広島地方はおととい、昨日(午前中)と雨が続いた。
することも無いので、キスの仕掛けつくりに励んだ。
私の『思い込み仕掛け』はこうです。
モトスはダイワ船ハリス真鯛の2~2・5号を使います。
理由は、硬さのなかにもある程度のしなやかさがあり、一番の要因は安いということです・・・・。
ハリスなのに200m巻きでこの値段、モトスなどたっぷり使う投げ釣りにはもってこいのハリス。
ハリは、掛かり抜群のダイワのキス針『D=MAXシロギス』を使用。
吸い込みの良さに加え、針先が外向きになっているので吐き出そうとした口に掛かる・・・・・という趣向。
以前は自分の好きなハリスを結んでいたが、50本も結ぶと爪先が痛くなるので、最近は糸付きのタイプを使用している。
テーブルにセロテープでモトスのハリ間隔に応じてマークを付ける。
つまり、天秤から一番目のハリまでは60~70㌢とし、それぞれのハリ間隔は20~25㌢くらい(30㌢ちかく離す場合もある)と決めてテープでマーキングします。
糸付きハリは、袋から片手でも取れ出せるよう、パッケージをセロテープでテーブルに貼り付けます。
左手でモトスを、右手でハリスを持ち、マークした位置で束ねて8の字結びで結びます。
二番目のハリも、三番目のハリもハリ数に応じて8の字結びで結びます。
最後の先針も束ねて8の字結びで結びます。
この結び方だと、ハリの数しか結ばなくていいので、出来上がりが早いわけです。
(見えにくいので、結び目のところだけマジックを塗ってみました。これは3本針仕掛けなので8の字結びの結び目が三つあります。)
上の写真は、実物をスキャンしただけなので見にくいと思いますので、次に手書きの仕掛け図も載せてみます。
この調子で、2本針仕掛けから10本針仕掛けを作っています。
【今日のぷりん】
久々に愛犬ぷりんの登場です。
カゴや箱に入るのが好きで、こんな小さな箱でも「入りなさい」と言われれば入ります。
(文字通り、箱入り娘の愛犬ぷりん)
昨日ご紹介した、まるふじのタナキーパー(S)を40㌢くらいに切ります。
つぎに二つ折にして二本縒りにします。
ごく普通の糸のような感じなので、ナイロンやフロロのようにキチンと縒れませんので、そこは適当に縒っていってください。
二本縒りにしたあと8の字結びでとめます。
それを水に浸けます、そうするとびっくり!!ヘビのようにくねくねとよじれ始めます。
水から取り出し、指でしごいてまっすぐにして、テーブルなどの上に並べて乾燥させます。
下の写真をご覧ください、一番左が縒ったばかりの普通に見える糸です。
真ん中が、水に浸けたあとよじれているタナキーパーです。
右が、しごいてまっすぐにしたモノです、水に浸ける前に比べずいぶん短くなっています。
(縮んだ分だけ伸び縮みするわけです)
乾いたら、結んだ方の反対側に、UG植田漁具のローリングハリス止を結びます。
これを何本か用意しておいて、天秤にくくりつけて使用します。
このクッション材が、大ギスの不意のアタリや、数釣りの時にハジくことなくハリに乗せられるわけです。
このクッション材を使うと、少々硬めの天秤でも使用できます。
市販のクッションゴムや輪ゴムを使う人もいますが、このタナキーパーの微妙な伸縮性はかなり楽しめます。
それに、市販のクッションゴムだと普通のサルカンが付いているので、モトスをいちいち結ばなくてはいけません。
その点タナキーパーで作ると、ハリス止が使用できるので、仕掛け交換が素早くできるわけです。
下の写真は、『サーフセンサーハイパーちから糸』に、UG植田漁具の『ガイドトール』を結んで、それに『トップガン』を付け、『タナキーパー』で作ったクッション材に、UG植田漁具の『ローリングハリス止』を結び、仕掛けのモトスを取り付けた写真です。
(仕掛けを取り出す時に、モトスの先っぽはわかり易いように黒くマジックインクを塗っています。めったなことですっぽ抜けることはないのですが、念のため結びこぶを作っておきます)
