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佐藤一斎一日一言。
佐藤一斉、美濃岩村藩の家老の次男、1772年~1859年。

 1841年、門弟三千人と言われる《昌平黌》の教授となる。
当時の昌平黌には佐久間象山、山田方谷、渡辺崋山らがいて、吉田松陰、西郷隆盛などに大きな影響を与えていると言われている。

 その佐藤一斉の言葉が、1月1日から12月31日まで、「一日一言」として紹介されている。



  その5月30日の言葉に、《人情は水の如し》とある
「人情は水の如し、之をして平波穏流(へいはおんりゅう)の如くならしむるを得たりと為す。若し然らずして、之を激し之を塞がば、忽ち狂瀾怒涛を起こさん。懼れざるべけんや」

 解説には、「人情はあたかも水のようなものである。そのため、これを静かな波や流れのようにさせるのが、最も的を射たやり方である。もしそうせずにこれを怒らせたり塞ぎ止めたりしたならば、忽ちのうちに荒れ狂う大波が巻き起こってしまう。懼(おそ)れ慎まなくてはならないことだ」とある。

 人間付き合いというものは、水の流れと同じく簡単なようで実は複雑なものですね。
私も過去には、ちょっとした行き違いで交流を絶つに至った人が何人か・・・。(私は以前から言っていますが、相手から縁を切られることはあっても、よほどのことがない限り決してこちらから縁を切ることはありません)

 私は相手から交流を絶たれたかなと思う場合、一度は辞を低くして連絡をしてみることにしています、が決してへりくだるのではなく、これまでと同じように親しみをもった話しかけ方で

 そんな時、相手も口は一つずつだからお互い様だよな・・・・と思い直してくれればいいのですが・・・・・。
 ただ、それまでの親しい交友を簡単に絶てる人は、たとえ元にもどっても、いずれまた同じようなことが生じたら音信不通になる
かもしれませんね。
 なので、返事が無ければそれを気に病むことはありません、それはそれでこちらも気持ちの切り替えができますからね。

雨降って地固まる》とはなかなかいかないのが現実だと思います、皆さまの場合いかがでしょうか。

 私は、その人たちが釣り教室のお手伝いなどに、ひょっこり笑顔で現れれば、何のわだかまりも無く従来通りのお付き合いをしますが・・・・・・。

 ともあれ、一度は《友》として交わった人に、交流を絶たれるとは私もまだまだ人間が出来ていませんね・・・・・・。

 本当の親友と言える人なら、少々のことではお互い縁は切れないのですが。



 









































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2021/11/10 19:54 | 小難しいお話

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