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三崎のわんちゃんとの交友録・・・。
 4月4日、やむこともなく降り続く雨の中、『雨きらい、歩くのきらい、夜きらい』な私は、結構真面目に釣っていました。

 どこからともなく一匹の痩せたわんちゃんが現れた。しかし、かなりいじめられているのか、恐がって絶対に近くには来ない。
 あばら骨は浮き上がるほど痩せているが、赤ちゃん犬を育てているようす・・・。

 かわいそうになって、持っていたいなり寿司をやろうとするが、「うーぅ!」と精一杯虚勢を張りながら後ずさり・・・。
「おなかがすいとるんじゃろ、食べんさい」と言って、護岸に置いて下がると、警戒しながら近寄ってむさぼるように食べている。
 一個じゃ足りないだろう・・と、また持って行くと「うーぅ!」と威嚇してくる・・・。
 同じパターンの繰り返しで、ついにいなり寿司3個と巻き寿司5個平らげてしまった。
 こちらはその間、あまり釣りに身が入らない・・・。
 結局、その日はそのわんちゃんと仲良くできなかった・・・。


 翌日、釣っているところにまた昨日のわんちゃんが・・・・。
 

(二日目ともなると、少しは警戒心を解いたのか、かなり近寄って来た)

 今度はクーラーの中から、ベビーチーズを出して昨日と同じように置いてやって食べさせる。
 だんだん近くに置いてみる・・・・・。かなり警戒心を解いたのか終わり頃には1mくらいまで近寄って食べ、ついには3mくらい離れたあたりで背伸びをしたりあくびをしたりして、座り込んでしまった。

(仲間だと思ってくれたのか、すぐ近くで座り込んでしまったわんちゃん。眠そうな目で気持ちよさそう・・・)

 見た目は、我が家の愛犬ぷりんとはまったく異なるわんちゃんだが、眼はきれいに澄んでいて、やはりその眼をみているとぷりんを見るのと同じ気持ちになる。

 ベビーチーズ6個と腸詰めソーセージ半分たいらげてしまい、完全に安心しきったのか、すぐ近くの草むらで寝っ転がってしまった。
 クラブのN浜さんが、パンを何個かにちぎってやると、それを4つばかり咥えたまま帰って行った・・・・。子いぬに持って帰ったのかも?
 あのわんちゃんは、次の日も私を探してあのごろた石の浜に行ったかも知れないですね・・・・・。


 雨の中を釣ったので、珍しく帰ってから竿とリールを洗った。
 乾かすために立てかけていたのだが、釣り人の性(さが)でついつい竿先を見つめてしまう・・・・・・、アタリなどあるはずは無いのに・・。

(ついつい、竿先を凝視してしまう・・・・・)

 そうそう、竿を洗ったあと軽く伸ばしたつもりなのに、1本の竿が入りにくくなってしまった。固着状態になったのでしょう・・・。幸い、つよくひねってみると納まったが、みなさんも、濡れた時は予想以上に竿が出てしまい(並継ぎの場合、入ってしまう)、にっちもさっちもいかなくなるのでお気をつけ下さい。
 この固着現象は、水に濡れる渓流竿ではよく起こりますが、投げ竿も雨の日などに中途半端に伸ばしていて、思いっきり振った時などに、出てはいけない部分まで出てしまった事例も目にしています。
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2009/04/08 13:01 | 遠征のお話・思い出

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