仕掛けについては、また日を改めてご紹介させていただきます。
くどいようですが、これはあくまで私の思い込み仕掛けです、良い子のみなさんはマネをしないように・・・・・・。
【我が家の花ごよみ】
ユキモチソウやムサシアブミに続いて、「ウラシマソウ」も変わった花を咲かせています。
花序の先端が糸状に長く垂れ下がり、これを浦島太郎の釣り糸に見立てて、その名前がつけられています。
(テンナンショウ属のウラシマソウ、コンニャクの仲間です)
そろそろキス釣りの用意を始めなくてはいけない時期になりました。
私のキス釣りアイテムをご紹介してみます。
いろんなご意見があるとは思いますが、あくまでこれは私の『思い込み』だということでご笑覧ください。
また、これまで「カレイしか釣らない!」と言っていたあなた!・・・・そうあなたです、じっくりこれを見て参考にして、今年はキス釣りにチャレンジしてみてください、きっと新しい世界が開けますよ・・・・・。
まず、私は次の写真にある、まるふじの『タナキーパー(S)』と、UG植田漁具の『ローリングハリス止(小)』を用意します。
(UG植田漁具のローリングハリス止と、まるふじタナキーパー)
Sと小を使う理由ですが、ハリス止は小さい方がいいだろう・・・・ということです。
タナキーパーはMもありますが、Mだとハリス止の穴に通りにくいという理由でSを使っています。 (このSでもセイゴの45㌢やカレイの35㌢までは十分抜き上げています)
次に、ダイワの『船ハリス真鯛(2~2.5号)』と、同じくダイワの『D-MAXシロギス糸付き徳用(4・6・8号)』を用意します。
(ダイワ『D-MAXシロギス糸付きと、船ハリス真鯛』)
大ギスは8号のハリを使い、しっかり飲ませて釣り上げます。
数釣りは普段は6号の6本バリで楽しんでいます。遊び心で、8本や10本も少しですが作っています。
大会などで食いの渋いときや、波口でアタってくるときなど、4号を使うことがあります。
そして最後に、ダイワの『トップガンS1・0(25・27・30号)』と、『ニシオカNL天秤(10・15号)』を用意します。
(ダイワのトップガンと、ニシオカのNL天秤)
大ギスは、10号(36㌘)天秤や15号をグイグイ引っ張っていきます、ただし違和感を与えたら即座に離してしまいますが・・・・。
数つりの場合、混み合った釣り場でドボン!ドボン!とやると、キスは散ってしまいます。そんな時体積が小さく比重の重いトップガンは、着水音が小さいので効果抜群です。高価ですが、根掛かりのまったく無い場所だと快適な釣りができます。(みなさん高い高い!とおっしゃいますが、例えば一年20回キス釣りに行って21回目に根掛かりさせたとすれば、2000円÷20回=100円で、一日100円で快適な釣りができたと言うことです。もちろん無くさなければ、鉛のようにデコボコにならずに一生使えます)
ロッドはダイワの『トーナメント マスタライズキス27-405S』と『キャスティズム23-385』を用意します。
リールはダイワの『トーナメントサーフZ-45』と『トーナメントサーフ35キャスティズム』を用意します。
ラインはダイワの『サーフセンサーハイパー(0.6~0.8号)』、力糸もダイワの『サーフセンサーハイパーテーパーちから糸(0.8~6号)』を用意し、ちから糸の先にはUG植田漁具の『ガイドトール』をしっかり結びます。
これで、数釣りも尺ギス釣りも楽しんでいます。
去年は10連は達成できませんでしたが、尺ギスは釣り上げました(一昨年は10連も達成、尺ギスも2匹釣りました)
用意した個々の使い方は、また明日からでもじっくりご紹介させていただきます。
もう一度言っておきますが、これは私の思い込み仕掛けですので、異論のある方は目くじらをたてないようスルーして下さい。
【我が家の花ごよみ】
ユキモチソウやウラシマソウだけではなく、ムサシアブミも咲いています。
これは緑の軸ですっきりとした草姿です。
