広島県の多くの河川の渓魚解禁日は4月1日。
4月1日と言えば、2016年の一月に108歳と9ヶ月と17日で亡くなった母の誕生日。
サラリーマン時代は、「母の誕生日だから休みます」と会社を休み、毎年欠かさず渓流解禁日に通ったもの。
雨模様のなか、前日から出かけることに。
まず立ち寄ったのはここ。
カミさんの実家の菩提寺、大朝の円立寺の樹齢数百年のしだれ桜は5分咲きといったところ。
そのあと、カミさんの実家のお墓に参ってお花とお線香を・・・・。
「家で寝て行け」と言うカミさんの義姉に、「場所取りも兼ねるから車で寝るよ」と言い残し、お目当ての釣り場の傍で車中泊。
夜通し車の天井を叩く雨、だんだん大きくなる川の音・・・・・。
大嫌いな雨の中、レインウエアとウエーダーを着込んでさて。
一流し目から「ツンツン」のアタリで25~26㌢の良型だが、放流もののような体色・・・。
(こんなネイティブのアマゴならいいのだが・・・・・)
増水のため、仕掛けが流しにくい・・・・・、時間が経つと風まで吹き始める。
結局17~26㌢のアマゴ7匹と、24㌢のゴギを釣っただけで堪らず竿を納めることに・・・・。
あまり多く殺生をしてもしょうがないとは言いながら、一桁の釣果はいつ以来だろう?と考えながら次の目的《フキノトウ》採取に。
ところがどっこい!暖冬の影響なのかほとんどが伸び切っている。
日陰らしきところを探しては小さいのをてんぷらとふきのとう味噌用にと恵みをいただく。
そのまま帰るのも早いので、大暮川上流にあった集落《深山》まで上がってみることに。
もうずいぶんと前に離村が進み、今では尾関神社だけがぽつんと残っている。
なぜ、この深山まで・・・・・・とのお話は後日に譲ることとして。
いつもの解禁日は、芸北からちょっと足を延ばして島根県浜田市金城町にある《明治屋の鯖ずし》を買って帰るのだが、今回はちょっと訳ありで・・・・・・。
(鴨谷師も、現役の毎日新聞記者時代に書いたことのある、おいしい明治屋の鯖ずし)
昨今の新型コロナウイルスの影響で、花見は自粛!自粛!とのことで、お弁当業界は大変だろうな・・・・との家族の声。
そこで、お花見に行くわけではないが、少しでも足しになればとわが家でお花見弁当を注文して食べることに。
かくして4月1日、小池家の夕食はお花見弁当とあいなりました。
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《袋とじ》と聞くと、密かにまわりを見回し、心ときめかせる殿方も多いのでは?
昨日のテレビによると、袋とじのそもそもの始まりは推理小説で、先に結果を読ませないために生まれたとのことでした・・・・。
なんで《袋とじ》のお話から・・・・・・・・?
通常、文章などでは『起承転結』というのがあり、始まりから途中経過、そして結末を書くのが当たり前ですが、昨日2019年4月1日広島県北広島町《八幡川漁協》管轄の渓流解禁の結末を、袋とじから先に・・・・・・・・
(そうなんです、言い訳から入ります)
3月31日の夕方から降り始めた季節外れの雪、とうとう夜明けにはこんな状況に。
道路は、地熱の関係からか雪解けも早いのですが、田んぼや山は真っ白けっけ
それでも、せっかくなので夜明けから釣り始めるが、降り続く雪で目印が見にくいのなんの
それでも目をこらして目印を目で追って釣り上げると、まぁまぁのきれいなアマゴ。
(釣り上げたら、雪まみれに・・・・)
しかし9時前になると強風が吹き荒れ、肝心の目印が川上に上がるのはまだしも、岸に上がってしまう・・・・・、これではいくら解禁日のアマゴといえども、警戒心を抱くのは当たり前。
12匹を釣ったところで、竿を納めて《芸北オークガーデンの温泉に浸かって、休憩室で新元号の発表まで仮眠する。
元号は《令和》とのこと。
平成最後の渓流釣りは散々な目に。
でも、この悪天候のおかげで解禁日に行けない渓流釣り師は、解禁日に釣り残したアマゴを、週末に楽しめるのだから『天の配分』とでも言うべきか。
転んでもただ起きない私、ちょこっとふきのとうでも・・・・・と林道を分け入って。
車の通らない林道はこの通り。
(赤い矢印はセリバオウレンの可憐な花、緑矢印がふきのとう)
未練がましく、再度竿を出そうと釣り場付近まで来たが、この通りの猛吹雪(吹雪いている雪が見えますか?)
