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食い気たっぷりのカレイ
 先日の、【カレイリリース】を見られて、「エエかっこしやがって、鼻持ちならんヤツ!!」と憤慨された方も多いと思います。
 カレイをリリースするのは、【あの場所】だけなんですよ、私だって気むずかしくて釣りにくいカレイを、そうぽんぽんとリリースするほど釣ってはいません。
 それが証拠に、先日の帰り道「関西から娘夫婦が帰省するので、殻付き牡蠣とむき牡蠣を買いに行ったついでに、気になる場所でカレイを釣って食べさせてやろう」と考え、牡蠣屋さんが集まる場所に釣りに行きました。

 牡蠣を洗う汁がじゃんじゃん流れている場所で竿を出す。
さいわいあまりエサ取りもいないので、じっくりと待つことに。

 ほとんど遠投は要らないので、キャスティズム  T 20-385にリールはアオリマチィック フロロを使用。
後ろ向きでお湯を沸かしていると、「ジーッ」とフリーにしたアオリマチィックが鳴る。
 振り向いても竿先は揺れていない?気のせいか・・・・・・・・。

 ドリップコーヒーを入れていると、また「ジーッ」、今度は竿先の揺れが見えたので巻き始める。
32㌢くらいのマコガレイ、娘夫婦に食べさすには一匹で充分と帰り支度。

 帰宅して、刺身にしてやろう・・・・と五枚下ろしにしてみた。
写真のとおり、おなかはぱんぱん。



(胃袋も腸もぱんぱんにエサを食べている)

 飲み込んだ針を取ろうと、エラ部分を見たがハリはない?
おかしいな?とよくよく見たら、胃袋の中までアオゴカイ付きのハリを飲み込んでいる。



 ということは、よっぽど食いが立っていたにちがいない・・・・・と胃袋の重さを測ってみることに・・・・。

 飲み込んだハリとアオゴカイを出しても23㌘あり、体重は420㌘だから全体重の5%くらいエサを摂っている勘定になる。
 これまで文献では、ハマチは23%くらいも食べるが、カレイやキスは体重の1%くらいしかエサを摂らないと書かれていたが、時期によってはかなりエサを摂っていることになる。

 産卵のための乗っ込み時期は、おなかの卵のうが大きくなって胃袋などを圧迫するので、文献どおり1%くらいしかエサを摂らないのかもしれないが、この時期はおなかの卵のうもぺっちゃんこになっているので、たっぷりとエサを摂りながら体力の回復に努めているのかもしれない。



(ぺっちゃんこになりながらも残っている卵のう)

 ということは、場所さえ探せば産卵期より今時期の方が釣りやすいのかもしれない。
よ~し!新しい釣り場探しに走り回ってみよう!!





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2012/03/13 20:25 | お魚の生態

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