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釣られたこともあります・・・
 今日の予報は午後から雨、そして潮は長潮それも引き・・・・・。
 せっかくのお休みながら、釣りに行く気は起きなかった。
潮さえ良ければ、音戸でカレイとキスが何度かダブルで釣れた場所にでも行きたかったのですが・・・。

 先日、散り際が見事!!と桜のことを書きましたが、このさくら・・・他にも意味がありますね。
 そうです、縁日などで香具師の口上などにうまくのせられた振りをする、つまり今で言う「やらせ」のような仕事?をする人をさくらと言います。
 これはパッと散る(散って逃げる)ところからなど諸説ありますが。

 私が中学生のころ、広島市の歓楽地として名高かった『新天地広場』でのこと。ある祭りに出かけて行きました。
 かなりの人だかりをかき分けて前に出てみると、立て板に水を流すがごとき口上で一人の修験者風の男が・・・・。
 見せ場は、両サイドの棒に取り付けたカミソリの刃に巻いた半紙を通し、そこに青竹を渡し、気合いもろともその青竹を真半分に!!
 なんと!!そのカミソリに通した半紙は切れてはいない!!!!
 次に、観客の一人を前に立たせて「気をつけ」をさせ、指一本で軽くおすと、その観客はトトトッと後ろに倒れる。
 最後は、今度も気合いもろとも金の火箸を小指で曲げてしまった・・・!
 私はただあっけにとられ、言うがままに秘伝を書いてあると言われた、巻物ならぬ折りたたんだ紙を受け取った。
 金額はいくらだったか・・・・?ただ、当時としてはずいぶんなお金で、それを買ったおかげで、他の露天の楽しみはまったく見たり買ったりはできなかったのを覚えている。


(私の子供のころのお金で、硬貨は上から昭和32年発行の百円、二十三年発行の五円、二十四年発行の一円、二十三年の五十銭硬貨です。)

 多分、2百円くらいで、その折りたたんだ紙を買ったと思います。
家に帰って開いてみると、その紙には人体のツボやなにかが書いてあるだけ・・・・。
 そう言えば、気をつけをして膝を曲げなければ、少し押されただけで後ろにひっくり返ります。
 そして、当時家の風呂を沸かすため、薪をもやしていましたが、その火箸を試しに小指で曲げると、見事?に曲がりました・・・・。鉄は、熱を加えてゆっくり冷めていると焼きが戻り、なまくらになるので、私の小指でも曲がった・・・・という訳です。

 今では、おさかなさんを釣ってばかりいますが、中学生のころはこのようにいとも簡単に釣られていたのです・・・・。
 今でも、悔しいと言うよりは香具師とさくらの連携プレーの見事さに、ただただあきれているだけです。

 明日も雨の予報に加え、午後からは財団法人の理事会・総会に参加なので釣りには行けない・・。
 あぁ釣りに行きたい・・・・。おもいっきり投げたい!!
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2009/04/20 21:00 | 未選択

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