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報恩の旅 最終章。

  やって来ました《川内高城温泉》 前回が2015年8月だから、なんと3年半振り。

     

 さっそく石原商店に行き、おばちゃんに白いかのこゆりのお礼を言って広島土産を。

 テレビ番組《遠くへ行きたい》で渡辺徹さんが来たのを観ましたよと話をすると、「そうなんよ、急に《あくまき》を作ってくれと言うんだから」と、言いながら話し終わらないうちにおばちゃんが手を伸ばしたのは、おばちゃん手作りのあくまき。

 座ったままで手の届く範囲に置いたあくまきや、それを入れるビニール袋を手にとり、おまけには売り物のきな粉まで袋に入れて手渡してくれる。

 モノをもらったから言うのではないが、白いかのこゆりの時と言い、今回と言いまったくなんのてらいもない、そのさっぱりとした所作に感嘆!

 実は、鹿児島からの帰りの新幹線の中、幅2㌢、長さ5~6㌢の黄色いビニール片が通路に落ちていました。
 通る人も車掌さんも気にならないのかそのままに・・・・。
気になって仕方がない私は、トイレに行くついでに拾って車両のゴミ箱に。

 今日、広島県庁での会議の帰り、アストラムラインという乗り物を待っているとき、大きな音に振り向くと両手に荷物を持った奥様が、ご自分のほどけた靴紐を踏んづけたと言って倒れている。
 すぐさま駆け寄りましたが、女性の脇に手を入れて起こすにはやや抵抗があり、他の女性が手助けをするにまかせ、荷物を拾ってあげたあと、両手がふさがっているその人の靴紐を結んであげた。
 何個目の駅で降りるとき、その方が私のところにお礼に来られたので思わず立ち上がって「いえいえ」と。
《閑話休題》

 決して自慢話ではありません、私は石原商店のおばちゃんのように、ためらうことなく行動することに共感し、頭で考える前に私もそのように生きたいと常に思っているのです。

 亡くなったご主人のことを「商売上手だった」と誉めるが、おばちゃんもなかなかの人。
これだから、私はその心意気がすっかり気に入って遠くまでお礼に来る気になるのです。
(一緒に写真に写りましょう!と言いましたが「いやいや私は・・・」と)



(いただいて帰ったあくまきと、このあと行った竹屋本館の女将さんにいただいた記念タオル)

 ここでのもう一つの目的、高城温泉の竹屋さんの内風呂!!!
カミさんは近代的な方へ入るのをすすめ、私はお気に入りの竹屋本館の内湯へ。





(カミさんにすすめた竹屋さん新館の温泉)



(私が入った、竹屋本館の内湯)

 竹屋の女将さんにも、なんとか私のことを思い出していただいて、今回の旅の目的はほぼ果たせました・・・・・・。

 最後は、薩摩川内市の高江へと高速道路の無料区間を走る。

 2012年5月23日に、下甑島の長浜にある民宿《道》さんで同宿になったF山さまのお宅へ。
事前にご連絡もせずにお邪魔しましたが、幸いなことにご在宅でお元気そうなお顔を拝見し一安心。

 川内駅でレンタカーを返して、新幹線に乗って広島へ。

 愛犬ぷりんは、玄関で出迎えてくれました。

       


 ところで今日、天皇陛下は、昭和天皇の御陵に退位のご報告をかねてお詣りされたとのニュースが。

 4月には初代天皇とされる《神武天皇》の御陵墓にご報告に詣でられていました。

                          

        (奈良県橿原市にある神武天皇陵)

 その様子を、私の下手な俳句に詠んでみました。

すめらぎの 詣ず御陵の 春めけり』と。
すめらぎとは天皇をさし、天皇がご先祖の御陵にお詣りして退位をご報告、戦のなかった平成がここに、春ですねぇ・・・・・との思いで読みましたが、出来が悪かったのでしょう、時事ネタの俳句部門ではイチローや土俵、競馬ネタの俳句には及びませんでした・・・・・・・。

















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2019/04/23 12:30 | 未選択

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