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自分探し・・・・・・・。

 四国遍路やバックパッカーの若い人たちが「自分探しの旅」と言っているのを聞いたことがある。
 それを聞いた世の大人たちは、「自分なんか探しても見つかるはずはない」などと揶揄する。

 私はよくよく考えるに、四国遍路などは「自分探し」というより「自分自身を見つめなおす」ことには役立つのではないだろうか・・・・・・・・と思う。

           

 四国遍路に限らず、毎年出かけている鹿児島県の甑島でも感じることです。

 人は、否が応でも大勢の中で生きて行かなくてはいけない。
それが証拠に、いくら「アウトロー」を気取ってみても、陽が暮れれば家のドアを開けている・・・・・・。

 そのように、周囲との付き合いや妥協での日々は、言うならば「慣性の法則」のようなもの。
仕事に限らず、ご近所付き合いや、趣味の世界においてのお付き合いもまた然り。
 悪口や不毛な議論の中でも、我慢して生きていかなくてはいけない。

 生きるための報酬を得るために頭を下げたり絞ったり・・・・、いつしか何か分からないものの中に、自分自身が埋没していくことも・・・・・・・・。

 そんな時、今の境遇を他人のせいにするでもなく、やたら落ち込むこともなく自分自身を見つめなおすために、四国遍路や甑島への一人旅がしたくなるのです。

 甑島・・・・・・・・、この島はわが師との懐かしい思い出だけではなく、一日あれば十分廻れる範囲で、広島弁で言うところの「たう(届く)」島なんです。
 そうなると、島をぐるりと廻ってみての残りの時間は、足そうが引こうが、雨が降ろうが晴れようが自分自身の、思うがままの時間が待っていてくれるのです。
 携帯のバイブも着信音も消して・・・・・・・・。

 四国遍路で、よく「無」になると宗教的・哲学的なことを言う人もいるが、少なくとも私は違います。
 とにかく自分自身を意識しながら前に進み、ある時は留まり「思い残し」というものをなるべく残さないように廻っています。
 お遍路は「同行二人」と言われ、お大師さまと一緒に廻っている・・・・・と言われますが、私は私自身と反省したり励ましたりと、自問自答しながら二人で廻っているのです。

 ただ、私も人の子、愛犬ぷりんのことだけは気になり、ついつい現実に引き戻されていますが・・・・・・。

                   




 いよいよ今週末は『全日本キス釣り選手権大会』、先日の愛媛協会50周年記念大会の日と同様、天気予報は雨とのこと・・・・・・・・・・(>_<)
 絶対に、周りに雨男か雨女がいるに違いない・・・・・・・・・。







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2016/06/16 13:50 | 四国遍路
友はありがたい!

 3月26日から4月3日まで、大事な母の追善のために四国遍路に行ったことは書きました。

 昨年に続き2度目なので、納経帳には「重ね判」と言って、墨書は無しで朱印だけいただくようになっています。



 墨書は一度目だけで、二度目からはご朱印だけを重ねて押していきます。
訳あって、左の31番札所「竹林寺」は三度目なのでご朱印が3つ押してあります。
(左上の青や紫の印は、四国霊場1200年記念の判です)

 今年は逆打ちで廻って、家に帰ってよくよくご朱印帳を見てみると、「なぁ~んとおぉぉぉ~!」一番札所徳島県鳴門市の霊山寺のご朱印が押してないではありませんか!!!
 確かに一番札所まで廻り、高松道路の板野インターから引田インターまで高速を走り、国道377号線で88番札所大窪寺まで行ったじゃないか!!

 よくよく考えてみました。
霊山寺のご本堂にお参りして、「さぁ大師堂へ」と私の金剛杖を探しましたが、杖立てには見当たりません?



(写真真ん中が、金剛杖)

 よくよく見ると、私の金剛杖を目より高く捧げて、そこに書かれている《般若心経》を唱えているおじさんがいるじゃないですか!?

