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私が尊敬する偉人たち・・・
私の釣りライフ、感銘を受ける偉人3人がいます。

『酒と旅を愛した詩人 若山牧水』
『植物学の大家 牧野富太郎』
『旅する民族学者 宮本常一』

 若山牧水は日向(宮崎県)の東郷町に生まれ、日本国中を旅してたくさんの詩(うた)を残している。
 私が好きなのは、中国地方を巡りて10首のうち 
『けふもまた こころの鉦(かね)を打ち鳴らし 打ち鳴らしつつあくがれて行く 幾山河越えさり行かば 寂しさのはてなむ國ぞ今日も旅ゆく
峡(かひ)縫ひて我が汽車走る 梅雨晴れの雲さはなれや吉備の山々』
この詩たまらなく好きなんですよ・・・・・。

 他にも、旅中即興の詩として、周防國(山口県東部)伊保庄村(現柳井市伊保庄)の友人宅に泊まった時に詠んだ詩
『石蕗(つわぶき)の花咲きみてり 君が家の寂びて並べる庭石の陰に 月夜にし今宵ありけり遠く来て 泊まれる此処の庭を見やれば』
 この詩も大好きなんです・・・。


 続いて牧野富太郎博士、高知県の佐川町生まれの植物学の大家。
日本の植物学と言えば、まず第一に思い浮かぶのがこの牧野博士。
 現在より格段に交通の便も悪かったと思える昭和初期に、広島県山県郡の(現在北広島町の)八幡湿原に2度も訪れ、カキツバタの群落に感嘆し、ナデシコの汁を服に付けて喜んだりしたと伝えられている。
 
(1984年、高知市の五台山にある牧野植物園に行ったおり、牧野富太郎博士の銅像の前で撮った写真。台座には「にぎりたけ にぎりがいなき 細さかな」の句が刻んである。私もずいぶん若くてスリムでしたね・・・)


 最後は、周防大島(旧東和町西方)出身の、民族学者宮本常一。
旅する巨人という本も出版されている。
 多い年は年間200日以上旅をして、ややともすると見落とされがちな生活・風俗・習慣などの写真を撮り続け、離島振興法などにも尽力された偉人です。

 この偉人、3人の生き方を見ていると、孔子が自分を評して言った言葉を思い出します。
『憤を発しては食を忘れ 愉しんでは憂いを忘れ 老いの将に至らんとするを知らざるのみ』
 多分、この3人の偉人はこのような生き方をされたのだと思います。

 私の釣りライフの折々、この3人の旅を愛した偉人をお手本に楽しんでいる。
 叙情は若山牧水を、植物は牧野富太郎を、風俗・習慣は宮本常一をお手本に釣り歩いている。

 もちろん釣りは鴨谷計幸師、写真は鴨谷師を介して知己を得た広島の写真界の第一人者『迫幸一先生』を念頭に置いている(迫先生とは面識はありますが、直接お教えを請うたことはありません・・・)

 おとといの釣りは、『旅する釣り人』の本領発揮で走った走った・・・・。(世の中、釣り師とか釣り士とか自分を称している人がいますが、私はとてもそんな域には達していません。『旅する釣り人』とでも言わせて下さい。)

 昭和51年7月4日、この橋が開通しなければとてもこんな風景にはお目にかかれなかったはず・・・・。

(当時は600円、つまり今回なら3往復で3600円掛かっているのだが・・・・)

 走り回ったお陰で、カレイは28㌢だったがネズミゴチとキューセンベラのAランクぎりぎりが各1匹づつ釣れた・・・。めでたしめでたし・・。
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2009/10/30 19:59 | 小難しいお話

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