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瀬戸内のおさかな、ここ数年の変化・・・
 先日海ケムシのお話を書きました。(10月18日と24日)
この毛はやっかいで、刺さった場合に抜こうとしてもポキポキ折れてしまう。おまけには毒があるので、ハリから外す時には気を付けたい。

 ゴンズイも、ここ数年で広島湾のかなり奥部まで釣れ始めた。この魚の胸びれと背びれに硬い毒棘がある。

 今までは広島湾奥部で気を付けるおさかなと言えば、小さくて真っ赤っかのハオコゼくらいだったが、海水温上昇でいろんな毒魚や生物が登場してきた。

 先日の中国新聞には、アイゴが繁殖し海藻を食べるので磯焼け状態になっているとの記事が掲載されていた。
 これとて驚くにはあたらないのかも知れない。なぜならば、グレが釣れ始めた時点で同じ海域に生息するアイゴが増えてもおかしくないから・・。
 このアイゴ、写真に写っている背びれの他に、頭部に口先に向かう方向への毒棘を一本隠しているから要注意。背びれを全部ハサミで切ったから安全!と触ってしまうと大変!!


(このチビアイゴが釣れた時、思わずヒイラギかと思って手で握るところだった)

 フグもそうだ。
 先日のかめや釣具安芸府中店のカレイ大会で、38・8㌢と30㌢オーバーのカレイ、そしてマダイの40㌢オーバーを釣って来た『天才進之介さん』(スタッフということで、かわいそうだが参考記録になってしまった・・・涙)が、変わったフグを2匹袋に入れていた。
 そのフグ、いままで広島湾にいたクサフグや、10数年前から釣れ始めたヒガンフグとは違うフグだった。
 そのフグは山陰の萩市沖ではよく見かけるフグだが、私は瀬戸内海で見るのは初めてだった。
 無毒だろうか?と言うことだったが、シロサバフグなら無毒とのことだが、よく似たクロサバフグやカナフグ、そしてセンニンフグなら毒があるので、やはり素人判断で食べるのは控えたい。




 グレが釣れたり、カワハギが釣れたりと釣り人にとって良いことばかりではない、くれぐれも見慣れないおさかなや生物には気をつけましょう。
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2008/11/04 20:06 | 釣りのきらわれ者

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