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イシガレイ:マコガレイ
 おさかなの概念をくつがえした、この扁平な体型・・・・。どうも神秘的な感じがしてならない。
 私は若い頃、「デパートのショウウィンドウの中でもどこでもいいから、寝ているだけで20万円貰えんかいの・・・」と冗談を言っていたことがある。
 カレイは進化を遂げるなかで、私が考えたように「寝ていて・・・・」と考えたわけでもあるまいが、マグロのように止まったらいけないおさかなや、いつもひれを動かして浮いているのがしんどくて、いっそ真っ平らになって砂のなかに潜って・・・・と?考えたのか、まったく不思議なおさかなである。

 その中でも、イシガレイ・・・・・こいつは判らない?
 私が投げ釣りを本格的に始めた約40年くらい前、イシガレイの釣り場と言えば、周防大島の開作・油宇・日向泊など、上関や長島の蒲井や四代。
そして愛媛県の忽那七島などが有名釣り場だった。
 当然、マコガレイのように砂泥底ではなく、砂礫底の潮流の早い場所を好むと信じ切っていた。
 その後、広島湾の奥部の宇品島の海苔ヒビの間に投げて釣った時にはびっくりしたもの。
 また、広島市を流れる川で釣れるのは、ほとんどがイシガレイと知りこれまたびっくりしたものです。

(謎の多いイシガレイ)
 先日私が江田島で釣った上の写真のイシガレイ、もう充分成熟した卵を抱いていた。
 マコガレイのエリアにいて『間違い』はおきないのだろうか・・・・。
 もしマコガレイとの間に子供が出来たら『イシノマコ』(古いお話ですみません)になるのでしょうね。
 この『イシノマコ』も噂は聞いたことがあるが、まだ自分では確認したことはない・・・。
北陸地方では、ずいぶん昔からヌマガレイとイシガレイの交雑した『イシヌマガレイ』が確認されている。
私が江田島のとある湾で釣ったイシガレイは、カレイのなかでは『プレイボーイ』(マグロ漁師?)なのかも知れない・・・・。


(こちらはぽっちゃりと魅力的なマコガレイ。イシガレイを誘惑するに十分な魅力を備えているように見える・・・)
 
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2008/12/05 20:55 | お魚の生態

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