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落ちギス考、パート2(私の推論)

 先週、いいように翻弄された落ちギス、あまりの悔しさにいろいろ考え、データを集めそして実践に・・・・と動いた。

 まずは、私の大好きなこの場所・・・・・・。



今朝は結構波が高く打ち寄せています。
そして海岸には、まるで四国のつるぎおろしや肱川おろしのような雲が、海へと流れ落ちているのがよく判ります。
朝の早い釣り人だけが見られる神秘的な風景・・・・・。

 と、感傷に浸っている場合ではない!!私は、落ちギス探訪にやって来ているのです・・・・・。

 先週、最後の最後に良型を釣ったこの場所で。
波が高くて、シモリの位置は見極めることができないので、先週の記憶を頼りに投げてみる。

 3投目に23㌢の良型がガツングィー!!と。
しかし、あまり釣れ具合は良くないのか5投目に18㌢を1匹追加しただけ・・・・。

 7~8投でやめて、今度は右端の沈み磯付近に移動して投げる。
シモリの間、白く見える場所に投げてまず2連、少し移動して次は3連・・・・・・だが、14㌢~16㌢のミニサイズ・・・・・・・・。

 次に、仁万港とその東側の砂浜で投げるが、豆チャリとこれまた豆カワハギのオンパレード・・・・。

 東に走る予定だったが、琴ヶ浜で釣っているとき、私と同じ全日本サーフのあるクラブのT会長が「五十猛の田尻海岸に行ったが、波が高く流れ藻ばかり掛かって、お目当てのキスは18㌢が1匹だけ」と言っていたので、これ以上東に走るのはやめ、西に下ることに決めた・・・・。

 まず湯里、食ってくるのは捨石の際、これなら延べ竿で本虫を小さく付けて釣ったほうがいいのでは・・・・?



(同行してくれた同じクラブのK牧さん、私の移動癖に、とまどったのではないか?と思った)

 続いて温泉津、2投目にキスのアタリに続いて小さなアタリ・・・・・、チャリコか何か?が食ったか・・と合わせると結構重い・・・・。
 抜き上げ場所を考えながら巻いたが、あと2~3mのところでハリ外れ!!!アオリイカの胴長25~30㌢が「ハイさようなら~」
 せっかくの酒の肴が・・・・・・・・、こうなるともうやる気が無くなるのがこの私、わずか2投で移動を決める。
どこに行くことにしたと思います?
 温泉津→江津→浜田→三隅と通り越し、益田市の持ち石海岸を目指したのです・・・・・・。

 そうです・・・・・私の中にいるやさしい天使と、わがままな悪魔のうち、わがままで短気な悪魔が囁いたのです・・・・・。


 持ち石海岸、ここは先々週ほどはありませんが、1投目からキスのアタリが続きます。でも、サイズは15~18㌢で先日のような24~25㌢の良型は姿を見せません。

 一時間で見切りをつけ、せっかくここまで来たのだから・・・・・と山口県との県境の飯浦漁港へ・・・・。
ここも、先々週ほどではありませんが、3連くらいまでなら釣れて来る。

 しかし、帰りの時間もあるので16時に納竿としました。

 家に帰りついたのは19時20分、車の走行メーターは410kmを指していました・・・・。


 先週と、今週釣り歩いて感じたことと、えのみやサーフOBのTさんと、クラブの大田会長のお話も合わせて、私なりの【落ちギス】に関しての考察をお話してみます。

 やはり、今年の異常な海水温により酸素不足になり、キスは深みなりいくらかでも水温が下がりやすい河口(大きな川)付近、そしてラジエーター効果を見せるシモリや藻場付近にてすごしてしているようです。
 藻場は、その間を流れるうちに起こるラジエーター効果の他に、当然酸素も多く出ることと思うので、フラットな砂浜より、捨石廻り、シモリや藻場の多い場所にはいました。
 そして、我々が土用の丑の日にうなぎを食べて盛夏を乗り切るように・・・・・・と、対比してはいけないかも知れませんが、なぜか今は石ゴカイよりも細めのホンムシやチロリの方が食いがいいようです。

 東の大田市付近より西の持ち石や飯浦が良かったのは、やはり高津川などからのいくらか冷たい川水が流れ、西に流されるので持ち石の落ちが少し進んでいるのでは?と考えました。

 しかし、この暑さ・・・・・・、海水温に影響が出て【落ちギス】が心配です。

「整いましたぁ!! 今シーズンの落ちギスと掛けて、受けない落語家と解きます・・・・・、その心はどちらも落ちが無い」なんてことにならなければいいのですが・・・・・。


 今月もレジャーフィッシングが発売されました。



私の【落ちギス】についてのお話が出ています。ただ、今年の落ちギスは取材したときから考えると、ずいぶんおかしな釣況で推移しています。

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2010/09/04 21:31 | お魚の生態

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