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エサの活かし方あれこれ
 釣行が中止になった・・・・、あまり釣れずエサがたっぷり余った・・・・、手掘りのエサを貰ったけど、まだ何日かは釣りに行かない・・・・・、などなどいろんな理由で活きエサが・・・・・。
 棄てるには惜しいし、ほおっておけば死んでしまうし・・・・もったいない・・・・。

 活かすには季節、道具などのあるなしでいろいろ違ってきます。

 まずブクブクポンプも無い、あるのは冷蔵庫だけ・・・季節は夏。これは一番条件が悪く、あまり長くは保てないとご理解下さい。(それに状態の悪いものが多い場合は、は一日で他のモノまで弱らせます)

【1】石ゴカイ あまり冷やさないように、バーミキュライトなどに入れ、海水で湿らせてエサ箱を新聞紙でくるんで冷蔵庫の野菜室。

【2】青ゴカイ 少々冷やしても大丈夫、バットなどに水無しで野菜室。(または石ゴカイと同じようにバーミキュライト・パーライトに入れて、海水は湿らす程度で)塩分濃度が高い海水に入れると、背中が割れたりちぎれやすくなる。

【3】ホンムシ 少々冷やしても大丈夫、バーミキュライトなどで海水が底にあるくらいで冷蔵庫の野菜室。海水の入れすぎはダメ。

【4】チロリ あまり冷やさない方がいい、これもホンムシと同じようにバーミキュライトとパーライトを混ぜ、その砂が湿る程度。

【5】コウジ 少々冷やしても大丈夫、タッパーなどに入れ身体半分出るくらいの海水で冷蔵庫。または、海の砂を持って帰りこれまた海水は浸からない程度に入れておく。砂にもぐるとストレスを溜めないようだ。

(チロリをバーミキュライトとパーライトを混ぜ、その砂が湿る程度の中に入れたもの)

 ブクブクポンプがある場合、海水は少し多めに入れ体液などが出て来たら海水を替える。

 私は冬場は、掘り込みガレージの中で、ホンムシやコウジは2~3週間活かしています。
 ブクブクを使わない場合、サンゴ・バーミキュライト・パーライト・アオサなどに入れ、海水は少なめにしています。

 どちらにしても、海水は汲んで帰っておくと便利です。

※ブクブクポンプ無しの場合、海水の入れすぎはNG!窒息死します。
※タイムシやチロリなどは粘液は虫を刺激しない程度に取り除く。
※タイムシは常温で管理します。冷やしすぎはNG!です。
※違う種類を一緒に入れない。釣具店などのエサ器は充分な濾過装置などで濾過をしているので大丈夫ですが・・・・。試しに石ゴカイと青ゴカイを一緒に同じエサ箱に入れてみて下さい、お互いの出す体液(毒素?)のため、弱ってしまいます。
※コウジなどを活かす時、塩化ビニールの筒を入れておくとそのなかに入っていることがあります。彼ら?は何も考えていないようなようすで、エサ器の中をグルグル回っていますが、やはりストレスを感じているのでしょう。
※コウジのヌルヌルの体液は、弱ったから出すのか巣作りをしたいから出すのかは、わたしはまだ判っていませんが、やはり取り除いた方がいいようです。
※ホンムシは海水濃度が高い方がいい色になります。しかし、青ゴカイは濃度が高いと背割れを起こします。むしろ海水濃度を下げるため真水を混ぜた方が状態がいいようです。
※私が釣具店をやっているときは、ホンムシの色を大事にしていたために、海水濃度はまずまず高いのを使用していたので、青ゴカイはエサ器に入れず、バットにいれて海水無しで冷蔵庫に入れていました。それでも状態よく管理できました、やはり青ゴカイの生命力は凄いと思います。
※チロリはあまり温度を下げない方がいいようです。海水たっぷりでブクブクポンプがあるといいのですが、それが無い場合はさっき述べたようにバーミキュライト・パーライトを入れ、海水はわずかに浸かるくらいがいいでしょう。取り出すときは、海水を加えて入れ物を揺すります。そうしたらチロリが取り出しやすくなるので、頭の方を持ってゆっくり一匹づつ取り出せばちぎれずに取り出せます。
チロリの持参に、いまだに海水に入れてブクブクポンプを使っている人がいるようですが、これだといつまで経ってもチロリというものがが扱いにくいイメージがぬぐい去れません。慣れれば簡単で、大げさなブクブクポンプなどはまったく必要ありません。

 よく釣具店さんで、チロリなどをビニール袋に入れてくれますが、これは動かさないでおくと海水の中に酸素が混じりにくくなります。虫エサですから、それでも酸素の消費量が少ないので、少々の時間は大丈夫ですが・・・・。
 以前、県北から大きなビニール袋にアマゴをたくさん入れて広島まで運んだことがあります。
 車が動いているうちは元気で泳いでいましたが、途中の喫茶店に入って一時間弱車を停車させていたら、数匹のアマゴが酸欠で浮いてしまいました。大急ぎで動き出すと間に合ったのか蘇生して泳ぎ始めました。
 車が揺れることで、酸素が常に水の中に混じっていたのでしょう。


 最後まで読んだあなた!ホンムシのとっときの保存法をお教えします。
 ただ、この方法は大量のホンムシがいないと、労多くして・・・・となりかねませんが・・・。
 クーラーの中に海水を入れ、当然ブクブクポンプは必要ですが、その海水の中に冷凍にしていた保冷剤を入れ、海水温をうんと下げて仮死状態にして保存する方法です。
 ただこれは、保冷剤を入れ替えなければいけないので、一般向きではありませんが・・・・・、何かのヒントに。
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2009/07/28 11:12 | 未選択

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