(ムサシアブミの緑軸のもの)
この仕掛けを初めて目にされた方は、「こんなんで釣れるんかいな?」と思われるでしょう・・・。
私は、カレイだけではなくイシダイやチヌ、キューセンベラ、ネズミゴチからキスまで釣り上げています。
確かに、キスなどの警戒心の強い魚には多少違和感を与えてしまうかも知れませんが、説明にあるとおり根掛かりの多い場所での使用や、絡みやすい潮流の場所では重宝します。
(極短仕掛けでの釣果)
この仕掛けは、エンダー天秤やジェット天秤、キング天秤と組み合わせて使用しています。
省エネ仕掛けも極短仕掛けも、結び目はしっかり締め付けておきましょう。
ハリス切れやライン、モトスが切れるのは、結び目からが一番切れやすいのです。
しっかり締め付けておけば、均等に力が加わり結び目も切れにくいのですが、ゆるんでいると一気に力が加わった場合、その場所だけに力が加わり、切れてしまうわけです。
私は昨年、そのあやまちを経験しまして(8号だから安心・・と、結び目がいい加減になっていました)、今ではしっかりとプライヤーなどで締め付け、さらに瞬間接着剤で固めています。(泥縄ですね・・・)
ところでお話はガラっと変わりますが、海の汚染については一般的にゴミ問題が話題に上がります。
しかし、釣りに行った日だけにゴミに気を付けるだけではなく、普段から『海の汚染』について考えてみましょう。
次の図にもありますが、家庭で流す醤油は大さじ一杯流すと、魚が住める水質にするためには風呂おけ(300㍑)1・5杯ものきれいな水が必要です。
米のとぎ汁3合分流すと、風呂おけ4杯分のきれいな水が必要なんです。
必要以外の醤油は皿に取らない!
米の研ぎ汁は植木にやる!など、自分自分でできることに取り組みましょう。
他には
牛乳コップ一杯=風呂おけ9・4杯
味噌汁お椀一杯=風呂おけ4・7杯
マヨネーズ大さじ一杯=風呂おけ12杯
ジュースコップ一杯=風呂おけ13杯
缶コーヒーコップ一杯=風呂おけ14杯
天ぷら油500ml=風呂おけ330杯
などがあります。
私は、プラスチックの弁当ガラは、いちおうティッシュで拭き取るようにしています。(それを燃やしたらダイオキシンがなど言っててはキリがないのですが、少なくとも洗う時に油分や醤油など少なくするように)
米のとぎ汁や牛乳は、植木にやっています。肥やしにもなるし一石二鳥です。
(7~8日の落ちギス、20㌢から26㌢が12匹、それ以下のハリを飲み込んだのが8匹に、マコガレイの36㌢とまずまずの結果だった。)
さて私のカレイ仕掛けは主に次の二種類です。
まず、省エネ仕掛けの方ですが、枝針と先針が一体になっているので、作成時間も少なくて済むし、砂ズリとハリスを別々に作っておいて、もし一本でも針先が甘くなればモトスのギリギリで切り、新たにハリスを結べばモトスがムダにならないわけです。
(省エネ仕掛けと極短仕掛け)
もう一つは、根掛かりの多い場所や潮流の加減で絡みやすい場所での仕掛けです。
名付けて『小池スペシャル極短仕掛け』です。
これは、モトスが4本縒りで絡みにくいし、ハリス部分が極端に短いのでほぼ絡みません。
時合いが極端に短いと言われるカレイ・・・・・・、仕掛けが絡んでいてはまず喰いません、喰いが悪いのでは・・・?と考えるより、絶対絡んでいないから喰え!!くらいの気持ちで釣りができます。
落ちギスは堪能したから、これからはじっくりカレイ釣りを・・・・といった感じに聞こえるかも知れませんが、私は実績のある寄り付き場には、だいたい一年に一回くらいしか行かないことにしています。
あとは、新しくカレイ釣り場を探すか、やっぱり未練がましく越冬ギスに逢いに行ったり、四国のカワハギに浮気心を起こしたりすると思います。
そう言えば、8日に釣った36㌢の肉厚カレイ、もうすでに真子を抱えていました。
これを見ると、山陰のマコガレイも瀬戸内のマコガレイもほぼ同じ調子で抱卵→産卵をしているのでしょうか・・・。