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注文通り魚を釣る。

 今から30年くらい前、凝り性の私は渓流釣りの本を買い漁って読んでいました。



  その中で、特に目を奪われたのは、ある川漁師(職漁者)が、旅館などから頼まれたら数とサイズを揃えて持ち込んでいた・・・・・といったお話。

 当時、その話に憧れを感じた私は、自分に置き換えて考えてみた。
アマゴやイワナはとても無理だが、キスならなんとかなるだろうか?と。
 例えば、「今週末に天ぷらサイズのキスを100匹お願い」「来週は刺し身サイズを20匹!」と言われたら、要望に応えられるだろうか・・・・と。
 しかし、到底ムリなお話だと、その職漁者の腕前をうらやましく思ったものです。

 なぜこんな古いお話を引っ張り出したのか・・・・・・・?
 実は、いつもお世話になっている方お二人から、「いつか味の店末永さんで飲みたいですね」と言われていましたが、ついつい機会が無くて延び延びになっていました。

 味の店末永さんにも、昨年の《釣りごろつられごろ年末総集編》で、ムリをお願いして、クラブの廣澤さんが釣ったカレイをしゃぶしゃぶにしていただいたままご無沙汰ばかり・・・・。

 カミさんがお休みの昨日、4月12日にその約束を果たすことにしました。
 そこで、末永さんで飲むなら、あの時のカレイのしゃぶしゃぶを再現しよう!と江田島にでかけました。

 行く前から、カレイを2~3枚用意しょう!!!と、まさに30年前に読んだ職漁者の心境です。

 しかし、潮廻りは若潮の次の中潮で、満潮は午前7時43分と引き潮を釣るような、私にとって苦手な潮回り・・・・・。 
 いつもは呉ポー発6時55分のフェリーに乗るのですが、今回は意気込んで6時20分のフェリーへ。



(フェリーからからは似島や、その向こうに広島市が見えます)

 釣り場に付いてすぐ竿出しできるよう、フェリーの中でタックルや仕掛けの準備。

 釣り場へは7時20分に到着、大急ぎで竿3本を投げ終える。
引きに入って30分、8時20分になんとか31㌢のマコガレイが釣れ一安心。

 その後も頑張る!が・・・・・・・、と言っても、エサは取られないしアタリも無い、つまり頑張りは空回りをしているわけ。

 そうこうしているうち、10時15分にやっとマコガレイ27㌢が釣れた。



 狙いどおりに釣ったマコガレイ2枚、この他にはアイナメの29㌢が1匹だけ。

 10時30分にに竿を納め、三高の野村水産さんで牡蠣を購入し、中町のシーサイド温泉に浸かり、12時17分のフェリーで帰りました。

 釣ったカレイは味の店末永さんに持ち込み、めでたくしゃぶしゃぶに供されました。

 30年前に読んだ職漁者のお話、少しでも近づけた・・・・・と、苦労の後の満足の一日でした。





















 

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2018/04/12 17:39 | 渓流釣り

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