 熱心に唱えているので、「返してください」とはとても言えず、おじさんが般若心経を唱え終わるまで横で待っていました。
 唱え終わり、私に気づいて「すみません・・・・・」と謝るので、「いえいえ私もご一緒に唱えさせていただきましたよ」と言って返してもらいました。
 
 それにしてもさすが一番札所、参拝の人たちや外国人観光客が多いのに圧倒される・・・・・。

 言い訳にはなりませんが、杖の件と外国人観光客の多さに圧倒され、作法通り本堂と大師堂にお参りしておきながら、納経所に寄るのを忘れていたようです・・・・・・・。

 形から入る私、せっかくお参りしたのに、88ヶ所のうち一ヶ所ご朱印が無いのは・・・・・。
ふと考えたのは、徳島県在住のがまかつテスター矢野勝彦さん。



 矢野さんには何年か前に《アオギス》調査のため、吉野川河口付近のシロギス釣りにお付き合いいただいて以来の仲。
 「ちゃんとお参りは済ませているので、決してインチキではありませんので、お時間がある時で結構なので、霊山寺さんでご朱印をいただいてきてください」と。



 こんな間抜けのおじさんの願いを、こころよく引き受けていただき、無事88ヶ所のご朱印が揃いました(^^ゞ



(晴れて二つ目の重ね判をいただいた、一番札所霊山寺のご朱印)

 松山では、ほとんど昼ごはんも食べずに、お参りするか走り回っていた5日間を、《葉月》さんでねぎらってくださった友、家に帰ってからは間抜けな私に代わってご朱印をいただいてくださった友、ほんとうに釣りを趣味にしていてよかった!と思う四国遍路でした。




(愛犬ぷりんとえびね)










2016/04/21 19:53 | 四国遍路
kaidann、怪談、階段?

 今回の四国遍路、クルマでの総走行距離は2,185kmでした。
歩きも大変なもので、いつも釣りでは「歩くのきらい」を言い続けている私、しっかりと歩きました。
 階段の多さも半端なく、途中で息が上がりそうになることも何度か。
先日、しょうもない怪談話をしたせいで、バチが当たった・・・・・と独り言を言いながら何段も何段も石段を登り降りしました。

 石段の多かった札所の写真だけ何枚か並べてみます。
退屈になられたら、途中でスルーしてください。
(最後に釣り関係を、ちょこっとだけ書いています)

  

(高知県土佐市宇佐町 36番青龍寺 元横綱の朝青龍が高校時代この階段を上り下りして足腰を鍛えたそうです)



(高知県安芸郡安田町 27番神峰寺の石段の一部)

  

(高知県室戸市 26番 金剛頂寺の石段の一部)



(高知県室戸市 25番 津照寺の石段)

 この次の次、23番薬王寺も男厄坂、女厄坂などかなり高いところにあります。

  

(徳島県阿南市 22番 平等寺の石段)



(徳島県阿波市 10番 切幡寺の石段)

  

(徳島県鳴門市 2番 極楽寺  )

 

(香川県坂出市 81番 白峯寺

  

(香川県三豊市 71番 弥谷寺 、550段以上の階段があります)



(四国中央市 65番 三角寺

  

(愛媛県松山市 52番 太山寺

  

(愛媛県久万町 45番 岩屋寺、私的にはここが一番きつかった)



(愛媛県久万町 44番 大宝寺


 どうも!最後まで見ていただいてありがとうございます。
そう言えば、月曜日に柳井市大畠~岩国市の間で、カレイ狙いの竿にマダイの58㌢が釣れていましたよ!!
 花見ガレイやアイナメに加え、もう上りチヌやマダイが狙える時期になりましたね。











2016/04/05 20:31 | 四国遍路
果たしてお大師さまに出合えたのか?

 閏年は、四国遍路を逆打ちするとお大師さま(弘法大師)に会える・・・・・・とか。
中でも酉年の男は確率が高い・・・・・・・・・とも。

 一日目は高知県USA(宇佐)にある36番札所青龍寺から28番大日寺(香南市)までしか廻れず。

 二日目は高知県安芸郡安田町の27番神峰寺(ここは三菱財閥創始者岩崎弥太郎のお母さんが毎日、現在の安芸市から「出世しますように」とお参りりしたと言われる)から打ち始め12番焼山寺まで。

 三日目は、11番藤井寺(徳島県吉野川市)から1番札所霊山寺(鳴門市)を打ち、すぐ近くのインターから88番札所大窪寺(香川県さぬき市)に一番近いインターまで高速を使い、80番国分寺(高松市)まで。

 四日目は79番天皇寺(坂出市)から61番香園寺(愛媛県西条市)まで。

 五日目はやはり西条市の60番横峰寺から、46番浄瑠璃寺(松山市)まで。
その水曜日の夜は、古くからの友人と一献傾け、《葉月》さんで昨年同様飲み放題で、ご馳走をいただき、お接待価格にしていただいた・・・・・・・。

 六日目、距離は結構あるものの残すは9ヶ寺、のんびりゆったり遊ぶことに。

 ところでタイトルのお大師さまに出合えたか?ですが。
この六日目は、とても貴重な経験ができた一日でした。

 まず、愛媛県の山中のとある場所で、大好きな自然の中をのんびりとカメラを首から下げてあるいていました。
 その時、今まで見たことのない動き方(飛び方)をする野鳥を見つけカメラを向けました。
ただ、望遠レンズではなく55ミリレンズだったので、とりあえず鳥のいる方向に向けてシャッターを切りました。

 帰宅後、その写真をアップしてみると、なんと《ヤイロチョウ》ではありませんか!!!!



