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売り手市場。
売り手に買い手・・・・・・、我らが《息抜きのための趣味、釣り》にも当てはまるとは、いやはや・・・・・。

 私が投げ釣りに目覚めた昭和40年代半ば、今のようにSNSとかネットとかまったく無く、釣り方や釣り場など知りたくてもほとんど情報は無し。
専門の釣り雑誌も無く、RCCラジオで週イチの釣り情報があるだけ。
 その釣り情報も、「山口県長門市仙崎のかまぼこ工場の裏で、座布団ガレイがバッタバタ!」とのたまう。

 会社の同僚で、一緒に投げ釣りを始めたテラさんともう一方と3人で、一般道をひた走りラジオ放送のその釣り場に着きましたが、夜間の街灯に照らされたかまぼこ工場の裏手は、どこまで投げても水深5mあるかなしかの有様に、竿も出すことなく瀬戸内海側に引き返し、秋穂海岸でのアイナメ釣り(小型)をして帰った苦い思い出も・・・・・。

 投げ釣りの上達には、まずクラブに入ること!とテラさんと。
しかし、当時の広島サーフは会員100人を超える大世帯、怖気づいた私たちは会社の同僚が入会していたクラブからが投げ釣りの始まりだった。

  

 今はどうでしょう?
情報は(正確or不正確はともかく)溢れかえって、わざわざクラブに入ってまで・・・・・というキャスターがほとんど。
 しかし釣りクラブの多くは、昔のまま《会員募集!》と謳うところがまだまだ多い。

 何年か前、名古屋の友人の大田さんが言うには、「愛知県のJOFIが、会員大募集中!」と明記したら、金森先生に「スーパーの安売りではありません、マナーの良い釣りをしようと思う方だけが集まればいいのです」のような内容のことを話されたと。

 それを聞いた私は《目からうろこ!》、それからは、私の関係するクラブでは一切《会員大募集!》なる文言を掲載したことはありません。
 なぜならば別に私たちは営利団体でもなく、目新しいことを伝授できるほどの術も持ち合わせていないので、あえてこちらから入会を入会を!と腰を折ることはないのです。
 しかし、昭和~平成~令和へと続いた現在、私やクラブのみんなと同じ空間で、投げ釣りという同じ趣味を楽しみながら過ごして行けた・・・・・という、ただそれだけを感じてもらえたらいいと思って仲間になっているのですが・・・・・・。

 ずいぶんと昔のこと、まだ私が会友を誘っていたときのこと、あるキャスターに「うちのクラブに入らないか?」と言ったら、さも自慢げにワシは、◯◯サーフからも△△クラブからも誘われている!」と・・・・・・・・・、それを聞いた私はげんなりしました。

 私たちが始めたころからみると買い手市場から売り手市場に変換したのでしょうかね。
私は、心からお付き合いできる人たちと、溢れかえる情報や物資に《成金》状態にならず、地道に釣りを楽しみ、余った時間は投げ釣りを目指す子どもたちのための《釣り教室》のお手伝いなどをしていきましょうね!





 そんなお仲間なら、喜んでお待ちしていますよ。

 




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2019/08/24 20:07 | 未選択

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