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瀬戸内のキスの成長について・・・
 昨日に引き続いて、瀬戸内のキスについて考えてみたいと思います。

 昭和57年、週刊釣りサンデーから発行された、別冊魚シリーズ3『キスのすべて』の中で、26ページから30ページにわたって、彼らを知るための生態ノートと題して、A・B・C・D・E・F・G・Hの項目に分けて生態が説明されている。

 そのGの項目「産卵と成長」というところで、『瀬戸内海のシロギスの成長は1年で体長(吻から尾びれのつけ根まで)8㌢、2年で12・5㌢、3年で14・5㌢、4年で16㌢、5年で17・5㌢と意外に遅い。水温が高い西日本太平洋側のシロギスの成長は瀬戸内海のそれよりずっと速いようである』と書いてある。
 それほど、キスの成長には水温が強く影響していると言える。

 この『キスのすべて』が発行されたころだったか、それより少し前だったか定かではないが、山口県防府市沖にある野島で28㌢オーバーのキスが釣れたと聞いて、目を白黒させたものである。それほど、その当時にそのサイズのキスは珍しかったものです。

しかし、瀬戸内海もその当時に比べると水温が上がり、キスの成長も速くなっていると考えられる。

 江田島北岸でも26~27㌢は釣れているし、倉橋島の南岸や蒲刈島では30㌢オーバーも数匹上がっている。
 愛媛県の中島や津和地島ではもう10年以上も前からかなりのサイズが釣れている。



 今日は久々に晴れ間が見えたので、先日の全日本キス選手権大会以降洗っていなかったロッドとリールの水洗いをした。

(左からキャスティズムの振り出し3セット、マスタライズキス、キャスティズム23-385、25-385)

 土曜日あたり、山陰の濁りがなければキス釣りに行ってみよう・・・・。
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2009/07/02 21:04 | お魚の生態

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