中国道の戸河内インターから六日市インターは冬用タイヤ規制が出たとの報せ、はやばやと一般道をひた走り広島市内へ・・・・・・・・。
釣行当日は当然それが主目的で、他の趣味と同様に楽しいのは分かるが、釣行前の《仕掛け作り》、釣りから帰ってからの《お魚の料理》などがそれ。
23・24日の愛媛釣行の《カワハギ釣り仕掛け》はたっぷり作った。
昨日は4月1日解禁の、《渓流仕掛け》を、これまたたっぷりと作った。
渓流仕掛けのハリはがまかつの《イクラスペシャル》6・5号、ハリスはダイワの《渓流XP》の0・2号。
(渓流釣りを始めたころは、左の山女魚針ばかり使っていた)
渓流のロッドは《エキスパート 碧羅 中継》と、10数年前に買った《VS 琥珀 本流 ZERO》がお供。
昨年、40㌢のニジマスを釣って引き寄せた(さすがに抜けなかった)エキスパート碧羅。
(何年か前、29・5㌢のアマゴを抜き上げたVS 琥珀 本流 ZERO)
今日はせっかくのカミさんの休みなのに雨・・・・・・・。
《三日坊主》と言われないように、愛犬ぷりんのお守りをお任せして、歩きにでかけたかったのに。
カミさんに、「四国遍路に出れば、雨の日もあるじゃろうから、歩いてこうか?」と言ってみたら、「なにゅーゆうとん(何を言ってるの)!、もし近所の人であんたと同年齢の人がこの雨の中歩きょったら、わたしゃぁ、徘徊じゃと思うよ」と・・・・・・・、なるほど。
MSNの検索欄に《愛犬ぷりん》と入れたら、ぷりんの写真が30枚くらい出てきました
4日間、一歩も家を出ずに愛犬ぷりんのお守りをしたので、カミさんが帰ったらキス釣りにでも・・・・・と企んでいたが、連日の雨・・・・・・・・。
仕方なくガレージの釣具を片付けたり、なんだかんだの他はやはりテレビ・・・・・。
先日、BS放送で石見の小京都《津和野》を紹介する番組があった。
その中で、「おやっ?」と思ったのが、温泉宿で出された渓流魚の塩焼き。
(テレビ画面を写メに撮ったので、光が入り込んでいます)
ナレーターの女優さんが「おしいアマゴを・・・・・」と。
待てよ、津和野は日本海側の高津川に流れ込む川なので、そこに棲んでいるネイティブの渓魚はアマゴではなくヤマメのはず・・・・・・・・・と。
先日のブログで《分水嶺》について書きました。
分水嶺から北に降った雨は日本海へ流れ、ヤマメを育む渓流へと注ぎ込み、南に降った雨は瀬戸内海へと流れる渓流でアマゴを育むようになっている。
その伝で行くと、津和野で釣れる渓魚はヤマメであるはず。
(大まかに私が描いた、広島県西部の分水嶺が赤い線)
ずいぶん前までは、いっしょくたぁに放流して、日本海側にもアマゴ、瀬戸内海側にヤマメなど誤放流をした時代もあり、当時《広島県内水面漁場管理委員》をされていた、鴨谷師が養魚場の主にやかましく言っていたのを側で聞いていた。
その誤放流の名残なら、アマゴも釣れるが、やはりテレビで放映する以上は正しく調べて欲しい。
テレビと言えば、私がテレビに初めて出てのは1987年4月下旬、長崎県の五島列島での《ザ・フィッシング》。
(左鴨谷計幸師、右はテツ西山こと西山徹氏)
その折、釣り終えて若松島の神部にある民宿《えび屋》での場面。
テレビプロデューサーやディレクターが、卓上に並べられたキリンラガーを見て、「この番組のスポンサーにビール関係はあったっけ?」
「一応、念のためビールは撮さないでおきましょう」との会話。
ふぅ~ん・・・・・・、そんなものなんだと思って、その後は色々気をつけてテレビを見るようにしていた。
昨日放映のBSの旅番組、ローカル線を乗り継いで地元の名所を10個見つけるのがその趣旨。
男女のタレントが、10個目の名所発掘にと、茨城県のキリンビール取手工場の見学に。
しかし、CMの時間になると、矢沢永吉さんの《神泡》のコマーシャルが!!!!!
びっくらぽん!そのような時代になったのか?それとも番組ディレクターはこっぴどく叱られたか・・・・・・・・。