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釣り場の締め出しを食えば遠くへ行けばいいや。
便利で、我が意のままに動かせる自動車の登場。
ある一漁港が「釣り禁止」になれば、またよそへ行けばいいや・・・・・と。

 だが考えてみてください、皆さんのように遠くに行けない子供たちやお年寄りはどうなるのでしょう?

 先人たちは、いろいろ考えを巡らせてきました。
今から50年以上も前のこと、当時ジャンボガレイが釣れ盛った周防大島。
《釣り人公害》と言う新語が生まれたころ、私の師匠が島の漁協に提案したのは、ロータリークラブなみに「私たちの費用で白鳥が浜など何カ所かにごみ箱を設置しましょう!」と。

 私たちも「これは妙案だ!」「島の人たちも喜ぶぞ!」と思ったのだが。

 地元の漁業関係者「とんでもない!!!!そんなことは止めてくれ!!!」
「だれが、そのゴミの始末をするのか?!」と。

 なるほどそうですよね・・・・・・、自分のゴミは自分で持ち帰るのが当たり前。
が、その当たり前がどこやらへ吹っ飛んだ1970年代の釣りブーム。



(私たちも、やりもしないジアミなどの撒き餌やごみの収集に駆り出されたのが上の写真)

 釣り雑誌などを見ていると、ほとんどの釣り人が口をそろえて「釣りマナーは守ります」と言います。
本当でしょうか?emojiemojiemojiemoji

 大変申し訳ないのですが、私はそうは思っていません。
下記の文章は、私がかめや釣具安芸府中店にお世話になっていたころの、2008年7月25日に書いたブログの一部です。

 釣具店と言えば99%は釣り人が訪れる店だと思います。その釣具店の自販機の空き缶入れを機会があれば覗いてみてください。
 本来、空き缶を入れるはずの空き缶入れにあらゆるゴミが捨てられています。(自分のゴミは自分の家に持って帰って決められたとおりに処理するのが、人間としての最低限のルールでしょうが!)
 私が、これらの自販機のルートセールスさんだったら、絶対に釣り人に対して良い印象は持てません。
 駐車場にはタバコの吸い殻、レシートやその他のゴミが投げ捨てられています。私は、そんな行為を平気で行う人と一緒に、「釣り人」という範疇にくくられたくありません。

と書いています。

 空き缶とペットボトル専用の空き缶入れに、いろんな釣りのゴミがねじ込まれ、駐車場にはたばこの吸い殻やレシートなどが、なんのてらいもなく投げ捨てられていました。

 また何年か前のこと、ある釣り番組を観ていると大海原での船釣りの一シーンに、たばこの吸い殻やバナナの皮が、船のすぐそばを流れていました。
 他の船が捨てた・・・・・・との理屈はかなりきびしくて、99・9%その番組をやっている船から投げ捨てられたものと推察されます。
 スポンサーも付いて、公共の電波を使っている釣り番組でもそのような有様。
その船に出演者やスタッフが何人乗っていたかは定かではありませんが、一人としてその行為を咎められなかったのでしょうか?
 私は、それ以降その番組は全く観る気にはなれないので、そのような行為をやっているのかは不明です。
今でも新聞の番組表を見るとその番組は放映されてます。
釣り人はその程度のものと捉えられなくもありません。


 あなたの周りを見回して、お話ができる仲ならば、マナーについて語ってください。
このブログがうっとぉしいならば、次から見ていただかなくても結構です。

 いくら釣り場開放のために、漁協や港湾振興局などに交渉に行っても、「釣り人のマナーが悪い」と言われたら、「私たちは違います」と言っても説得力はありません、それが辛いんです。

 自分たちはともかく、子や孫の時代も胸を張って釣りが出来るよう、良識のある方から周りに広めていきませんか。





 
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2020/10/10 14:26 | 小難しいお話

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