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渓(たに)開く!!
昨日、3月1日は広島県の渓流解禁日。

 今年の積雪は半端じゃない量と聞く。

 昨シーズン、今シーズンと「雪が降れば、家から出なければいいや・・・・」と、面倒なのでスタットレスタイヤに替えていないので、小さなわき道には入れないのは覚悟で出かけた。

 若いころは友人と共に、島根県の匹見町の高津川支流や、広島県の吉和にある細見谷や中津谷にも入渓していたが、最近では芸北町(現北広島町)の里川をのんびりと一人で釣り歩いている。

 大佐川のとある場所に6時前に到着するが、まだ薄暗いので車の中で明るくなるのを待つ。
この場所は、何年か前の解禁日に対岸で釣っていた地元の中学生が、尺を超えるアマゴを釣り上げた場所。
 2年前には、私も尺には届かないものの28㌢の野性味たっぷりのアマゴを釣り上げたことがある。
このアマゴは、釣り上げた瞬間は赤みを帯びたすばらしい色をしていて、今でもその時のそのアマゴの姿が目に浮かぶ。

 さて、7時前になると明るくなってきたので、釣り場に向かうがいつもにはない積雪量で、下手をするとヒザ上まで雪に埋まってしまう。
 こんな場合、大股で歩いているとズボッとはまってしまい、股裂き状態で力が入らないので脱出するのに一苦労。
慎重にゆっくりゆっくりと小幅に歩を進めて行くに限る。

 川は先日からの雨と、その雨によって解け出した雪解け水でものすごい水量・・・。
どこから仕掛けを入れようかと悩むことしばし・・・・・。
半端なところに入れると、すぐさま仕掛けは流されてしまうので、仕方なく反流点から仕掛けを流し込むことに・・・。

 いつもと勝手が違う中、それでもなんとか4匹のアマゴを釣り上げたところで、もう少し小さなポイントに移動することにした。



(ほぼ一年ぶりに対面した、きれいな天然アマゴ)

 次は、小場所を狙ってみようと思ったが、こちらも積雪量が多く歩くのに難渋。
川沿いを数百m歩くようなので、これでは歩けない・・・・・と、20mくらい歩いたところで引き返し、カミさんの姉の家に行き、雪の上を歩く【カンジキ】を貸してもらうことに・・・・。


  
 カンジキを借りたので、雪の上は結構楽に歩ける・・・。
この小場所も、いつもは幾段もの小さな落ち込みがあるのだが、あまりの水量にその小さな段落ちはあってないようなもの・・・・・。
 
 ここでびっくり今までに釣ったことのないような、10㌢にも足りないくらいのちびアマゴが3匹食ってきた
今までは、いくら小さいと言っても13~14㌢はあったが、こんなサイズを釣り上げたのは生まれて初めて・・。
キレイなちびアマゴだったので、その川では自然繁殖をしているのだな・・・・・・と、少しうれしくなった
 
 10時半過ぎ、いったん釣りを中断し、せっかく芸北まで来たのだから、所要時間15分くらいで行ける、島根県浜田市金城町波佐にある【明治屋の鯖鮨】を買いに・・・・・。
 
 ふたたび大佐川に帰って釣り始め、何匹目かにこれが釣れた。 
 
 
(イワナの変種、ゴギ)
 
 途中で降ったりやんだりの冷たい小雨で冷え切った身体を温めるため、12時前に切り上げて島根県の旭温泉に浸かって帰った。
 
 以前、鴨谷師に解禁日のおみやげに、アマゴをお届けしていたころは、11時前には30匹をかるく越えていたのだが(鴨谷師の教えは、むやみな殺生をしても仕方が無い、そこそこ釣って楽しめればそれでいい・・・・を守り、30匹を越えたら10時でも竿を納めて、あちこちの温泉に浸かって帰っていた)、今年はリリースサイズ3匹を含め、アマゴが14匹とゴギが1匹だった・・・・。
 どうも最近は、根が続かないのか、他人の足跡があったらイヤになってそこは釣らない・・・・からなのか?数が釣れていない・・・・。
 
 ここで、ご存知の方も多いが、ご存知でない方のために・・・・・
 
アマゴとは、天然では神奈川県の酒匂川以西の太平洋と瀬戸内海に流れる河川に棲む、サツキマスの陸封型。


近縁種のヤマメとは、体側に散らばる朱点があることで区別される


 


ゴギとは、中国地方の水系に棲むイワナの変種で、白斑が頭の上まで散らばる
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2011/03/02 16:07 | 渓流釣り

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