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珍体験ベスト○○
 私が本格的に投げ釣りを始めて40年ちかくなる。
 そのなかでうれしい体験、楽しい体験、イヤな体験、恐い体験、珍体験などいろいろな体験がある。
 その中でも一番の珍体験とうれしい体験は五島列島で出合った。

 嬉しい体験は、中通島の道土井という入り江での出来事。
 ここは大ギスも釣れるポイントで、五島に行くと必ず2日くらい竿をだしていた。
 ある年のこと、相変わらず車中泊の6泊7日くらいのエコノミー釣行時代、

(車の中には釣具だけでなく、炊事道具もびっしり積み込んでいる)

 秋の彼岸に友人と3人で釣行していたときのこと、おりしもその日は大潮、あちこちで地元の方がアサリを掘っておられた。
 干底ともあってキスはあまり釣れないので、退屈しのぎに話しかけてみる。
 すると、ある人は「今日はお彼岸なのに団子は食べないのか?」とおはぎを持ってきてくださる。
 別の人も、「やはりお彼岸は団子を食べないと」と言っておはぎを持って来てくださった。
 また、別のご夫婦が「アサリを食べるか?」と言われるので、「砂を吐かせないといけないし、鍋がないから」と言うと、「昨日掘って砂を吐かせているからそれをあげるから、あそこの家に来なさい」と言って、お家を教えてくださる。
 お言葉に甘えて、10分後くらいにお宅を訪ねると、ご夫婦でアサリのバター炒めに加え、テンプラと『豊年』という銘柄のお酒の一升瓶までくださった。まったく見ず知らずの方ですよ・・・。
 ミスマッチながら、その日の夕食はおはぎと日本酒、テンプラとアサリのバター炒め。


 それを食べていると、若いご夫婦が「あなたたちお風呂はどうするの?」「もしよかったらウチに入りに来なさい」まさにこの島は神の島か!と思った。
 まだ小さい子供がいらっしゃるそのご家庭におじゃまして、お風呂をいただいた。

 その後、お気に入りの道土井湾は埋め立てられ、いつしか足が遠のいてしまった。

 上五島に通い始めて10数年、プチブルジョア?になったころ、行きも帰りも新幹線と飛行機で3泊4日のあわただしい釣行が始まった。

(飛行機の側で写真を撮らせてもらったが、操縦士も整備員もプロペラには絶対に近寄るな!と念をおしていた、まぁ、プロペラは命ですからね・・・・)
 そのころに珍体験の№1の出来事が・・・・。
 数年前まで連載していた月刊誌にも書きましたが、小浜の波止で夜釣りをしていたときのこと、波返しのそばに置いていたクーラーのうえにで「バタバタ!」と暴れている魚が。
 よく見ると30㌢以上のトビウオがはねている。いたずら好きの友人の仕業かと思ったが、そうではなかった・・・。
 トビウオは200mはかるく飛ぶそうだが、波返しのそばのわたしのクーラーがちょうど200mだったにしても、垂直に落ちたことになりとても不思議な体験でした。

(トビウオが飛んで来た小浜の波止。持っているのはトビウオではなくキスです)
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2008/07/29 21:05 | 遠征のお話・思い出

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