってのリトルリーグも大変だったような。
昨日、山口県の大畠あたりに行った友人からメールが入っていました。
----- Original Message -----
結果。
カレイは26 30.5 39 ㎝
マダイ 56 ㎝
チダイ 36.5 30 26.5 が2匹 22 ㎝
でした。
39カレイより30.5のほうがよく肥えていましたね。マダイはメスで卵を持っていました。
とのメールと写メが送られてきました。
彼は、昨年6月くらいまでカレイを釣っていましたが、居残りカレイに乗っ込みマダイにいい季節になりましたね。
で私はと言うと、もと会社の同僚の《達人》さんと、恒例の山菜採りに行ってきました。
広島北インターから吉和インターへ。
吉和インターから中津谷経由で、途中から三坂八郎林道を走って島根県匹見町へ。
なんと三坂八郎林道のあちこちに残雪が!
(渓流の向こう側、日当たりの良い場所なのに残雪が)
これまで10数年あまり山菜採りに通っているが、雪が残っていたのは3回くらいで、それも一二ヶ所あっただけ。
今年はいたるところに残っている、海もおかしいが山も今年はおかしいようだ。
匹見町の、元会社の同僚の山に行ってみたが、やはりウドは指の先くらいしか出ていない。
(写真中央の赤い芽がウド)
そしていつもは鎌で刈るほど生えているワラビにいたってはゼロ本?
気温が低いせいなのかタラの芽とコゴミは食べごろ。
(いつも成長具合を楽しみにしているサルメンエビネもまだつぼみが固かった)
次は、匹見から国道191号線を走って北広島町(芸北)へ。
カミさんの姉の山でコシアブラを探すが、これもあまり出ていない・・・・・・。
カミさんの田舎のフキも、例年になく小さい?なんだか、一年一度の楽しみも「楽しさも中くらいかなおらが春」の感じでした。
《今日の一句》
山菜の 新芽摘む野暮 食す粋
昨日は、恒例の山菜採りに出かけました。
「半農半漁?」の私にとって一年一度の大切なリフレッシュなのです。
ツキノワグマの生息地である西中国山地、他にもマムシや滑落事故などを考えると単独行は無理。
同行者はいつもの達人さん(会社の元同僚)。
彼とは一歳違い(私が上)ですが、まったく気を遣わないつき合いができる数少ない友人の一人です。
まずは、毎年開花を楽しみにしている《サルメンエビネ》にご挨拶。
2010年に、この場所で初めて出合った野生ラン《サルメンエビネ》
(一輪だけアップしてみました)
他にもたくさんの山野草、野生ランが目を楽しませてくれ、本当にリフレッシュできた一日でした。
(色とりどりのショウジョウバカマ)
(赤みの抜けた珍しい色、淡い紫のイカリソウ)
(赤い矢印が野生ランの一種サイハイランの花芽、緑矢印がわさびの葉)
(イチリンソウ)
山野草や野生ランばかり見ていたわけではありません、ちゃんと山菜も採りました。
タラの芽、取れるもんなら取ってみろ!と言わんばかりの高さに(+_+)
会社の先輩の言うには、タラにはトゲがあるので「鳥止まらず、蛇登らず」と言っていました。
トゲなしタラもあり、写真のタラはそのトゲなしタラです。
(コシアブラの芽、てんぷらや胡麻和え、酢味噌和えに最適)
タラ、ウド、コシアブラ、ワラビ、流れわさびの葉、フキを採取しました。
ただ、採取だけで燃え尽きたのか・・・・・・、そのまま袋に入れっぱなしで、カミさんにブツブツ言われています(>_<)
向こう岸から、杉の倒木の上を渡りましたが、途中でバランスを崩しそうになりました。
同行の達人さんは、のっけから危険を回避して、水の中を歩いて渡渉していました。
高い道路の上から撮ったので、なんでもないように見えますが、丸太の高さは川面から一番高いところで3mくらいあり、ずいぶん怖い思いをしました。
4月29日の午前9時過ぎ、大野町に住む友人が山口県の大畠東端で、マコガレイの37・5㌢を釣っていました。
彼は去年6月までカレイを狙ってみていました。
毎年この時期《半農半漁》の私は、50年ちかく前からの友人【達人】さんと西中国山地へ山菜採りに出かけています。
おおよその時期から判断し、GW過ぎに行ったり昨年は5月1日だったりと、「今年はいつ行こうか?」と、魚釣り同様自然相手に思いを巡らせています。
よしよし、昨年同様道路わきには残雪があり、山菜の伸び具合は私の予想どおり・・・・・と思ったが、ところがどっこい自然は人知を超える営みをしているのです。
昨年、遅い場所ではまだフキノトウが採取できましたが、今年はすべて伸びきって花を咲かせています。
山ウドも、これなどはまだましな方で、ほとんどが「ウドの大木」状態でかじるにも勇気が要るくらい伸びている。
ただ、自然が早く廻っていたせいで、逆にうれしいこともありました。
私の大好きな野生ランの一種《サルメンエビネ》です。
いつもは蕾しか見られませんでしたが、今年は10個付けた蕾のうち7個が楚々とした中にも、野生ランらしくないかわいい花を咲かせていました。
(こんな感じで自生しています。人に見つからないで、いつまでも咲き続けて欲しいものです)
(コケイランの群落、コイケランではありません、コケイランですよ)
(谷あいに咲くイチリンソウ)
(夏エビネも結構自生していますが、夏には来ることがないので花を見ることはありません)
今回も、野うさぎ、キジ、タヌキなどいろんな野生動物に出合いました。
(車から5m位のところに隠れている・・・・・つもりの野ウサギの子ども)
西中国山地では今が山桜が真っ盛り、新緑に、ヒトリシズカなど山野草の花に、山桜にと、今年も命の洗濯ができました!!!!