(画面中央、やや左にいます)

 ヤイロチョウにお目にかかるなんて、ほぼ奇跡に近い体験です!本当に感動ものでした。



(同じ場所で見つけたサイハイランの群落、これなどもランきちの私には感動モノです)

 もう一つあります。
 この六日目の夜のこと、絶対に聞こえるはずのない場所で「チ~ン♪」と鉦を叩く音が一回だけ聞こえました。

 空耳でもなんでもありません。
不思議な気持ちで思い返し、絶対にお大師さんが「母が父の所へたどり着けますように」との、私の願いを聞き届けてくださった・・・・・・・と信じています。

 お大師さまの御姿を直接目にすることはできませんでしたが、この二つの体験には不思議な感動をおぼえました。



(他には、今回最後のお寺、高知県窪川町の37番岩本寺では、本堂と一緒に列車が写真に撮れました!)

 
 ところで、私の親不孝のせい?なのか、七日目の宇和島・宿毛・足摺岬は暴風雨に見舞われました。
 足摺岬にある38番金剛福寺の駐車場にあるトイレで、濡れたからだで寒そうにしているネコちゃんがいました。



 私のせいで暴風雨になり、すまない気持ちで話しかけましたが、どうもこのネコちゃんは昨年好天の駐車場で、目を細めて昼寝していたネコちゃんのような気がしてなりません。



(こちらは、昨年同じ場所で私を迎えてくれたネコちゃんです)

 私の目には、同じネコちゃんだと映るのですが・・・・・。
「ねこ博士」の《へんしゅうぶろぐ》のレイアウトYさん、鑑定の結果はいかがでしょうか?
















 


2016/04/04 20:36 | 四国遍路
無事帰広!
八泊九日の四国遍路から無事帰宅しました。

たくさん写真を撮りましたが、パソコンが壊れて取り込みができません。

 八十八ヶ所すべての札所でおこなったことは。
山門を入る時に一礼
手洗い口すすぎ
鐘を撞く(撞いてもよいお寺)

本堂でロウソクを灯し、お線香を供え
願いを書いた納め札を「納め札箱」に入れる
お賽銭を入れる
「母が父の所に無事たどり着けるようお導きください」と、みんなの健康と平穏を

次に、大師堂にお参りして、本堂と同じ行為とお願いを。

 なぜ「母が極楽浄土へ’」とお祈りしなかったかと言うと、もし私同様、波乱万丈の人生を送った父が極楽に行っていなかったら、母とは会えないからです(^_-)

 4月1日は、母の誕生日でした。
その日の足摺岬は大荒れで、母から今の生き方を戒められた気持ちでした。

 四万十市のニュー民宿中村で、二度寝までした私はこれまで行ったことのなかった《佐田の沈下橋》に行ってみました。

   

 (高知四万十市にある佐田の沈下橋)

 そう言えば、3月30日に松山市に泊まったおり、友人との待ち合わせにはまだ時間がたっぷりあるので、市内電車に乗って道後温泉を目指したところ、大阪などと同様かの国の人たちであふれかえっていた。
 仕方なく温泉はあきらめて、ただ電車に乗りに行ったようなものだったが、四国の西南端に近い地の、この橋にもほとんどがその国の人たち。

 さてさて今回の四国遍路、最後のお寺は窪川町の岩本寺、本堂から7~8mのところをJRの列車が走っていて、本堂と列車を撮るため一時間以上滞在。
この写真は、パソコンが直ってから掲載させていただきます。

 今日は、楽しみにしていた《高知日曜市》を二往復し、あれこれ買い込んだのち、愛犬ぷりんの待つわが家へと急ぎました。

  

 最初は大喜びで迎えてくれましたが、今はこんなにくつろいでいます。
早速、シャンプーとカットをしなくては。

 それにしてもタブレットは難しい(ToT)
指先が滑るのか?いらない文字がすぐ出てしまうので、これだけ打つのも一苦労・・・・・ストレスを溜めるようなもの、早くパソコンが直って使いたい。













2016/04/03 20:16 | 四国遍路

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