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ツキノワグマ!!!!!!
《三千世界の 鴉を殺し 主と朝寝(添い寝)がしてみたい》
幕末の風雲児、高杉晋作が謡った都々逸とも言われる。
全宇宙の鴉を殺すなんて穏やかではないが、これはあくまで都々逸の世界。

 穏やかではないと言えば、2月9日付けの中国新聞に《クマ春にも指定管理鳥獣に》との見出しで、次のような記事が出ていた。



 主な理由は、近年特に2023年に過去最大な人的被害をもたらしたこと、生息数が増えている(だろう)ということ。
これによって、捕獲(殺す)を国が支援する《指定管理鳥獣》に。

 これまでは、里に出てきて人に危害を加えた場合、駆除という名目で殺されていたが、今後は言葉を変えれば穏やかに暮らしている、山奥での殺戮でも国が交付金を出すということに。

 この残酷な支援策、いつまで続けるのだろうか?
被害者が今の半分になったら?
被害者がゼロになるまで?
クマが絶滅に瀕するまで?

 絶滅の危険が高い四国は除くそうだが、仮の話四国での被害者が本州の倍になっても保護すると言うのか?
人は万物の長だと思いあがっているのでは環境省よ、人間たちよ!!!!!

 かみさんは、西中国山地のど真ん中で生まれ育った。
そのど真ん中で、今よりも数倍の人口があった子供時代、実際にクマに遭遇したという人はたった一人しか知らなかったと。

 過疎が進み、里山から人がいなくなって、耕作放棄された土地の柿や栗、それを食べたくて里に下りてきて、おまけには地図も読めない俄か登山家など、あまりクマの生態を知らなくなった人間たちと遭遇す不幸・・・・・。

    

 ツキノワグマが、自分の意思でもって人を襲ってやろう!などとは100%思ってはいない。
 彼ら彼女らが生きている間に考えていることは、繁殖期の一時期を除くとほぼ100%毎日《食べる》と言う行為だけを目的に生きている。
そこでたまたま人間に遭遇し、《危険回避》のために攻撃ではなく反撃しているだけです。

 地球生物誕生の遥かはるか昔から、クマさんは山奥に人間は川沿い、海沿いにと住み分けてきた。
クマさんのテリトリーに入らせてもらうには、人間どもはそれなりの礼節を尽くして入るべき。
「入らせていただきますよ」と、しっかりクマさんに知らせて山に入る。


(会社先輩のワサビ谷には、あちこちにクマさんに音で知らせる缶がぶら下がっている)

 私は長い間、西中国山地の源流釣りや山菜採り、キノコ採り、山野草観察などをしているが、かなり離れた谷の向こう斜面を、私に驚いてバギ!バギ!と踏み鳴らしながら逃げて行ったクマさんと遭遇しただけ。

 私のクマ対処法は。

➊なだらかな場所では、クマは人間の何倍も何十倍も鼻が利くし、耳もいいので、私が気づく前に相手が気づきます。

❷進行方向追い風の場合は、私の匂いが私より早く前方に届くからクマが察知しますが、向かい風の場合は、風上のクマに私の匂いが届かないので、大きな物音を立てながらゆっくりと進みます。

❸水音の高い渓流添いや、向こうが見えない尾根や大きく曲がった道などでは、尾根の向こうへなど音が届きにくいので、手にした打ち鎌などで、石や樹木を叩き打音を出しながらゆっくりと 
歩く。

 2月19日の中国新聞に「クマの行動を知ること第一歩」と、クマの接近どう避けるとのシンポジュームのことが。
 街に出てきた場合は可哀そうだが駆除も仕方ないが、こちらがクマのテリトリーに入って行って、「いたら殺す!」の短絡な解決法は止めてほしい!!!!!!!!!!!!!!!!!



























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2024/02/27 19:30 | 未選択

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