忍者ブログ
カレイの狙い方についての疑問、3題・・・・。
 時々、
『カレイはルアーで釣れるのでは?』
『カレイの引き釣りは可能?』
『カレイは夜釣りで狙えるの?』
など、新しい(以前から考えていた方もおられる)質問やお話を聞きます。

 まず、『カレイはルアーで釣れるのでは?』と聞いてきた方は、河口などでクロダイ狙いのMリグなどに石ガレイがまれに釣れる事から、そう考えたようです。
 そう言えば、今年の3月に江田島市沖美で釣った28㌢のカレイ、おなかを開けてみたら3~4㌢の赤ちゃんキューセンベラが3匹出てきました。


(カレイのおなかから出て来たあかちゃんキューセンベラたち)

 しかし、長いことカレイ狙いをしてきたが、あまりおなかの中に魚が入っていたということは少ない。だいたいが、泥混じりで何か甲殻類のからのようなモノが入っていたりすることが多い。
 上の写真のベラは、カレイが砂に潜る行動をした時に、砂に潜って冬眠していたあかちゃんキューセンベラが目の前に飛び出して、それを「チャンス!」とばかり次々と飲み込んだと考えるのが妥当でしょう。

 次に、『カレイの引き釣りは可能?』への答えですが・・・・
 以前、友人と島根半島の漁港でカレイ釣りをしていたとき、釣れないのでキスでも来ないかな・・・・と引き釣りをしていたら、石ガレイの25~26㌢が2枚釣れたことがあり、強く印象に残っています。
 ルアーの件と同じで、喰いの立っているときに目の前をゆっくりとエサが動いていれば、当然喰ってくるのは想像にかたくありません。
 時々、喰わない時に仕掛けを引いてみますが、たいてい越冬ギスなどがクイーっ!と当たってきます。
 また、エサ盗りのベラやフグにも目立つとも言えますね。

 最後に、『カレイは夜釣りで狙えるの?』への答えですが、かなり昔から浜田の5号岸壁などではカレイの夜釣りが普及していました。
 夜釣りのメリットは、昼間に比べるとエサ盗りが少ないことが挙げられます。
 たしかに、カレイは乗っ込みの時深場から浅瀬にくる時、夜に移動するとも言われていましたので、当然夜も行動できることになります。
 しかし、夜行動することと、エサを探して動くこととは違うので、とにかくエサがあれば食いつくというわけにはいかないようです。
 浜田漁港の5号岸壁のカレイも、最近よくお話させていただいている「ブログの先輩」が夜釣りで釣っている状態には共通点があります。
それはどちらも『灯り』があると言うことです。夜の灯火に集まるのは夏の虫だけではありません。水中のプランクトンや小魚もよく灯りに集まっているのを見かけることがあります。
 こんな場所に来ているカレイは、お兄ちゃん方に例えて言うなら広島で言えば流川、博多なら中州、札幌ならススキの・・・・という具合に、やる気満々で夜の繁華街に来ているわけですから、当然エサがあれば食いついてくるわけです。
 灯りが無いと釣れないか・・・と言うと、当然これも目の前にエサが来て、潮さえよければ喰ってくるわけです。

 以上、3点をまとめてみますと、釣れなくはないが一番の理由はどの釣り方もその本命のおさかなが邪魔?するのでは・・・と思うわけです。
 つまり、Mリグならキビレが・・・
 引き釣りならキスや、エサ盗りのベラやフグ・・・
 灯りの無い場所での夜釣りはアナゴやゴンズイ・・・・・が。
PR

2009/01/04 20:00 | お魚の生態

<<まだ初釣りには行っていません | HOME | 私の正月の過ごし方・・・>>
忍者ブログ[PR]