忍者ブログ
寅次郎に会えたか。
私の好きな作家に司馬遼太郎さんがいる。
 その司馬さんが、ずいぶんと前に山口県防府市で講演した時のこと、松陰(吉田松陰)は弟子たちの長所をなるべくさがしてほめた。鋭い頭の持ち主は他人の短所ばかり目につくが、松陰は優しく。長所に目を向けることができた。皆さんは人から「おまえの長所はこれだ」といわれたことはありますか。教えてもらった人はわずかだと思います、不幸にして、吉田寅次郎に出会うことはないのです。私もそうでしたと。

    
  
 司馬さんは中学2年のとき、《寅次郎》に会うことができた。
国語の先生が、作文の授業のとき、教室中がざわざわしていた。福田定一君(司馬少年)は騒ぎには入らず、窓の外をぼんやり見ていた。勉強に熱が入らず、ぱっとしない中学生活を送っていたころのこと、将来にあまり希望もなかったそのとき、先生がクラスメートにいった。
「みんな彼を見ろ、窓の外を見て、何を書こうかと考えている。ざわざわしないで彼のようにやれ」と。
ただぼんやり外を見ていただけなのにほめられた。
「こんなことは幼稚園以来はじめてのことでした。そんなにおれを認めてくれたのかと感激して、しかしだからといって真面目になったわけではないのですが、少なくともその感激は心に残っています」と・・・・・・・・。

 私はと言えば、鴨谷師から「君のことは小うるさいヤツだと思っていたが、逃げないから買っていた」との評価に、嬉しかったのか55年ちかくもの全日本サーフ連盟の会員生活を続けている。
 私の短所であるところの「小うるさい」と言われただけだったら、鴨谷師から疎外され、とっくに連盟から離脱していたことでしょう。

  

(鴨谷師の奥さまにシャッターを押していいただいた写真)

 鴨谷師の奥さまから「娘といつも話している、小池さんが一番(病気になられてから)よくしてくれたねと」と、言っていただいたのもうれしい一言でした。






































PR

2021/08/12 12:12 | 小難しいお話
『あなたに恩人は何人いるか』
名古屋の朋、大田さんからいただいた《名言手帳》という本。
その時代、その時代における各界の著名人がいろいろと書いている。

           

 その7章、73番に永六輔さんが書いた《あなたに恩人は何人いるか》というのがある。
そして、生きているということは、誰かに借りをつくること 生きてゆくということは、その借りを返してゆくこと」とあります。

 その最後に竹内政明氏が「人は誰でも、恩と情けの多重債務者である」と結んでいる。


 私の恩人、釣りでは鴨谷師を始めとして非常に多くの方々にご恩を受けている・・・今でも、そしてこれからも・・・・・・・。

  

(何年も経ち、やっと鴨谷師のすぐ横に座れるようになった頃の写真、私の向こうは大田さん)

  

 (せめてものご恩返しにと、あちこちの温泉にご案内をしていたころ)

 ダイワのフィールドテスターに推薦くださった方とか、会社で運転職から事務職、そして管理職に押し上げていただいた社長や取締役の方々とは今でも30年ちかく年賀状をお出しし、そしていただいています。



(ダイワのテスターとなって初めての取材は月刊釣り情報のキス釣りでした)


 お話は変わって、現在おこなわれている《東京オリンピック》日本で最年少での金メダルを取ったスケボー少女。
テレビでスケボー経験者の解説では「上下関係もなく、人間関係を気にせず・・・・、師匠も無いので、技はYouTubeなどで・・・・」とか言っていました。

 このように褒めそやされ、これからまだまだ誰の世話にもなっていない、恩人がいないと思う日本人が増えていくのだろうか・・・・・。
 ただ金メダルを取った少女が記者団からの質問に「笑顔です!」と言ったのには少々救われた気がした。



























2021/08/01 10:49 | 小難しいお話
木鶏。
名古屋在住の朋友大田豊明さんから本が届いた《安岡正篤 心に残る言葉》。
中で、第二章 先哲の言葉に光を当てるの中「木鶏の逸話」というのがある。



 人間社会、特に《天狗》という呼称がもっとも多く使われる、釣りの社会において非常に考えさせられる逸話だと思う。

 面倒くさいと思わず、紺色になった《安岡正篤》《木鶏》をクリックして読んでみてください。
 身の廻りに素晴らしい釣り仲間が増えるでしょう!
反対に、このお話が理解できない方は《天狗》のまま、威張ったり自慢したりと一見周りからもてはやされながらも、さみしい釣り人生を送ることでしょう・・・・・・・・・。



  




2021/06/27 13:37 | 小難しいお話
報道のあり方?
箱根駅伝、私の大好きなイベントである。

 主催と言うか、メインスポンサーの読売新聞社に好意を持てないメディアが騒ぎ立てたことなのか・・・・・・・・?

