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瀬戸内のおさかな(生物)分布について
 このページや、えのみやサーフの掲示板で度々登場する、ゴンズイやホシササノハベラ、ウミケムシなどなど、あまり見ることの少なかったおさかなや生物がここ20年くらい前からあちこちで姿を見せ始めました。
 私がホシササノハベラを瀬戸内海で初めて見たのは、1995年1月に周防大島の片添浜でした。
 それまで、五島列島や南予での釣りではよく釣れていましたが、瀬戸内海で釣ったのはそれが初めてでした。
 その後、投げ釣りには関係ありませんが、ハタタテダイのような魚が1999年に周防大島の佐連港で掬われたりしたのを見ました。
 ゴンズイも10年くらい前から能美島あたりで見かけるようになり、今では広島湾の奥部でいくらでも釣れます。
 エイも多くなった魚です。三脚ごと海に引っ張り込んだりするからやっかいです。

 海ケムシ・・・・、こいつは判らない・・・・。
 前にも書きましたが、私が本格的に投げ釣りを始めた40年くらい前、海ケムシと言うと山口県の室津半島か、それに連なる長島くらいでした(私の少ない知識で書いていますので、その他の地区でもその頃から多くいましたらごめんなさい)。
 今では、大畠から神代海岸そして周防大島北岸にも現れ始めている。
 広島湾では、外美能あたりや宮島そして早瀬の瀬戸にも姿を現している。
 蒲刈ではずいぶん昔からいるとのことだが・・・・。
 今後、皆様のご意見を集めて『海ケムシマップ』を作ってみたいと・・・・。ぜひ、海ケムシ情報をえのみやサーフの掲示板までよろしくお願いします。

 この海ケムシ、温暖化のせいなのかというとそうとも言えないのかもしれない、なぜならば当地よりうんと北に位置する、石川県の能登島あたりでもうんざりするほど釣れるらしい。
 謎の多いところに加え、天敵もあまりいないらしいので厄介だ・・・。

 最近考えることがある・・・・。これほど広島湾に海ケムシが増えると、ナマコ漁で底引きの網にナマコと海ケムシが一緒に入るとどうなるのだろうか・・・・?と。

 先日、能美島で下の写真のようなおさかなを釣った。
 チャリコの変形かと考え、この写真を撮ったあとリリースしたが、マダイとは違う魚ではなかったのでは?


(能美島のとある場所で釣れたおさかな)
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2008/11/26 20:21 | お魚の生態

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