生きていれば17才。
「死んだ子の年を数える」と言って、無駄なことのことわざに使われているが、「笑わば笑え」私にとって3月5日は、終生忘れられない日になることでしょう。
毎年、ひな祭りの前後にはぷりんと一緒につくしを採りに行って、チラシ寿しにのせていた。
(つくしを見つけて自慢げなぷりん)
(仏さまになったぷりんと、同じような構図で写真を撮ってみました)
ツクシを乗せたちらし寿司を作りました。
さすがにぷりんの大好きだったケーキは無しの誕生日でしたが・・・・・・。
古くから代々家に伝わるひな人形、いつしか笛など小道具が失われ、笛がなくても手は笛を持つ形をしたまま仕るひな人形を詠んだ句です。
わが家はそこまでは古くはないものの、50年ちかく飾り続けてきている。
特に2004年3月5日生まれの愛犬ぷりんのため、2005年のひな祭りからは欠かさず飾っていたお雛さま・・・・・・・・・。
(ひな祭りにケーキはつきもの!!!カメラを見ながら、気持ちはお雛さまケーキへ)
(ぷりんは、ワンちゃん用のお雛さまも持っています)
(さぁ・・・・ストレッチのあとは楽しみなお雛さまケーキが)
2021年、今年は・・・・・・。
どうしても飾る気持ちになれなかったので、《雛の軸》と桃の花を飾るだけにした。
(日中は必ず出書院には、仏さまになった愛犬ぷりんがいます)
ところが、今日3月3日の朝方2時27分ころ、不思議なことが・・・・・・・・!!!!!
かみさんが狭い道に一生懸命お雛さまを飾っている夢を見たのです。
手伝ってみたが、内裏びな、三人官女を並べると、五人囃子や右大臣左大臣などが並べられません
苦心して並べ換えているところで目が覚めました。
押し入れに仕舞いっぱなしのお雛さまの嘆きの声だったのか?
愛犬ぷりんの願いの声だったのか?
不思議な気持ちで朝を迎え、急きょひな人形だけを出して日光浴をさせてあげることにしました。
緋毛氈の箱は奥に入ってて、出すのは結構大変なのでミッフィーちゃんの毛布の上に
(日に当てて、風を通しているひな人形、手前の洗濯カゴの中にはぷりんとお供のアライグマ)
(いつも、お気に入りの洗濯カゴに入ると、安心して寝ていました)
そう言えば、写真左奥に写っているのは愛犬ぷりんのおしっこシート。
2020年10月24日、天国に昇って行った日の朝、直径10cmくらいのぷりんのおしっこ跡があるまま、生きていた証しとして、いまだによぉ捨てないで置いてあります。
お水も、時々替えて用意してあります。
哀しい淋しい日々は過ぎゆき、昨日1月31日に愛犬ぷりんの《百ヶ日》を迎えました。
下の写真のように、いつも噛まれていたアライグマのぬいぐるみは、今でも仏さまになった愛犬ぷりんに常に寄り添っています。
アライグマのぬいぐるみを抱き寄せて噛んでいると安心するのか?いつもスヤスヤ寝ていました。
ぷりんのご飯を作らなくなった今、もっぱらメジロのエサやりに励んでいます。
春の七草がゆのために蒔いた大根と、野草のハコベラを細かく切ってすり餌と甘皮をむいたみかんを一緒にすりこ木ですってやっています(すり鉢の割りに棒のデカいのが気になります)。
ぷりんのおやつを買っていたペットショップのポイントカード、たくさんポイントが残っていたので、メジロのすり餌やシジュウカラのミルワームや実などと交換できます。
これもぷりんへの追福になればと天国への貯金をしています。
足で押さえて上手にエサをついばむシジュウカラ。
今日、1月23日の中国新聞セレクトに私が愛犬ぷりんを偲んで作った句と記事が掲載されています(セレクトは広島県のコンビニなどで60円で販売)。
もう少し気を付けてあげればよかった、もう少しがんばってほしかった・・・・・と後悔ばかり。
ぷりんへの、せめてもの償いにとこの原稿を書いて中国新聞社の編集の方に見ていただいたら、「私は問題ないと思いますよ」と優しいお言葉で掲載してくださいました。
人間と同じように、かみさんの実家の菩提寺で法要をしてもらったし、ある方から送っていただいた《東京鳩居堂》のお線香を毎日欠かさずあげたり、メジロやスズメにぷりんの供養のためにエサをあげても心が晴れません。
朝晩懐に抱いて上がり降りをして一緒に寝たり過ごしていますが・・・・・。
今日も、16年と7ヶ月・・・・・特に《僧房弁膜症》を発症してからの3年間、お薬など大変にお世話になった獣医さんに、このセレクトを見ていただくために持って行き、保護犬などの募金箱へ封筒に「追福 ぷりん」と書いて壱〇円の募金をしてきました、ぷりんの供養になれば全然惜しくないとの思いから。
あとは仏さまになったぷりんと一緒に《四国遍路》を回るのが目標だが、コロナ騒ぎで自粛をしている。
とはいえ、籠ってばかりいてはぷりんが悲しむだろうから、来る春に向けて仕掛け作りをしなくては。
手元が写せる小さなカメラがあれば、多分世界で一番簡単で早いハリ結びをご紹介できるのだが。
図に描いてみようかなぁ・・・・・・・・・・。
当然、その都度地元の神社も違ったものの、ずっと生まれた町の氏神様に正月二日にお詣りをして、そこから5分も掛からないお墓参りを続けている。
2004年3月5日生まれの愛犬ぷりんも、2005年から2020年まで、正月二日には一緒にお詣りを続けてきた。
(着物姿が堂に入っている愛犬ぷりん)
(この写真は、パソコンの待ち受け画面に設定しています)
このあと、左手の坂道をいつも走ってご先祖のお墓参りに行っていました。
今年も行ってきました。
いつもお正月に着せていた、縮緬の着物とショールを仏さまになった愛犬ぷりんに着せて。
他人から見たら変な行動だと思われるでしょうが・・・・・。
ぷりんを抱いて、作法通りに《二礼二拍手一礼》はしましたが、今年は何も祈ることもなく終えました。
いつもの年なら、ぷりんの健康やみんなの平穏無事を祈っていたのだが・・・・・。