 箱根駅伝で逆転優勝したアンカーが、違った意味で大きく大きく取り上げられている。
22歳の男性にとって、4歳くらい年下の異性に興味を抱くのはごくごく普通のことだと思う。

 手段としてSNSとやらで(私はよお使えません)知り合った是非はともかくとして、18歳だという女性と・・・・・・・・・・。
ことの後」17歳だと打ち明けられたとか・・・・・・。

 じゃぁ、この時すぐに警察に出向き「18歳と言ったからことに及んだが、行為の後に17才だと言いました」と告白したら無罪だったのだろうか?????

 これが箱根の著名なランナーでなかったら、ここまで《実績》《名入り》《写真入り》で大きく取り上げられたのだろうか?
 あるいは、日本には類似事件は皆無なのだろうか?

 この有望なランナー、実業団での活躍はおろか就職もままならないかもしれない。

 どうもマスコミの取り上げ方に納得のいかない事柄ではある。
これに関わったマスコミの皆さま、御自分の胸に手を当てて・・・・・、あなたは一点の曇りもない人生を送って来ましたか?






2021/05/28 20:26 | 小難しいお話
調子に乗る・・・・・。
私は小学生のころから《お調子ぃ》と言われるくらい、悪ふざけをする今から思えば恥ずかしいような子供でした。

 私は日ごろからキリンビール350ml缶のあとは、主に薩摩の芋焼酎をロックで2杯飲むのがしきたり?となっています。

 愛犬ぷりんとの別れがあり、薬に頼ることの多い日々でも、調子に乗って飲んでいましたところ、11月の終わりに夜なかにお腹が痛くなり、食欲が無くなりお酒も抜く日が何か・・・・・。
 掛かりつけの先生に、食事前と食後の薬を処方していただき、なんとか朝・昼・晩と食べられるようになっています。

 私の調子に乗るお話はひとまず置いといて、最近《調子に乗る》で感じるお話を二つ。

 前総理大臣の在籍時に、誰が考えてもおかしい《桜を見る会》の前夜祭が開催された一流ホテルでの《補填金》、総理の現職時代に検察は一切ホテル側に調査に入らず
 退任した今、どこやらの大統領を降りたら漏らさず捜査の手を伸ばす、民度の低いお国と同じように事情聴取などと・・・・・・、国際的に恥ずかしくないか!恥を知れ!!!!!

 その前総理大臣が、むりやり検事総長に据えようとした元東京地検検事総長、賭けマージャンで責任をとって失脚しましたが、今になって起訴だとか・・・・・・・。
手の平を返すような・・・・・・。

 本業が博徒ならともかく、あの金額での賭けマージャンをやった者を一々起訴していたらどうなる?
 日本全国のマージャン愛好家や、ゴルフ愛好家まで漏れなく《賭け》で起訴するようになったら、通常の犯罪が裁ききれませんぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 私はこのブログで、散々前総理大臣などのやり方を批判してきましたが、今の検察や野党は国民の《声》が後押しをしているからと言って「調子に乗って」やり過ぎているのでは?

 やりたい放題の共産主義大国のとある国など、大昔のこと権力者が倒されたら、次に権力を手にしたものが前権力者の墓を暴くなども行われることもあったようだ。

 だから、「返還、返還詐欺」のようなもう一つの《ロ(カタカナ)》が付く社会主義大国は大統領を降りたのちは、絶対に訴追されない条項を規定し、それに現大統領が署名したとか(よほど後ろめたいことをやっているのでしょう)

 我が日本の長い歴史で、一件だけそれに似たお話《顕宗天皇》がありますが、共産主義大国とはまったく違う対応がされたそうで、私は日本の国民性を大いに誇りに感じているところです。
「親を雄略天皇に殺され、兄弟で兵庫県の三木市にある志染の石室などに隠棲し、のちに天皇の血筋として迎えられ、兄弟で譲り合ったのち弟の仁賢天皇が即位、そのときに兄(のちの顕宗天皇)に、親の仇の雄略天皇の墳墓を破壊するよう命じたが、兄は墳墓の端をちょこっとだけ掘って都に帰り、仁賢天皇(弟)に、仇よりも人心の掌握を」と言ったとか。

 良識のある検察であってほしいと思うのであります。


2020/12/27 19:21 | 小難しいお話

<<前のページ | HOME | 次のページ>>
忍者ブログ[PR]